絶体絶命……
バハムルの炎がフルパワーのドラゴの炎を押し返そうとしている
どう見てもヤバい状況
( ピンチだからこそ なんかブチキレたわ!)
レックスは ドラゴに乗ったままの状態からクリスタルシールドを持ったまま
踊り出した。(何の脈絡もなく単にブチキレただけ)
「はぃ? こんな時に 何やってんの?レックス」
「同じアホなら 最後は笑って死のう
はいはいはい。」
その時クリスタルシールドが強烈な光を放ちドラゴの炎に聖なる光がプラスされバハムルの炎を押し返し出した。
(これは もしや……)
レックスは目で スタースピアを振り回せと言わないが目でアゼムに訴えかけた。
アゼムも はいホイホイほい
はい ほいほい
言いながら スタースピアを振り回すと
スタースピアからと光がドラゴの炎にプラスされ
遂には バハムルの炎ごと バハムルは
大きな光の粒子に巻き込まれた。
ドガガガガガーーーー
奇跡の逆転ファイトでバハムルを消し飛ばしたようだ。
「アゼム〜お前も 意外とギャグのセンスあるんか?
ええ振り回し方してたぜー!笑」
「まぁな……って おいーー あれは 恥ずかしかったわ……」
捨て身の攻撃をしふらふらのドラゴ そのドラゴを休ませてから目的地に向かおうと休憩してたら
3分ほど後……
爆発に消えたはずのバハムルが
満身創痍ながら
再びレックス達の前に現れた。
ドラゴは最後の力を振り絞りレックス達を乗せて逃げる。
バハムルも満身創痍で万全ではないが
意地でドラゴを攻撃しようとしてくる。
それでも上空で バハムルから逃げるドラゴ
だが バハムルの
引っ掻き攻撃がドラゴの腹部を直撃!!!
ドラゴーーー!とアゼムは叫んだ。
大ダメージの中ドラゴは
バランスを崩しながら逃げようとするが
今度は、バハムルは上空で身体を横に振って
しっぽを鞭のようにしてドラゴを攻撃!!!
計3回、尻尾攻撃を巧みにかわすドラゴだが
4回目の尻尾攻撃は乗ってるアゼムに攻撃当ててこようとしたのでドラゴがバハムルの攻撃を被曝する。
「バハムルの奴……」と手に汗握りながら苦悶の表情を浮かべるレックス。
「くそぉ!きりがない!やはり逃げられないのか!!?」
だが突如ドラゴは逃げる進路を変更し、 バハムルの方に向かって行った。
「えっ!?何 どうするの? 勝てるわけないぞ
おい おい
おいおい」
怖気付く発言をするアゼム。
ザパッ!
ゴォオオオオオ
ザビッ!
バハムルに接近戦を持ち込み
バハムルの攻撃を かいくぐり
ドラゴはバハムルの喉元に噛みついた。
グオオオオ
バハムルは 地響きのような大音量で叫んだ!
「さすがドラゴ
そういう賢い攻撃も閃いたのか」
と感心するレックス。
だがバハムルはドラゴに首を噛まれて落下しそうな自分を奮い立たせ
さらに上空高くドラゴに噛まれたまま舞い上がる。
体勢を整え
ドラゴに噛まれたままの状態から
今度は ドラゴの首を鋭い牙で噛みついた。
ガガガガゴゴゴゴ
ドラゴも甲高い叫び声を上げた。
そして
静かに目を閉じた。
バハムルはドラゴに空高く舞い上がった時に最後の噛みつき攻撃をした時に生き絶えたようだ。
ドラゴーーー
ドラゴーーー
アゼムは
落下しながらもドラゴの名を激しく叫んだ。
「ダメだアゼム!今のバハムルの攻撃で9割型は
ドラゴは絶命したのではなかろうか?」
「嫌だ ドラゴ 僕は
ドラゴと共に死ぬ」
「人生ってのは あきらめが肝心な時もあるぞ
アゼム。
仮にドラゴは死んでなければ
また どこかで 会えるから
今は
あきらめろ
再度言う
人生ってのは あきらめが必要な時もある」
「あきらめるもなんも
この高さだと 僕たち死ぬよ」
と空高くから落下しながら冷静な口調になりレックスに言うアゼム。
上空高くからだから
100メートル以上の高さからだと
レックス達は 落ちて助かるはずがない
その時 レックスはナンマンダーから
もらった「風の精霊の護符」を使おうとした。
「風の精霊の護符」
*これがあると 上空を ふわりと 飛んで どこか知らない場所に 自動で流される大きな羽としての機能を果たす*
レックスは 風の精霊の護符を取り出そうとした。
が、ここで問題が発生した。
風の精霊の護符。
2枚の大きな鳥の羽のようなアイテム……
すなわち 空を飛べるアイテム。
だが 持ってるのはレックスだけでアゼムは持ってない。
単純に考えて アゼムは助からない。
そんな時、雨日音からもらった紫のオーブが
不思議な選択肢のような映像を映し出した。
①「アゼムが敵になる可能性があるので 自分だけ確実に 目的地に向かう」
②「2枚羽アイテムなので1枚をアゼムに 投げつける。しかし 落下しながらなので
相当難易度は高い。なおかつ 失敗したら自分も死ぬ。
成功率1 失敗率8」
「またまた変な映像だぜ!
