アイドルポリス前編〜マダム・スナイパー現る | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

「うわーーーー
あっきー、ランラン、ゆな、ルカ、十愛さんまで……
なんてことしてくれたのーー
マオ署長ーーー!
そして
その子分らめ……
マオ……
あなたが悪の秘密結社の総長として
マダム・スナイパーを創り出したって……
わ、た、しも ここまでなのね……

上で ガタガタ震えていた 何処の馬の骨かわからない人が
この後に及んで
突如 現れた ワープゾーンに入り脱出してるし……

うちら
アイドルポリスは十愛さんの自爆により守られて……

守られて
守られてないじゃん……

十愛さんまでもがーーー

いやぁああぁああ」



奇声をあげながら めぐみんは楽屋で目覚めた。

「地下アイドルフェス」の楽屋にいた
アイドルポリスの6名と 次にステージを控えていた
(クリスタルボウル演奏家の向井エミ)は 
めぐみんの声に(寝言) めちゃくちゃ驚いているようだ。


「ちょっと皆さん良いですか〜青森ヌンチャクガールの あっきーです。
どんな悪夢を めぐみんが見てたのか 只事じゃないと思いませんか〜??」
と あっきーは ヌンチャクを持って 昔のジャッキーチェンみたいな構えをとりながらアイドルポリスらに問いかけた。

「やったもねえなぁ。
たかが悪夢で うなされてただけだろ?
めぐみんの奴、今朝のリハーサルで
振り付け覚えてねえから
ウチが 罵倒したから
ネガティヴになってたんじゃねえの?
それでネガティヴな悪夢を見たんだろ?」

リエコは本番前に そんな事構ってられるかとばかりに入念にストレッチしながら メンバーに言った。

「めぐみん……大丈夫!?」
十愛は そっと めぐみんにフィアンセの汗拭きシートを渡した。

シャンプーの甘い香りが広がる。

「十愛さん ありがとうございます。」

「ところで なんで 夢の中で マオ署長だの
マダムなんちゃらって 言ってたの?めぐみん。」 
ゆなは 動画で次のステージの振り付けを確認しながら めぐみんに聞いた。





「ゆなに みんな……聞いてください。
マダム・スナイパーって連続殺人鬼が 現れ
一ヶ月で100人近くの人がマダムに殺されました。
そして 私達アイドルポリスらがマダムによって
全滅させられたんです。
夢の中で」

めぐみんは マダム・スナイパーの絵を ざっと描いてメンバーら&クリスタルボウル演奏家のエミに見せた。

「怪しい目をしとらんじゃのお。このマダムなんちゃらって奴〜
ぼっけえこええわ。」
ランランは岡山出身なので コテコテの岡山弁で めぐみんの描いた マダム・スナイパーの絵を見て言った。

「マダム・スナイパーって 今現在は実在してまてぇーーん。 
誰やねーーん。 」

鼻につく 喋り方のルカは めぐみんに 甲高い声く大きな声で言った。

「やはりマダム・スナイパーは 悪夢に出てきた怪物なのね?そりゃ実在するわけないか……」

めぐみんの呟きに なぜか 出待ちの 向井エミが
めぐみんの額あたりを睨みつけた。
もちろん なぜ
エミが めぐみんの額を睨みつけたかは
理由までは わからなかった。

「ちょっと皆さん良いですか〜
マダム・スナイパーだけじゃなくマオ署長らを夢で
連呼してたけど??
なぜですか〜?」
あっきーは今度は ヌンチャクをブルースリーの映画のワンシーン風に動かしながら めぐみんに聞いた。

めぐみんは とても信じられないとばかりに
唇を震わせながら
アイドルポリスらに
夢でのマオ署長らについて伝えた。


「隣の地区の凄腕&強面刑事のマオ署長……
今年起きた 連続放火魔事件も解決したことは記憶に新しい。
そして側近のクォン・ナムは 厄介な闇金組織を一人で頭脳派作戦で潰した凄腕警察として表彰された。

マオ署長の同じく側近のパク・ミンスは多くの詐欺事件を昨年は暴いた 警察官の鏡として バズった

けど それは……表向きの顔であり
マオ署長は 本当は闇の秘密結社のボスだった。
マダム・スナイパーという人造人間(殺人マシン)を開発した。
ナムやパクは 本当は チンパンだったんです……」

めぐみんの夢の話にキレた リエコは 果物ナイフを
めぐみんの方に(ぎりぎり当たらない位置に)投げつけた。
「単なる悪夢だろ?ステージ前に うだうだほざくな
めぐみん
みんなの士気を下げる気か!?良い加減にしろや」

「リエコの言うのも もっともかもしれませんね。
エミさんの後は私達のステージなので
気を引きしていかなくては」
と 十愛は リエコの激しい行動を然りながら
めぐみんに言った。

「怪事件を次々と解決してるマオ署長らに 私は嫉妬してたから
そんな夢を見たのだと思います。
ご迷惑をおかけして すいません皆さん!
マダム・スナイパーなんて殺人マシンも現実に
存在しないことがわかったし
安心しました。」
と めぐみんは 皆に 深く頭を下げて
謝った。


そして 「高島さや」(今、ステージにいたアイドル)の ユニークなステージが終わり

「クリスタルボウル演奏&歌」の向井エミの出番ですとアナウンスが聞こえた。







ステージに上がる前にエミは そっと めぐみんに
「プレゼント箱」を渡した。

「これは龍神に導かれた我が師匠 大乗和尚の形見です。 シンキングボウルだそうです。
しかし とても小さいし、音も微妙なものでした。
でも なにやら特別な力を持っている予感がするんです。 
私には よくわからない代物ですが、あなたならきっと 役に立つはず。」

