ピンクで書かれた お話しの
         続き を作ってみました。
         よければ  お読みくださいませ晴れ   


           
    
                    「不思議な実」


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むかしむかし あるところに 
お日様色をした実がなる木がありました。
あんまり深い森の奥だったので、誰もこの木のことを知りませんでした。そして、この実が不思議な力をもっていることも。

ある日のよふけ。
いっぴきの子ダヌキが、ふしぎそうに
この木をながめていました。
遠い森のはずれから、なぜか昼間のように
光る空をめざして、たったひとりで
走って走ってきたのでした。

お日様色の実は、子ダヌキのやわらかい毛を
1本1本つつむように光ります。
ほんのりあたたかくて やわらかくて
いいにおい ‥‥  。
子ダヌキは、小さな手のひらを
いっぱいに広げてその実を抱くと、
そっとひと口食べてみました。

「ぽんた‥」懐かしい声が耳いっぱいに
広がりました。子ダヌキはおどろいて、
あたりを キョロキョロ見まわします。

おそるおそる もうひと口食べました。

「ぽんた‥」
ききたくてききたくてたまらなかった
母さんの声です。 

カプリ‥カプ‥。
子ダヌキは 夢中で木の実をほおばりました。

そのたびに 声は 子ダヌキを抱くように
ひびきました。

「こんなところにいたのか。」
枝をかきわける音がします。
「夜中にだまって外に出るもんじゃない。」
子ダヌキをさがしにさがして息をきらせた
父さんたぬきでした。

子ダヌキはまんまるい目で父さんを
見つめながら、食べかけのお日様色の実を
差し出しました。

ふしぎそうに父さんはその実をひと口食べました。
思わずすべり落ちそうになった実を、
小さな両手がささえました。
そして大きな手のひらにだいじそうにのせました。

父さんタヌキは、目をとじてゆっくりとひと口、またひと口、食べました。
両手でかかえてたべました。

空が明るくなりはじめました。
ほんとうの お日様がもうすぐ顔を出します。
ふしぎな木の実はひとつ もうひとつと
眠るように、光らなくなりました。

父さんタヌキは子ダヌキの頭をなでると
背中をむけてしゃがみました。
子ダヌキは嬉しそうに飛びつきました。

「父ちゃん。
   あの実また食べにこれるかな?」

父さんタヌキはなにも言わず、
しっかり子ダヌキをおぶったまま 
枝をふみしめ ザクザクと 歩きました。


                                               おわり


クローバー拙いお話し、
    最後までお読みいただき
      ありがとうございましたクローバー

           おやすみなさい🌙       もんカメ