常人なら 安全な道を選択するだろう。
だが
勝負師のオレは違う!!
成功率1 そして失敗率8か……
おいおい 1は成功するじゃねえか
1か8か 男ってのはさあ
勝負師になることが人生には 何度かある
それは今だ!
いくぞーーー!!!
いちかばちかだ」
レックスは 「カタカムナ飛ばし」のスキルを
クリスタルソードに追加して
唱えた。
そして 風の精霊の護符の羽を1枚斬ると
そのまま落下してるアゼムに
向かって投げた
クリスタルソードのカタカムナ飛ばしのスキルにより
無事に羽はアゼムの元に届いた。
「ぼ、僕のために……
レックス
お前ってやつは」
アゼムはスタースピアで羽を素早く取って 自身の左背中に羽を乗せた。
だが 2枚で1つの「風の精霊の護符」
それがレックスとアゼムで半分になったため
風の精霊の護符効果は
中途半端になってしまった。
くるくるきりもみ飛行しながら
レックス達は
飛ばされて行った。
うわーーーっ
あれは!?
エスラータの街のハズレの滝やがなーーーーー
ドボーーボーーン
ぷはーーっ!
ゴホゴホッ
助かったね
あぁ なんとかな
2人は 鬱蒼とした滝壺広がる滝と渓流道を歩きながら
色々
今後について会話をしていたようだ。
どうしてもアゼムの表情が暗く
肩を落とす動きをしていたので
レックスは
渓流から街を見下ろす小高い丘に到着するまでの2kmの道のりの道中にアゼムに言った。
「ドラゴは残念だったな。
もしも あの落下の後
奇跡的にドラゴは助かってたらいいけど」
とレックスはアゼムの肩をポンと叩いた。
「ドラゴ……君と会わなければドラゴは バハムルに 殺されなかったんだぁーーうわあああ」
と涙を流すアゼム。
「落ち着け アゼムまだドラゴは死んだわけでは??………etc」レックスは
とにかくノリよく明るくアゼムを
色々と励ました……
つもり……
だった。
それでも
アゼムは ドラゴが おそらく生きていまいという事で嘆き悲しんでいあ。
ドラゴと アゼムの出会い そして 竜騎士一族の話をアゼムから聞かさながらエスラータの
「見晴らしの丘」の近くまで
到着したレックス達。
「やはり 深いな~ 竜騎士に まつわる伝説は 長くなるから 竜騎士一族の話だけでも 書物になりそうだね。」
「すまん つい僕とした事が ドラゴとの別れのことから感情的になってしまった…」
「気にすんなって クールだけが 男じゃないぞ エスラータ城下町では 酒でも飲んでパーッと行こうやあ パーッと」
鬱蒼とした森や渓流道を抜けて
遂に「見晴らしの丘」に到着した。
「すっげえ街だなぁ。久しぶりにエスラータに来たぜオレ。」
「竜騎士の村は
ここから
近かったので
僕は よく買い物などで
ここを訪問してたよ。」
とアゼム。
エスラータの城下町は、様々な雑貨屋や 道具屋 なかには占い師がいたり絵描きがいたり
「クエスト依頼屋」があったりすごく 活気づいていた。街をゆっくり見たいが2人は疲れ果ててたので
とりあえず宿を取って
その夜は
ゆっくり休んだ。
そして翌日二人は街を様々な情報を集めながら散策して 行った。この町では、エスラータ活性化計画が今年から 行われ 街の中に面白い人が
行き来する様になったようだ。
エスラータのアーケード商店街のど真ん中で
明らかに
騒音妨害?
