日本の色の歴史を知る、草木染めのワークショップ
今年の1月、紅花染めからスタートした草木染め倶楽部。
藍の生葉染めは、夏ならではの染色です。
藍が元気に育つこの季節だからこそできる、まさに「夏のお楽しみ」。
実際に葉を使って染めてみると、植物からこんな色が生まれるのか!と、改めて自然の色の面白さを感じます。
でも、今回の草木染め倶楽部は、ただ染め物をするだけではありません。
テーマは、「日本の色の歴史」。
今は、洋服でも着物でも、好きな色を自由に選ぶことができます。
けれど、昔の日本ではそうではありませんでした。
平安時代には、身分によって使える色が決められていたり、季節を表現する美しい色合わせがあったり。
江戸時代になると、町人文化の中から「粋」という独特の色彩感覚も生まれます。
植物染色が中心だった時代にも、日本には実に豊かな「色の文化」があったんですね。
そして、そこから大きく時代を変えたのが化学染料です。
1856年、イギリスで世界初の合成染料とされる「モーブ」が発見されました。
その後、日本にも化学染料が入ってきます。
明治時代になり、身分制度も大きく変わっていく中で、これまでとは違う鮮やかな色や柄の着物も広まっていきました。
今、私たちが当たり前のようにたくさんの色を楽しめるのも、実はこうした歴史の積み重ねなのです。
今回の倶楽部では、
「なぜ絹は染まりやすいの?」
「植物からどうやって色が出るの?」
「藍はなぜ日本で広く使われるようになったの?」
「昔の庶民はどんな色の衣服を着ていたの?」
など、染色の歴史だけでなく、ちょっとした化学のお話もしました。
そして最後は、実際に藍の生葉で染めてみます。
歴史を知ってから染めてみると、いつもの「染める」という作業も、少し違って見えてきます。
植物から色をいただき、その色を昔の人々がどのように暮らしの中で使っていたのかを知る。
草木染めって、なかなか奥が深いのです。
参加された皆さんからも、嬉しいご感想をいただきました。
「色の歴史まで知ることができて面白かった」
「実際に染めてみると、植物から色が生まれることを実感できた」
など、楽しんでいただけたようです。
そして、草木染め倶楽部はあと4回。
季節が変われば、使える植物も、染まる色も変わります。
これからどんな色に出会えるのか、私も楽しみにしています。
今回お話しした日本の色の歴史については、まだまだ書きたいことがたくさんあります。
平安時代の色、江戸時代の「粋」、藍が広まった理由、化学染料の登場、そして「なぜ絹は染まりやすいのか?」という化学のお話まで。
詳しい内容はnoteにまとめました。
ぜひ、こちらも読んでみてください。
👉 「日本の色の歴史を知る、草木染めのワークショップ」
そして、草木染めに興味のある方は、残り4回の草木染め倶楽部にもぜひご参加ください♪








