ラストアドベンチャー第2章〜別れあるところにまた出会いあり⑤ | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)



「だ、ダメだ……
ミレーヌ  

あとは

頼んだーーっ」





「レックスーーーっ!」
なすすべも無くサンドウォームの体内に吸収されるレックスを見て声を震わせながらミレーヌは叫んだ。

サンドウォームの体内






「な、なんなんだ?? 
やけに落ち着く。
思ってたのとは違うぞ」

サンドウォームの体内には骸骨でも転がっていて
とんでもない異臭がすると思ってた。
息苦しさに襲われると思ってた。


しかし実際は ラベンダーのようなワインのような芳香な香りに包まれて 非常にリラックスできる温泉にでも入っているかのような感覚に包まれた。



「や、やべぇなあ 居心地良くて なんか 瞼が重いわ」
レックスはサンドウォームの体内で眠ってしまった。






ドガッ!


ガガゴゴゴゴ



大きな音と揺れで すぐに目を覚ましたレックス。

それでも3分は経過していただろうか?




「うっ…… しまった!体内で少し寝てたぜ
身体が だんだん麻痺してきてる
これは ヤバイ。
ここで眠ったら そのまま奴に消化されてしまうってことか……
ミレーヌ が外で一人 奴とバトルしてるおかげで助かった。 
だが どうするオレ」



レックスはサンドウォームの体内に入って幾つかの選択肢が浮かんだ。

① このままミレーヌも ここに入ってくるのを待つ
二人して 死ぬか 脱出することを考えれるか どちらかとなる。

② 内部から攻撃する……いや、実は 既に剣や蹴りで攻撃を したのだが 反応がなかったのだ


③ ナンマンダーが しれっと教えてくれた運気&直感力を引き寄せる魔法のような言葉を唱える
(半分は 胡散臭いが   背に腹はかえられぬ)


考えているうちに さらに30秒が経過した。


ブオオオオオォーーーーーーー



物凄い擬音がサンドウォームの体内で響いた。
レックスは
荒波の中の船の中の人のように体内の
揺れに耐える。




「ううう  気持ち悪りぃーーっ
なんなんだ今の音と揺れは……」






「ミレーヌ  ……マーサーと同じく
汁風直伝の 吹き飛ばし術により
遠方に飛ばされたようだ……くっそー!!!」



ミレーヌはサンドウォームの体内に吸収されなかった。
なぜか 吹き飛ばされたようだ。

おそらく 一度に二人は サンドウォームの体内での吸収が不可能だったから
ミレーヌは 吹き飛ばされたのであろう。




だが レックスはナンマンダーからもらった「風の護符」を使用したなら ミレーヌ もマーサーも
勢いよく 吹き飛ばされても無事であると確信していた。


「風の護符」

強烈な吹き飛ばし術の 速度を落とす効果&着地時に風のシールド魔法が かかる 優れたアイテムだから



「オレ 一人で 
このまま ここで 終わるのか???
どうするオレ……
クソガー!っ 
出せよーーーっ」

体内で なんとか反撃を試みるが 全くなんの反応もない。

その反面
不思議な心地よさで またも眠気に襲われる。



(マーサー  奴は バスの中での変な踊りや バス墜落時に 強烈な魔物の引き寄せアイテムについて 何か隠してる節もあった。
サンドウォームが汁風から 吹き飛ばし術を学んだことを知っていながら彼は
風魔法で 吹き飛ばされた……
何か 引っかかる  なので 次に会うときは……
嫌な予感がする。

嫌な予感って なにかと的中するのが真実ではなかろうか??

デビラーの大技をくらう寸前にサライトマンに 救出される形と なっていたようだが 飛ばされたアランとも 再会したい
城の安否とか気になるし
汁風も どうなったことやら 
色々 気がかりなので

なんとか 脱出できないものか………???)

ボカッ!
ドコッ!

「蹴っても殴っても ビクともしない……ってか!」


レックスは ナンマンダーが 言ってた (カタカムナ)を
唱え出した。


ひーーーーふーーーーみーーーーーよーーいーーむーーーーなーーーやーーーこーーとーーー
ヤタノカガミーー カタカムナーーーー


んん?! 
何故だろう?
急に剣を やたらと ひーふーみー よーーいーーむなやことーー
十回は 全力で 振り回したくなってきた

身体が 
ジンジンするぜ




ひーーふーーみーーよーーいーーむーーなーーやーこーとーー

レックスは サンドウォームの体内で剣を十回
カタカムナを唱えながら振り回した。





ブオオオオオォーーーーーーーー




レックスは 
激しい揺れと体内に巡る 巨大な竜巻状の風に包まれて

吹き飛ばされた。





ゆらゆらー
フラフラ〜


ふわっ!!