亜人ギタリストの
スライムマンが
ギターを鳴らしながら
バック転したり
1人コントしたり
1人感動話をしたり
とにかく全力パフォーマンスをしていたようだ。
「僕は近日 開催されるエスラータ活性化イベントのエスラブで優勝しますので
どうか ご贔屓をーーーー
チャン チャン〜」
歩いてる人は
意外にもクールなのか?
そこまで
スライムマンのパフォーマンスを立ち止まって見るものはいなかった。
マスク越しだが
レックス達の遠目から見るスライムマンは
しょぼ〜んとしたオーラが漂っていた。
「エスラブ?なんだそりゃ?アゼム」
「エスラータで 面白いパフォーマーを決めるイベントが近日中にあるそうだ。
毎年やってるよ。
昨年は
パフォーマンスこそ
大滑りしかしないけど
パフォーマンス意外だと クソ面白いお方が
出場されたそうだ」
「誰?お方とは?」
「土の精霊バカ・ノームマン様が参戦された」
「四大精霊の1人じゃねえーーかーーー
スゲェーーー!
ナンマンダーとか 汁風並みに
すごそう。
もちろんバカ・ノームマンが優勝したんだろ?」
「確かに、ノームマン様の 1人お笑い劇場は
めちゃくちゃ面白かった。
途中までみんな大爆笑だった。
もう優勝間違いなしだと思ってた
しかし……」
「たかしも、
おかしもいらん
しかし
どうしたん?」
「バカ・ノームマン様
あれだけ優勝目前にしながら
最後に とんでもないオチを食らわせてしまった(苦笑)」
「とんでもないオチとは?」
「オナラで ドレミファソラシドを鳴らしますという
ギャグを
やらかすつもりだった。
だが
彼は
バカ・ノームマン様は
ド、レ………
ド ………
レ …………
ミ…………
ミのところで 実を
出してしまったのだ。」
「ほげぇえええええ」と
すんごいリアクションをするレックス。
「会場を 汚しまくり
臭いを充満させたので
失格にされたんよねーー
」
バカ・ノームマンもスゲェーーーキャラだなあとアゼムの話を大変興味深く聞くレックス。
エスラブも気になったようだ。
さらに
道ゆく人の話によると
数日前に ザイール城は復興のために
1人の権力ある神に仕える男が 奴隷のように人々を集めて
こき使っているとの噂も聞いた。
(権力える神に仕える男???
ザイールの復興は喜ばしい
でも なんか 喜べない……
嫌な予感がする)
レックスは 街の人々の話を心に あまりとめないが
ザイールの復興の件については 強く心の中で思うものがあった。
帰りたいけど今は帰れないし。
また ある人の話によると魔女サライトマンの手に落ちた村は竜騎士の村だけでなく他の聞いたことがないような国も
魔女に滅ぼされた話を聞いた。
だが その国は おかしな流行り病が
どんどん拡大していきつつあったようなので
ある意味
滅ぼされて感染者が広がらなかったとも言えるなどの話を聞いた。
アゼムは その話には特に耳を傾けて聞いていたようだ。
様々な情報を収集しているうちに日は暮れて夜になった。
その日の締めに
一軒の不思議なオーラに包まれたBARを発見したアゼム。
「あのお店で
エスラータの酒を飲んで
本日の締めと行きますか?」
「一見は普通の飲み屋街のBARにしか見えん。
でも何やら
ただならぬ雰囲気もある。
なんか気になるんで
入ってみようぜアゼム!」
2人は「BAR ORION」
に入っていった。





