お笑い劇場が始まるよ | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

パラレルワールド歴2023年くらいだろうか??


エスラータの街でアマチュア芸人として

「エスラブクラブ」

ロン毛の貞夫と スキンヘッドのシリウスがデビューした。


デビュー早々、路上ライブをやるが

見た目だけ エスラブクラブの2人の面白さに

立ち止まるが

数分、いや数十秒で

その場を立ち去っていく人が多かった。


お笑い力が

ないので

シリウスはシリアスになっていた。


だがロン毛の貞夫は 違った。



ロン毛の貞夫の方は 近年、念じれば

ある程度 超ロングなヘアーを動かせる妖術が使えるようになった。

もちろん その長い髪を どうネタに使えるのかは

まだ 貞夫は 術を知らなかった。


だがBARでは

その特技で「アン」という女性のハートを射抜いた。


「ちょっとちょっとーー 

何何〜っ その特技

めちゃすごいんですけどーーー」



当然貞夫はロン毛芸をする前に

持ち前のトーク技術で

けっこうBARにいた

アンを口説いていたのは

間違いない。

だが

貞夫の 特異な特技を見てアンのハートは

不思議と 射抜かれた。


「もう2時間ほど 君と話しているけど

なんかアンちゃんといると楽しいよ。

それに僕の特技について 不気味な奴だと思わずに

感動してくれたね」


「当たり前よーー

そんな特技使える芸人さんとか いないしー

あたし 28年間生きてた中で

一番感動したかも。」


「なら もっとアンを感動させたいから

僕と付き合ってください。

今は稼ぎはないけど 

5年待ってくれたら

芸人だけで 

バリバリ稼ぐから!」


「うん、わかった 

約束ね。」



デビュー1年間は「エスラブクラブ」の2人は

女装ネタや SMネタなどで

少しのイベントには出演して稼げた。

さらに その時に貞夫はアンと結婚して

子供も授かった。


だが 「エスラブクラブ」の人気は 最初だけで

とても 食べて行けれるような稼ぎには

繋がらなかった。


何年も

何年も……


どんなに ツッコミもボケも 芸風も変えても

売れない。


お笑い以外は 仕事が続かない貞夫。


でも貞夫は お笑いの道で稼ぐことを諦めなかった。


しかし




ついにアンは 「あきらめを知らない愚か者には

もう ついていけないわ」

と 貞夫の元から離れていった。


5年のうちに 芸人として稼ぐという約束を確かに果たせなかった貞夫も悪いが………


それでも貞夫はシリウスとの「エスラブクラブ」の活躍を 諦めなかった。

さすがにシリウスも

情緒不安定になる日が 続いた。


「もう5年以上 オレ達エスラブクラブを続けてるけど

いったい何がよかったの?

君は離婚になるし

稼げないし

オレは モテんままだし。

もお ええ加減 コンビ解散しようよ。

やめようよ。」


「いんや、実は めちゃええ話あってな。

最後に来週開催される エスラブクラブ2028 というイベントに参戦しよう。

あれに参加し 優勝すると 定期的に エスラブクラブで芸人として多額のギャラが発生するようになるぞ。」


「そんな夢みたいな話……」


一週間後

2人は よりによって 10組中、トリを飾る感じで

ネタを披露することになった。


その日は 客席もエスラータ街以外の地域からも 四大精霊とか コスプレギターモンスターなども来ていたようだ。

なので それらの人に評価されれば 一躍 「時の人」になれる可能性がある。



エスラブクラブのお笑い劇場が始まった



2人揃って「はい、どうも〜ロン毛の貞夫だよ。

ツルツルのシリウスだよ。

2人合わせて

SMクラブーーって

違うだろー笑」


貞夫「僕さあ 

実は 一週間も風呂に入ってないんだぞ。

すごいだろーー」


シリウス「すごかねぇよ。ってか汚ねえなあ。

どおりで臭うと思ったわ」

そういいながら シリウスは鼻くそを ほじって

貞夫に なすりつけた。


貞夫「お前の方が 汚いわーっ」


貞夫は やけに至近距離までシリウスに近づいて

シリウスの顔の前で 

大声で言った。


シリウス「うわっ

くっせぇ〜〜〜

マジで ドブの腐った中に

ウンコが混じった臭いやわーー」


シリウス「10日間も 歯を磨かなかったからなぁ

へへっ!」


マジで臭すぎて ふらついたシリウスを見て

会場から 笑いが 多少起こった。


貞夫「僕さぁ 実は

神業が使えるんだ。」


フラつきながらシリウス 「どんな神業?」


貞夫 「こんな神業(髪技だよーーーっ」

ついに

貞夫の特技

ロン毛が自在に

操れる技が

シリウスに決まったーーー




会場は

まるでホラーのような場面だけど

くるくる髪で

巻かれながら 

ツッコミをしたシリウスの言葉で

笑いが また起こった。



どんどん 巻き上げ

シリウスをミノムシ状態にするのか??



しかし






なんか

髪が 

だんだん

シリウスに巻きついてしまって

僕のが

取れてるような気がする……





シリウスは

どんどん巻かれているぞ。




ミノムシ状態に完成したら

でっかい拍手は必須!!




頑張れ

貞夫。




だが

ここで怪現象が

起こった。


よりによって

こんな時に



なんと


なんと


なんとーー




貞夫のロン毛が

スポッと

抜けてしまったーーーーーー




「うわぁああああん

あと ちょっとで

ミノムシが

完成したのにーー


僕の

ロン毛が

自毛なのに


まるで カツラのように

取れちゃうなんてーーー


こんな時に、


こんな大事なイベント中に モヒカンかよ


(こんな大事な時にモヒカンかよ)」


貞夫は

不思議な髪が こんな大事な時に

プツッと切れた怪現象に

顔を青ざめて

狼狽しまくる。

(ミノムシ近い状態

しかも中途半端な形にされ苦しむシリウスのことを

気にせず)



「おい  おごご

ほれ   おれ を  たすけ


ろ  貞夫  ぐるじぃーーー」



狼狽しまくる貞夫と 

見放されシリアスに苦しむシリウスの様子が

今日一番の 大爆笑を

起こした


ギャハハーー


わーっはっはっはっ


こりゃ たまらんーーー




客席は エスラブクラブの思いもよらないハプニングに 大興奮。

大きな拍手が迎えられた。


そして 

結果

優勝したのは「エスラブクラブ」

だった。


そして その「エスラブイベント2028」以降

エスラブクラブの2人は

お笑いだけで

生活できるように なったそうな

めでたし  

めでたし