レックスも持参してる「風の護符」により
無事に 砂漠の真ん中だが
サンドウォームの体内から脱出できたようだ。





「ふうっ
やったーー
脱出できたーーっ
一時は
どうなるかと思ったぜ。
だが
なんてこったい?!
砂漠の真ん中に
吹き飛ばされたようだ。
クソオオォ
どこを
どお 歩くんなぁ
暑いし わけわからんし」



砂漠を歩けば 暑さで体力を消耗する
しかも 時に
砂漠の中の巨大な花や 巨大なサソリ型のモンスターにも出くわした。

だが 消耗していても それらのモンスターはレックスの敵では なかった。



「弱いモンスターと言えども
まだまだ出現するなら
もう やばいかも……
回復魔法が使える仲間もいねぇし
回復アイテムが度重なる雑魚戦の連戦で 空になった」




砂漠を 闇雲に彷徨い歩いていても
イタズラに体力もアイテムも消耗してしまうし
回復魔法の使える仲間がいないロンリーな冒険のため
命の危険に 晒されているのは
間違いなかったようだ。
マーサーのように地理に長けたものもいないし………



暑いーっ


喉乾いたーーー
うわーーー さっき水も 全部飲んでもうたわーーー



疲れたーーーー


エスラータの街は
いったい いつ
たどり着ける???





ぼやいているレックスに 
さらに追い討ちが待っていた。

「デザートゴーレムが三体も 現れた」
レックスのレベルが20に少し足りないなら
デザートゴーレムは一体につきレベル22もあるぞ!!





「力を 訳あって隠していたマーサーなら 
こんな奴ら 楽勝みてえだが
オレには無理だ!

見極める大切さについては オレは知っている。

あきらめを知らんバカは
死ねばいい

だが オレは見極めてる

そう!!

超えられそうにない人生の壁


それは  逃げても恥とは言わない


立派なことと言える

そういうことだーーーーーっ」



レックスは 普通に残りの体力を振り絞って

逃げ出した。




ダダダダ  ダダンダ  


逃げてるつもりだが
砂場だと

足が思うより

ついていってくれない



………………エスケープミス……………



レックスはデザートゴーレムに
囲まれてしまった











(やべぇなあ
戦っても無駄そうだし
逃げても無駄とは……

これって絶体絶命の窮地って奴か……


かといって こいつらに有効な新必殺技とかは???


そんな もんねえよ
試したいのがあれば
使うって……


じゃあ ほかの冒険物語のヒーローみたいに

誰か 
助っ人が
来るのかな???


って  ………おい!

ここは 砂漠だぞ?
誰も助けに これねえよ)


.

デザートゴーレムの強烈な張り手攻撃!!





レックスは すでに体力を消耗してるので
さらに
強烈なダメージが蓄積された。



「くそがーー!!」

満身創痍だからか

渾身の剣撃も
デザートゴーレムを かすめただけ

だが デザートゴーレムを かすめた時に
砂埃で デザートゴーレムは
一瞬
動きが止まったことに気づいたレックス。




「ピンチの中でもチャンスあり!!それが人生だ」


よし!!

やってやる
明らかに 砂埃で 動きが鈍くなってあるデザートゴーレムらを見据えながら
レックスは 深呼吸を ゆっくり三度繰り返した。



「追い詰められても追い詰められても
あきらめず
試行錯誤を繰り返したものが
道を切り開く
それもまたオレが 考えた

人生論だ!
よっしゃいくぞーーー」







相手が
格上でも
なんでも


人生ってのは

チャレンジってのは


やらないより


やってみなきゃ

わかんねーーー








サンドウォームの体内で見せた ひふみよいーーむなやことーー
カタカムナ連撃の要領で
デザートゴーレムに 剣を振るった??

いや、直接当てるのではなく
砂埃を巻き起こしたようだ。




「よし!いける

イケてるぜ オレ」


なんと デザートゴーレムらが
砂埃で目をくらませている間にレックスは
逃走できたようだ。





「どんなもんじゃい!!
ほれ
見たことか

はぁはぁ
はぁ

でも 疲れた」


砂漠を 駆け抜けて
また 砂漠を彷徨う
無限ループかと思ってたレックス。


「せっかく命拾いした良い作戦だったのにーー

また 砂漠の真ん中を
彷徨うの??


もお
どおにでもなれ

成るように成る これが人生だ。


成るように成る それが人生だ。


半分はあきらめの心が芽生えた

だが 半分は
それでも前へ進んで行こうという気持ち

そして なんとしても生き残らねばという執着心を捨てた。


気楽に

身構えず


気を緩めて

歩を進めたレックス



「人は生き残らねば 何か成さねばと執着心を捨てた時
人は 
ふと忘れた頃に 
なにかを掴む それが人生だ」


そう言って歩いていたレックス。

だが レックスは期待して良いものを
ようやく 執着を捨てたら
見出せたようだ。

レックスの前には 砂漠の中の小さなオアシスがあるではないか!
「あっ 水だ。 いっただきまーす!」そう言って
ガブガブと 水を飲んだレックス。

 「あぁ
水って こんなに
うめえんだな」
水を お腹が膨れるまで 飲んだ レックスは
お腹を 満足そうに さすっている。


オアシスの綺麗なコバルトブルーの水を眺めて
休んでいたら
コバルトブルーの水面から
紫の カラーが
一瞬浮かび上がった。

「んん!?なんだなんだ!?」

紫の物体は
占い師が 使うような
水晶のようだ

そして 紫水晶から
次は 
紫水晶を持った身体が
コバルトブルーの世界から
浮かび上がってきたぞ!!


「な、なんだ なんだ
いったい
なにが
どうなるの??」


次週へ続く