??猫誕生秘話 | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

さあさあ
寄ってらっしゃい
見てらっしゃい

吾輩の紙芝居を観た人には 福が来るよ!
笑顔になれるよ!
楽しく生き方について学べるよーっ


フクロウさんの 紙芝居に
リスやウサギ、雀らは 立ち止まって聞くことにした。


「これは 猫吉君と イタチ君の
心温まる
お話だよ。
さあ
福を呼ぶ紙芝居の
はじまり
はじまり〜」




猫吉君は 萬屋で陶器とか木彫り細工その他を
取り揃えた商売猫だった。

でも来客した動物達が
色々品を見ていたら

「いつまで見てるんだよ!
早く決めやがれ」
と言うことが多かった。

また あまり高額じゃないものを買ったなら
「そんだけかよ!
チッ! 
つまんねぇの」
とケチをつける事が多かった。

お店を一通り見て回って 
結局 何も買わない客に対しては

「なんでぇーー
見るだけかよ
次も また見るだけで来るんなら
もお
来なくてええから」
と 全く客を
もてなさないような きつい言葉を吐く猫吉君だった。

なので
どんなに立派なものが 猫吉君のお店で
売られていても
だんだん人気が
なくなってしまったのだった。

お店は
いつも閑散としてきた。


そんな中でも常連客の イタチ君は猫吉君を昔から知っているので 
なんとか猫吉君の 助けになりたいと思って
「もてなしのくすり」を森に
取りに行くと 言い出した。

「イタチ君、吾輩のために
そこまで しなくていいぞ」

「なぁに 猫吉君が
苦労してるのを見て 僕は
友として ほおっておけないんよ。

伝説の「もてなしの薬」を探して 君に飲ませたい。
なんでも その薬を飲むと
客を もてなしたくて どんどん笑顔で
もてなせる魔法が かかるそうだよ。
動物を招き寄せるのが苦手な猫吉君が
客を たくさん招ける日が 来るようになるよ
きっと」






その後
イタチ君は 「もてなしのくすり」を猫吉君のために
取りにいくために 恐ろしい熊が出る森へ出かけた。



3日後……
イタチ君は 猫吉君のお店に
来なかった。


一週間後……
やはりイタチ君は
猫吉君のお店に
来なかった。

一ヶ月……
半年とイタチ君は帰らぬまま



「吾輩が いけなかったんだ。
もっと お客様を大切にしてたら
イタチ君が熊の犠牲になることも
なかった。


そうだ  
もてなしのくすりは なくても
吾輩がイタチ君の 言ってたように客を もてなせるように 気持ちも全て あらためたら
いいんじゃないのか?!

吾輩が 変わるんだ。」


「これからは 来る客、来る客を
笑顔で招き入れよう。
そして
お茶を淹れたり 小話とかして
来る客を 楽しませよう。
商売というより
憩いの場となるように工夫しよう」

こうして猫吉は変わっていった。


もてなしの秘薬こそないが イタチさんが 戻ってこなくなったのは自分のせい、一生懸命客を招き
もてなし 
猫吉のお店は その後 大繁盛した。


そして大繁盛した ある日
やってきたのは イタチさんだった。


「君ならやれると思った だから あえて 熊にでも食われたのかという演出のため 一年もここへ帰らなかった。 君は やれるんだね!」


「そういうことだったんだね イタチさん 吾輩が 客を招く力があるかどうか試すために姿をくらませていたとは なかなか策士だ(笑)」

「だって友達だもん猫さん。 あっ 客を招くのが嫌だった君は かつて 無愛想猫って呼ばれてたよね?
でも 今は君に最高の あだ名を 僕は思いついた!

それは  招き猫!!」




その後  猫吉は 客を招き笑顔で商売を続けたので 招き猫と 呼ばれ親しまれる存在になったそうな。

その後アニマルワールドでは 一番繁盛するお店として親しまれたそうな そして 彼は招き猫の語源となった 
そうなんじゃ
おしまい」

パチパチ パチパチ


フクロウさんの紙芝居を聞いてた動物達は
大きな拍手をして
話してくれた
フクロウに 立ち寄って笑顔になれたとか

笑顔になる話をありがとう など 感謝の言葉を述べた。


「笑顔になる事 人のためになる事
それらを意識したら 今より
い〜っぱい 福は来るだろう」
と言いながら
フクロウは紙芝居をしまったのだった。