レックスはフルートを取り出そうとしたら
大魔神は標的を 懐かしい情報を サクッと 語ったのちに レックスに定めてきた。
「そのフルートは かつて二度に渡りワレと戦った 同じ神の使いの持ち物だな!!
あやつとは千年前の何でもありGP =3分3R 本戦で決着がつかない場合 2Rの延長戦ありの試合で 戦った。
その日 大接戦すぎて 審判泣かせの試合であった。
3人のジャッジのうち2人が ジャスティちゅに票を入れたのでワレは負けたのだ。
2度目の対戦は100年前の 何でもありGP だった。
3Rにわたって その日 ワレの方が 3R全て優勢だったが ジャッジは なぜか2-1で ヤツを支持した。
結果 ワレは また敗北した。
そう言って大魔神は巨大な足でレックスそのものには直接攻撃せずに レックスの近くで思いっきり地面を踏んだ。
ガダガダガダ
地面は大きく揺れ レックスはフルートを地面に落とす。
そこを見逃さず大魔神はレックスを握りつぶそうと掌を広げてレックスを捕まえようと手を伸ばしてきた。
「させるかーー」
アゼムの伸びる槍の一撃が大魔神の動きを止める。
「ぬぬっ 」
と言って大魔神は背後のアゼムを睨んだ。
「手数で負けるもんですかーー!」
ミレーヌ の打撃の雨霰が大魔神の顔を少し歪ませる。
「そんな攻撃、ワレに効くものか
もっと激しく撃ってこい
ワレを 楽しませよ。」
アゼムも再び大魔神に攻撃を加えているようだ。
その隙に 大魔神と互角に戦える ジャスティちゅを再び召喚するためレックスは地面に転がったフルートを拾って吹こうと構えた。
その時
大魔神の 不思議な鼻くそ飛ばしによりフルートは石になり
そのまま
砕け散った。
「うわっ……
そんなぁ
せっかくのユメ様を召喚できるフルートがぁ
こんな壊れ方をするなんて……」
レックスはユメ様(ジャスティちゅ)を召喚すれば
どんなピンチも自分達は楽して冒険を進められると実は ずっと考えていた。
しかし
人生とは そう思い通りには ならないものである。
「あちゃぁ〜
私達の頼みの綱であるフルートが
さっそく 破壊されるなんて……
しかも
今の 私達の攻撃を 大魔神は
まるで効いてねぇし」
とミレーヌ も ガッカリした表情を浮かべた。
「僕の悪い予感は
まだ終わらない」
ボソッとつぶやくアゼム。
「お前達は石碑を読まなかったのか?
誰か1人 犠牲になれば
後の2人は見逃してやるけど
どうする?
誰をワレに生贄として
捧げるのかな?」
「誰も おまえなんかの犠牲になんねーよ」
「僕知らない けど……どうにでもなれ」
「3人で集中攻撃すれば
なんとかなるかもね」
3人が大魔神に
一斉に猪突猛進した。
が、大魔神は 今まで以上に
身体を後ろに晒し
広範囲の石化ブレスを 仕掛けてきた。
ブハァーーー
アゼムは避けたが
レックスとミレーヌ はブレスを逃げ遅れているぞ
アゼムは 咄嗟に 五星の秘具の槍と 他の装備を瞬時に外した。
そして まるで神業?
音速のようなスピードで
レックスとミレーヌ に体当たりをするため
ブレスのモヤモヤしてる部分に突っ込んだ。
レックスとミレーヌ は アゼムの体当たりにより
石化を免れた。
だが
アゼムは完全に石化してしまった。
「アゼムっ
オレ達のために
アゼムっ
石に なっちまうなんて
くっそお
すぐに石化戻しの粉を手に入れたら
元に戻してやる」
「無駄だ。
ワレの生贄となった
その像は
ワレが いただく。
石碑の字をお前達は
読んだはずだぞ」
大魔神は石化したアゼムを手にして
呪文を唱え始めた。
ストーンザドアーーー イリュージョン
なんと
石化してるアゼムごと
大魔神は 粉になって
その場から消えていった。
そして
そのあと奥の方で
なにやら階段が現れたのに気づいたレックス達。
どうやら あの階段を降りていけば良いらしい
でも
今は それどころじゃない2人。
アゼムーーーーー
レックスは消えていく大魔神と石化したアゼムを
凝視しつつ叫んだ。
ミレーヌ は ガクリと肩を落として
膝から崩れ落ちるような格好になった。
「なんだか アゼムは
こうなることを最初から予感してたのかもしれない……
アゼムの言うように私達なりに
打開策を考えてから
再度 封魔の洞窟に来るべきだった」
「くそぉー
くそぉー
オレが素直にアゼムの言うことを
聴いていればなぁ
こんなことには」
レックスは地面を叩きながら
アゼムが石にされ連れ去られたことに憤慨している。
「とても悲しいわ
石化したままで
連れ去られるなんて……
でも
いつまでもくよくよしてちゃダメなのよね??
