☆この物語の登場人物達☆
勝は実は今は無職。
しかし 婚活イベントで知り合った順子には
「吾輩は 工場で働いている。 休みは不定休。
休み希望出したら けっこう好きに休める」
と 嘘を言いながら 過去2回 デートをした
ツワモノ である。
勝は 気功師になるため 確かに 色々なセミナーに出かけて 中途半端な ヒーリング技は 身につけたつもりだった。
だが あれやこれや スキルを身につけようとするので 結局
本格的には 勝の気功術の 決め手には かけてるようだ。
ある日 勝は 「ココなら」というスキルを出品するサイトにて 運命的な出会いを果たすのであった。
「ラスト☆クリスタル? なんなんだ このコスプレヒーラーは。
☆5段評価中に5の評価が こいつ多数あるぞ??
ココならサイトのエキスパートランキングで
これほどまで こいつ
すげぇんかな?
このコスプレマンが?
しかも 他のココなら出品者は 1000円以上のサービス内容な輩が多いのに こやつ たった1000円なのか?!
バカなのかな もしくは良心的な方なのかな?
これは ちょっとオーダーしてみるかな」
勝は ラスト☆クリスタル先生に オーダーし
色々 1000円分の内容を 施してもらえた。
「こやつ
見た目以上に すごい……
さすが ☆5評価の 多くの依頼者に 感動的な感想を投稿されてるだけはある。
そして勝は さらに
「オプション500円 かめはめ波気功」
も ラスト☆クリスタルから オーダーしたようだ。
なので
いちおう かめはめ波気功を メッセージのやり取りで教えてもらった 勝。
「イマイチよくわならなかった。
かぁーーめぇーーはぁーーめぇーーはぁーー
この 母音を伸ばすのが倍音効果なんだって?
あーー とか えーーーとか 倍音効果があるだってねぇ〜。
邪気を吹き飛ばす効果もあるのねぇ〜。
ドラゴンボールの孫悟空にでも、なった気でいなさいだと〜
あぁーーーーオプションは 損したかもしれぬ」
勝は とりあえず「かめはめ波気功」を軽くインプットしたつもりだが 元々 かめはめ波だなんて
胡散臭いと思ってるので
今回もまた かめはめ波気功も勝の 決め手スキルには
ならなかった。
そしてある日 琴ヶ浜という 音がキュッキュッと鳴る海水浴場に 順子を連れてドライブをしてる時のこと。
信号がなかなか変わらない
横断歩道では信号が 青なのに渡らない変な
おばあさんもいる。
5分後……信号がまだ変わらない。
勝は イライラしてきた。
順子も イライラが伝染したのか
貧乏ゆすりしてイライラを おさえているようだ。
7分後 順子ともイライラしてきまづくなったのもあるが 勝は 思わず 怒りを信号に ぶつけて
こう叫んだ
かめはめ波ーーっ
すると 不思議と 信号が変わった。
「えっ 吉川さん
すごい!?」
思わず 勝に拍手した順子
しかし
横断歩道では赤なのに 逆に 横断歩道を
飛び出してきた おばあさん。
わぁーーっ
間一髪 おばあさんをかわしたようだが
勝は あまりに怖かったのか 興奮して
おばあさんに こう言った。
おいゴラァ ババァ。
おめえ 信号が赤なのを わかってて飛び出しただろっ?
ふざけんなよ
おばあさんは 悲しい顔で そのまま 歩いて行った。
「ちょっとちょっとちょっとーー吉川さん。
おばあさんに向かって なんなの その態度はー」
順子は 吉川の悪態にキレた。
「吾輩は 悪くない。
あの ババァが悪い」
「まぁ あなたが言うのは一理はあるよね?
でも あなたは 間違ってます。
今言わせてもらうけど
吉川さん。
あなたは 本当はニートでしょう。
今の今まで あえて知らんふりしてたけど
バレバレだったからね」
「なんでわかったの順子さん」
「休みも 平日に 2回も合わせてくるし
メールしてくる時間帯が なんか 不自然だった。
そして 仕事内容も なんか うやむやな発言ばかりしてたからね あんたは!」
順子の 名探偵が推理を言い当てたような発言に
勝は 激しく凹んだようだ。
勝の 悪態……その日以降
順子は 勝とは 会うことはなかった。
2019年の6月のことだった。
2019年7月
それから 勝は 仕事も採用されない
順子風なガールフレンドさえ できない
金もない
気功師目指すが 胡散臭いやつと皆から言われる。
いっそ死のうかとまで思い悩んで
梅雨の雷雨の中
日御碕で 雷の音を聴きながら
雨に打たれていた。
土砂降りの雨が 勝を 打たせ湯のように 襲う。
ゴロゴロと雷の音が鳴り響く中で
靴下まで ずぶ濡れ。
急激な悪寒と吐き気
「死のうと思うのは考え直そう。
雨に猛烈に撃たれるだけで
ここまで しんどいだなんて
もお帰るとするか」
ガタガタ震えながら 勝は
前方の 崖沿いを眺めた。
☆日御碕画像
☆日御碕画像
崖沿いの方に目を向けると
なにやら50歳手前くらいの「北村天津」という名前の男が 闇金絡みのマフィアに追われているではないか!!