エミは そっと めぐみんに 小さなシンキングボウルの入った箱を渡した。

「オカルトかよ 
おまえら……
ありえない妄想ばっかり言いやがって」

その様子を見ていた
リエコは めぐみんの後ろで 他のメンバーに聞こえないような声で 舌打ちしながら言った。

しかし……

「リエコ!! 出番前に喧嘩しないの!
マオ署長らも 今日は観に来てくれてるから
マオ署長らにも 良いとこ見せましょうよ」

と十愛は言った。

「えっ?マオ署長が来られてるんで……す……か???」

震えながら めぐみんは 十愛に言った。
 
「心配しなさんな。
なんか 私もね 今朝から悪寒を感じてたの
だから 変な奴が入ってこれないように
あえて多忙な マオ署長らを呼んだの。
まぁリエコの案だけどね。
ああ見えてリエコって 律儀だし」

(治安維持のためにマオ署長が来られてる??
でも なんなの この不安は……)
めぐみんの心の叫び。


そして エミのステージの後に「持ち時間30分」
アイドルポリスのステージが始まった。


確かにマオ署長もナムもパクも来ていたが 
全く普通の お客様だったようだ。

なぜなら

「うりゃおい うりゃおい」とアイドルポリスらが叫ぶと マオらも 「うりゃおい うりゃおい」と
叫んでる。
しかも サイリウム持って 皆と一緒に楽しんでいるのが伺えた。


(なんだ……
気のせいか……)

そう思って ふとステージ上から見た奥側のカーテンを ちらっと見渡した めぐみん。



しかし 奥側のカーテンに
実在しないはずの





マダム・スナイパーが
夢で見た小型乱射特殊銃を こちらに向けていたのに気づいた。

 
「ヤバイ!あの悪夢を再現させてたまるもんですか!!」
めぐみんは異変に気づいて
ステージを降りた。

「ちょっと めぐみん……」
一緒になってステージを心配そうな表情して
降りた 十愛

「すき焼き鍋の こんにゃくを 買い忘れたからと言って 普通 こんにゃくを買いに行く?
行かねーだろ? すき焼き鍋は こんにゃくなくても
美味しい鍋料理だよ!
最後まで 美味しい鍋料理を届けようぜ十愛」

料理や料理道具を武器に使うリエコに言われ
十愛は ステージを降りた めぐみんを追わなかった。





マダム・スナイパーに追いついた
めぐみんは 「気功技・掌から火炎放出」する
大技を マダム・スナイパーに放った。

「アイドルポリスひとりひとり 超人なの!
だから
この気功を極めた技で あなたは……
人々の平和のために
燃えて……ください……」


業火の火炎が マダムを包む



「効かないわよ。フハハハ」

全く効いてない。
それどころか マダムの怪しい目を見ると 身体の動きが悪くなる めぐみん。

しかも マダムに 見つめられれば見つめられるほど呼吸が苦しくなってくる。

仕方なく マダムから逃げる めぐみん

しかし とんでもないスピードで追いかけてくる
マダム。

これなら どうだ!


ドラム缶があったので それを蹴飛ばし
マダムごと ぶっ飛ばした めぐみん。


めぐみんは何やら
洞窟のような場所に逃げる。

150㎝ある壁……

「こんな成人男性が登れるレベルはアイドルポリスにとって 屁でもないわ」

まだ呼吸も苦しいからか
けっこうギリギリの体力で 洞窟の壁の上の部屋に
潜り込んだ めぐみん。

すると遠目から あのマダムがニヤニヤしながら
やってくるではないか………


「どこへ行ったのだ……
あの曲者は……
匂うぞ」

マダムは 行き止まりを1分以上探しまくる。
そして なんと
壁の上の めぐみんと目があってしまった


「ギク……」

再び 呼吸が苦しくなる めぐみん


しかし

呼吸の苦しさは マダムが視線を外したから
ちょっとずつ楽になった。

マダムが視線を外した先には

十愛以外のアイドルポリスらと マオ署長、ナム警官、パク警官が いたからだ。


「化け物め!
おい アイドルポリスらよ
マダムみてえな化け物はオレ達が仕留める
おめえらは 手を出すなよ」
と 不気味な笑いで マオは パクやナムらを見つめた。


「だめだ……悪夢みたいな結末になりそうだ。
パクやナムに 
あっきーらが射殺されるわ
遅れてきた十愛もやられてしまう。
悪夢は防げなかったのね」



1分後


落ち着いていて微動だにしないマダム。

マオ署長はパクに 叫んだ!

「おい! パクよぉ
お前 ふざけてんのかーー
ここで
お前は
アイドルポリスを
乱射せぇ言っただろうがーーーっ!

ブチキレたマオは
八つ当たりにナムに近づいて ナムにバックスピンキックをぶち当てる。

うずくまるナム。




マオの命令を聞かないパクの様子がおかしいぞ!







「どういうことだ!
パクの中から
誰か 出てきたぞ」
とナムは腹を抑えながら
驚いていた!

「韓国のマフィア特殊スーツを操れる
男……

おまえはーーーーっ!!」

マオは パクの中の ある人物を見て叫んだ……

パクに なりすましていた
この謎の男の正体は?!
敵or味方?
後編に続く