新たに出現した 階段を
今は
進むしかない。
振り返るな私達
やばい
でも泣きそう。
ダメだ
振り返るな 私達。
」
言ってることと矛盾して 疲れとアゼムの犠牲の悲しい結果や後悔で 足元がおぼつかないミレーヌ 。
「オレ達は 前しか向かねえ
ミレーヌ
今一度言うよ。
前しか向かねえ。
前だけを向いて
いれば また アゼムが戻ってくるかもだし
何か ええことあるさ」
とレックスがミレーヌ の背中を押して階段を降りて行った。
階段を降りて しばらく歩いていたら
行き止まりを発見した。
そこには3つの色をした泉状のワープゾーンがあるではないか。
そして 注意書きの書いた木製の看板がある。
その看板には こう書かれていた
*真の道は1つのみ
もし異なる2つの道選べば
泉入りしもの
そのまま地獄へ行くであろう
「レックス、赤の泉に飛び込もうよ。
赤は見るからに燃えてこない?」
「いや、違うイエローだ。
オレはカレーが好きだからな」
「カレーか……って おいレックス!!」
「まぁ 今のは冗談だけどね(笑)
知性派のアゼムなら
こうするだろうよ。」
レックスは 落ちてる石を黄色の泉に投げた。
しかし 大きな石なのに
落ちた音が 全くしなかった。
「黄色の泉に飛び込んでたら
オレ達奈落の底に落とされてたぜ。
音がしない==そこは地獄へ続く無限の底
って ことにならない?」
「た、確かに……
って普段、頭より身体が動くレックスにしては
珍しい 頭脳戦。
なんか 今日のレックス冴えてるね」
「ここで クヨクヨしてたら 頭も冴えないぜ!
何度も言うが
前しか向かねえ
それがレックス流の考えだ。
」
そう言った矢先に
今度はレックス、大きな岩を掴んで青い泉に投げつけた。
すると
岩は 猛烈な速さで泉上の天井に 打ち上げられ
バラバラに砕け散った。
「ふぅ〜
青の泉も アウトだったわけか
もし青のに乗ってたら
オレ達も さっきの岩みたいになってた。」
「やった 最初から 私の予想してた赤い泉が正解だったわけか。
そうだよね
前しか向かねえ レックスの考え方
同意します。
先を急ごうね」
無事に赤い泉から
新フロアにワープしたレックス達は
そのフロアでは 薬草やら 飢えを防げるダンジョンフルーツ、金銀宝石なども手に入れながら
石化から元に戻す粉を手にするため奥に進んで行った。
ゴォオオオオオ
ゴォオオオオオ
渓流のような水の音が広がる空間まで
やってきた。
「薄暗いけど
水が綺麗なのか
けっこう
道がよく見えるよね
松明なんて
いらないくらいだ。」
「だなっ
って
あれを見ろ
ミレーヌ 。
滝と石仏が……
さらに石仏の足元に
宝箱があるぞ
しかも3つも」
「確かに宝箱だ。
でも どれか
罠だったりして」
[レックス達は宝箱をあけた。
中に
精霊の粉と 書かれた袋が入っていた。
精霊の粉を手に入れた]
「やったーーー
これで石化してる街 ポルトリングの人々の石化を治せるわ」
「一気に ここから抜け出すより
ちょっと待った。
ついでに もう一個 宝箱をあけてみないかミレーヌ ?」
ハイテンションになり
気が緩んだレックスは
二つめの宝箱もあけた。
[倍音トーラス真気功法の書を手に入れた]
「ついについに手に入れたわ
わーい わーい
回復魔法ならぬ回復術の書物が世界の どこかに眠ると
かつてマロン先生から教えられたんだ。
そのためには 倍音トーラス真の 気功法の書に書いてる動作を 少し練習したら いいらしい。
それを今
この瞬間、手にするなんて
ラッキー!」
さっきまでのアゼムの石化の件は
どこいった
というほどテンションが上がっているミレーヌ 。
「ついでに
もう一個
宝箱あけてみない?
せっかくなんで」
「おう!
おう!
なんか
アゼムを呼び戻せる特殊アイテムが入ってる可能性も
出てきたねーー
開けようぜ」
調子に乗って
最後の宝箱も あけたミレーヌ 。
ガチャ
宝箱の中身は
??
中身は何?
すんごいお宝なのか?
[しかし中身は空っぽだった]
「なんやねーーん」
思わず
変な口調で叫んだレックス。
「まぁ
空っぽで
よかったじゃんレックス。
人食い宝箱とかじゃなくて」
ガダガダガダ ガダガダガ
四方八方から 異常な音がした。
レックス達が宝箱を欲にくらんで調子に乗って あけたのが
よくなかったらしい
3つの宝箱の向こうに床に文字が描かれているのに
今頃気づいた2人。
そこには
こう書かれてある
*3つの宝の中に1つだけ 死を免れない
罠あり
それでも良ければ 宝箱を開けよ
「おい
おい!
おいーーーっ
はよ気づけや!
うわうわーーっ」
四方から
針山が 現れたのに気づいて
レックスは 狼狽える。
「知らないわーそんなの
だって
こんな
わかりにくいとこに床文字かよっ
もう
終わりだわ
ここまできて」
ガダガダガダ
ガダガダガダ
針山が レックスとミレーヌ を押し潰さんと
どんどん近づいてくる。



