アラフィフ主婦の日常ブログです。
合い言葉は
「今日も良い日になるようにやってみるわ」。
良い本に巡り会えた時は感想書くように
頑張ってます。好きなことを手放さないように。
2023年読書4冊めのスピンオフ
別の世界に飛ばされたんじゃない、
自分の世界を見つけたんだ。
自分の望んだ世界へ行ったんだ。
自ら生まれ変わって。
グレートジャーニー
「太陽はひとりぼっち」は
3つ、お話が入っている。
2つめまで読んで、同じ舞台だけど
話の主人公が変わっていたことに
気づいたので…
3つ目の話の主人公は誰?
と思いながら読み進めたら
おばあちゃんの話の時にも
ちらり、ちらりと出てきていた
担任の木戸先生だったー!!!
意外なスピンオフ。
先生は小さい時、
兄が行方不明になっていて…
事件か?事故か?と揺れる中で
神隠し…パラレルワールド…という
オカルトの世界を同級生から教えてもらう。
先生は、
もしかしたら兄は
どこかべつの世界に
行ってしまったのではないか、と
兄を生きている存在として考えていること。
その上での
なんと温かいラストに向けてのシーン。
その2つは、
久しぶりに、私に
「お話って本当にいいものだ」
「本が自分のそばにあるというのは
本当にありがたい」
と思わせてくれた。
その理由は、お話の意外性もあるし
ストン、ストンと心に入る
作者さんの文章の書き方もあるし、
そして
花実の懐の深さもある。
先生と花実の
しっかり向き合った心のやり取りは
花実にとっても、先生にとっても、
読者にとっても心地よいと思うから。
こんなに集中して読んだのは久々かな
というくらい集中したので、
私も花実のいる町に
お邪魔した気分だった。
この集中する感じと
トリップ感が
読書の醍醐味だと私は思う。
お兄さんと木戸先生がどうか
これからもあたたかい
茜色の世界にいてくれますように。
「太陽はひとりぼっち」
鈴木るりか 著
小学館