北村よー
我ら闇金絡みのマフィアに 金を借りて 2年も放置してたのは オマエだ
とアビディは 銃の引き金を北村に向けながら言った。
「そして 払えないといって ここまで 逃げてくるとはな……
だが 見てみろ 北村よぉ
すぐそこは 崖だぞ?
心中する気か」と死利留は微笑んだ。
「吾輩の推測………多分
北村がマフィアから借りた金を 長い間支払えない もう二度と払えない(妨害な利子とか つけられて)
から 奴らに殺されそうになった。
それで 日御碕から 飛び降りて
死のうと考えたに違いない
けど 日御碕から飛び降りるのも怖い
かといって
このままマフィアに射殺されるのも地獄
そんな行った感じか???」
勝は ボソボソと分析した。
北村は どんどん追い詰められてるのがわかる。
「くそぉ吾輩が なんとかしなければ
ヒーローなら
こんな時に出て行って
悪に ワンパンかますのになあ」
なにもできない 勝は 地団駄を踏んだ。
あと少しで 北村は崖に落ちる ところまで マフィアらに銃を突きつけられているのが 勝の目に映った。
(吾輩は 人も 助けられないの?
それって ヒーラーのすることかな?
ヒーラーは人々を癒すのが仕事。
ヒーラー もとい 吾輩は ヒーローにも
なりたい。
ヒーロー
吾輩の好きなヒーローといえば
あっ
ドラゴンボールの孫悟空だった)
思わず孫悟空のことを考えたら 考えるより身体が動いて
いつのまにか シリルとアビディの目の前に
勝は歩を進めていた。
「WHAT?」
シリルは 思わず 首をかしげながら 勝に言った。
「Do you know?」
北村の仲間かと思ったのか
アビディは 銃口を北村から 勝に向け変えた。
北村は その隙に逃げようとしたのだが
崖から 移動して
数m安全なとこに行った……
行ったつもりだが
腰をぬかしてるみたいだ。すなわち腰がひけて逃げたくても逃げれないようだ。
(だめだ……吾輩 撃たれる。
明らかに 標的が 理不尽?
いや 取引の邪魔した吾輩が悪いか。
身体が勝手に こんな時に動かなんて )
「マフィアってもんは 邪魔だてが 大嫌いなんだヨォ!YOU MUST DIE」
シリルは 勝に向かって叫びながら銃口を 勝に向けた。
その隣にアビディも シリルと同じように銃口を勝に向けた。
しかし 勝は あきらめなかった。
ふと かめはめ波気功はミラクルを起こすと あのヒーラーが言ってた言葉を思い出した。
なので それを思い出した勝は
数歩 バックステップした。
そして 勝は あの漫画のポーズを決め出した。
「吾輩は あきらめない。
なぜなら 真のヒーローとなるからだ。
くらぇーーーっ!
かぁーめぇーはぁーめぇー波ーーっ」
かめはめ波のポーズをマフィアに仕掛けた
しかし
なにも起こらなかった。
しばし 静寂の時が流れる。
そして シリルとアビディは あまりに カッコ悪い
勝を嘲笑しはじめた
くそぉ
勝が かめはめ波気功って
こんな時のためかと 思って使ったのに
何も 起こらなかったから
叫んで
舌打ちした
その時
ゴロゴロ
ピカーっ
シリルと アビディに 雷が直撃!!
そして そのショックで
マフィアらは崖から海に落下していった。
銃が おそらく落雷しやすい器材を使ってたのだろう。
「ありがとうございます。
あなたは ヒーローです。」
北村天津は 勝の一部始終を見て
感極まってる。
「いや 吾輩はヒーラーなり!
かめはめ波気功 ここで ミラクル起こしたなり」
勝は北村に手を差し伸べた。
「ありがとうございます。
あっ わたくし こういうものです」
なんと 北村は山陰の新聞記者だったのだ。
このことが きっかけで 勝は 一躍 時の人となり
ヒーラーとして 本当に活躍できるように
なったのであった。
完











