いつもご訪問ありがとうございます。

このブログでは、

認知症のじいちゃん(父)との在宅介護で感じたこと、

試行錯誤の経験を綴っています。

皆さまの介護の一助になれば幸いです。

 

 

10日ほど前、

じいちゃんがまた転倒してしまいました。

「どうして今…?」
そう思うのは、

いつも決まって、

ほんの少し目を離した一瞬のこと。


普段は介助がなければ

立ち上がることさえやっとのじいちゃんが、

なぜかその時だけは動けてしまう。

 

介護をされている方なら、

この「防ぎようのない瞬間」の恐ろしさを

分かっていただけるかもしれません。

動かすとかなり痛がる様子があり、

前回の骨折のこともあったため、

救急センターと相談して救急車を呼ぶことにしました。

 

 

救急車の中で起きた異変

 

幸いにも骨折はしていませんでした。
しかし、安堵したのも束の間、

搬送中の車内でじいちゃんの容体が急変したのです。

血中酸素濃度が著しく低下し、

酸素を投与しても「71」まで下がってしまいました。


そのまま緊急入院。

原因を詳しく調べるには、

今のじいちゃんの体力では耐えられないような検査が必要です。

 

最悪の場合、

薬によるアナフィラキシーショックの危険もあると言われました。

さらには、症状を改善するための投薬そのものが、

じいちゃんの体に大きな負担を強いるという現実。


良くなるための治療が、

今のじいちゃんにとっては命を削る選択になりかねない……。


その事実に、胸が張り裂けそうでした。

 

 

ミトンをはめられた手、届かない謝罪

 

 

入院してからの数日間は、

本当に辛い時間でした。
 

じいちゃんは意識が朦朧とする中で、

無意識に酸素チューブや点滴を引き抜こうとしてしまいます。

安全のため、

じいちゃんの手には「ミトン」が装着されました。
自由を奪われ、

苦しそうにしているじいちゃんの姿。

ミトンを嫌がるじいちゃんを見て、

私は泣きながら何度も謝ることしかできませんでした。

 

 

15分だけの再会

 

現在、病院は

感染症対策のため厳しい面会制限があります。


1日1回1人、わずか15分間。
 

その限られた時間の中で、

ようやくじいちゃんの意識がはっきりしてきました。


おかげさまで酸素投与もミトンも解除され、

少しだけ日常のじいちゃんに戻ったような気がして、

心の底からホッとしています。

今はただ、

一日でも早く落ち着いて、

退院できる日を待ち望むばかりです。

在宅でも施設でも、

予期せぬ事態は突然やってきます。


自分の判断が正しかったのか、

もっとできることはなかったのか。


自問自答の毎日ですが、

今はじいちゃんの生命力を信じたいと思います。