日本の「色」の歴史って、実はとっても面白い!
普段、私たちは「今日は何色の服を着ようかな?」って。好きな色を自由に選んでいます。
でも、昔の日本では実はそうじゃなかったんです。
なんと、「何色を身につけていいか」が身分制度の中で決められていた時代があったんです。
飛鳥時代の冠位十二階では、位によって身につける色が定められ、平安時代になると「禁色」や「当色」など、身分によって使える色がさらに細かく分けられていきました。
江戸時代にも、幕府は何度も奢侈禁止令を出しています。
「派手な服を着ちゃダメ」
「贅沢な素材を使っちゃダメ」
そんな制限があったからこそ、町の人たちは藍や茶、鼠などの限られた色の中で、微妙な色の違いや染めの工夫を楽しみ、「粋」という独特の美意識を育てていったんですね。
そして、もう一つ注目したいのは、昔の色は作るのも大変だったということ。
現在は染料を入れれば簡単に鮮やかな色に染められますが、化学染料が登場するのは意外と新しく、世界初の合成染料「モーブ」が発見されたのは1856年。
日本でいうと江戸時代の終わりの方、明治になる1868年のたった12年前。
割と新しいですよね。
つまり、それ以前の美しい赤、紫、黄色、青などは、植物や泥、灰など自然のものから色を取り出して染めていたんです。
そう考えると、あのマリー・アントワネットの華やかなドレスだって、基本的には化学染料が登場する前の時代って思うと、なんだか不思議です。
あの鮮やかな色も、当時の人々が自然の中から取り出した染料で染めていたんですよ。
こうして歴史を調べてみると、「色」という身近なものが、面白い研究対象に見えてきます。
そして、自由研究なら、歴史だけじゃなく、実際に実験もしたいですよね。
自分で植物を使って布を染めてみましょう!
玉ねぎの皮、ブドウの皮、身近な植物など、家にあるものでも染められるものがあります。
同じ材料でも、
・煮出す時間を変える
・温度を変える
・媒染剤を変える
・布の種類を変える
・染める回数を変える
……など、条件を変えてみると、色が変わります。

「どうして同じ植物なのに色が違うんだろう?」
「絹と木綿では、どちらがよく染まる?」
「媒染すると何が変わる?」
そんな疑問を一つずつ調べていけば、ただの「布を染めてみた」から、立派な自由研究になります。
媒染剤もスーパーで買えるミョウバンを使ってみたら簡単です。
歴史を調べて、仮説を立てて、実際に染めて、結果を比べてみる。
植物染色は、実は「歴史」と「理科」と「ものづくり」が一緒に楽しめる、とっても面白いテーマなんです。
藍染めは春から種を蒔いて開始しないといけませんが・・・・。
玉ねぎやブドウは今からでもすぐに集められますよ♪
昔の人が自然の中から色を取り出していたことを知ると、いつもの植物や果物の皮まで、ちょっと違って見えてくるかもしれません。
日本人は、どんな植物から、どんな色を作ってきたのか?
そんな「日本の色の歴史」を、少しずつ調べてみました。
植物染色の歴史と、実際に染めてみるときのポイントを、noteに詳しくまとめています。
夏休みの自由研究にも、大人の「ちょっとやってみたい」にもおすすめです♪
ぜひ、身近なところから「色」を探してみてくださいね。
より詳しく、歴史や方法をこちらの記事に記載してみました。
もっと知りたい方はこちらもどうぞ~♪



