ラストアドベンチャー第1章〜城内の危機④ | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)


城下町の城への入口の塀の上に1人の少女がバカでかい袋を担いで手に看板を持って立っていた。

その様は怪しく光る月を 不思議と歪ませるような存在感があった。

満月が怪しく輝く 碧い夜〜
しかし
その夜の光さえも その少女の存在によって
陰って見えた。
それくらい
その少女は 摩訶不思議な[オーラ]に包まれていたのだ。

「あなた様は最近、砂漠の猛者サンドウォームとのバトルに勝利し サンドウォームに風魔法を授けた
シル      フウ  さんですね。」
と 和の雰囲気漂う塀を見上げながらマーサーは怪我人を回復させながら言った。

それを聞いて少女はマーサーの質問が ムカついたのか
足をバタバタさせて
見かけ通りの 幼女なような幼くて甲高い声で叫んだ。

「おっさんの言ってることは 半分は あってるねん。
あたいは シル    フウ  って ためて言うような
名前ちゃうねん。
四大精霊の1人 汁風って名前や。」

「汁風様でしたか……
私は
あなた様を
見て
なんやこのガキはぁ……もとい
輝かしいオーラの少女は と 思いまして
つい シル  フウ って ためて言ってしまった。
申し訳ありません。」

「おっさんあんた
あたいを褒めてるようで 実はディスってるやないか〜い。
まぁ ええわ。
なんか風の噂で 城内に あたいを上回るレベルの猛者がおるらしいのお。
時間が許す限り
その手助けにきたんやわ。」

マーサーは22時の表示が出ている腕時計を睨んだ。

「あたいさぁ。23時50分に大陸の遥か南西にある
(メルヘンの館)で白天童士と会う約束してんねんな。
もう20分くらいしか
ここにおれんのんや。
しゃーない あたいも 白天も 約束は必ず守る主義やし

汁風は そう言うと
ふわりふわりと
軽やかなジャンプで塀から
地面に着地してきた。

(20分でいくら精霊様と言えども パンケーキやアイドルユニットの魔物らは 倒せても 
中のデビラーは 倒せないのでは……
しかも まともな戦闘力だと 四大精霊はデビラーには
敵わないはず……

何か策があるのか……)
マーサーは ようやく回復させるべき人々の治癒が終わったからか 何度も深呼吸しながら
汁風の突然の立ち寄りに 色々と脳内を巡らせていた。

タイムリミット20分
外敵は間違いなく汁風に倒される
場内のデビラーに 残りの10分ちょいで勝てるのか!?
実力伯仲というより四大精霊の方が若干不利なのは否めない


「何が精霊様だとぅ? ガキじゃねえか
ウチらが しばき倒してあげるよ」
performの のしゆかの合図に
残りのperformのメンバーも巨大なパンケーキも
汁風に 身構えた。

どう汁風を倒そうか間合いを計っているようだ。

「みんな なんかおもろないのぉ
そんな怖い顔して
ここは 一つ あたい特製の 汁を
呑んで 気 を 穏やかにせえやあ。」
汁風から
容器を取り出して
敵に
それぞれ笑顔で配った。

汁風は よっちには「豚汁」を渡した。
のしゆかには「すき家のみそ汁」
まーちゃんには「だんご汁」
巨大なパンケーキにはパンケーキには あんこ
が 合うからと言って強制的に   [お汁粉]を渡した。









うめえーーと のしゆかは叫んだ。
よっちは 
豚汁美味しいぜぇい ぶたぶたぶぶぶー
っとTik Tok風に踊り出した。
まーちゃんは無言で笑みを浮かべて飲んでいる。
パンケーキは「パンケーキにはメープルやバターもいいけど 小倉も合うなぁ。
名古屋式だな これは」と言って感心しながら お汁粉を飲んでいる。


魔物達は汁風の差し出した汁を
それぞれ飲み干した。


その時 巨大な竜巻が 汁を飲んだ魔物全てに発生し
魔物は
一気に その場から 見知らぬ場所へ吹き飛ばされた。

「はっ……???」
マーサーや怪我の治った町人は あっけにとられて汁風や消えた魔物らの方を凝視していた。


「あたいの技は殺生より 吹き飛ばして頭を冷やして出直してこい…………って 技が多いねん!
ええやろーーーっ 平和的     どやっ」

おおおお さすが四大精霊の1人 シルフウ?もとい汁風様ーーー
パチパチパチ(と城下町の城の塀で大きな拍手が起こった)

一方でミレーヌは ふらつきながらもレックスの元に辿り着いた。
アランも 馬車にロムらを送り届け かなりの消耗っぷりでレックスらのいる宴会場へ到着した。

「おや?!オレ様と遊んでくれる輩が さらに2人増えたってか?!
猿が何匹増えようとオレ様の敵ではない
はっはっはっ
だが あと1分後いや 数分後かな?
お前たちの 墓場は ここになるぞよ
はっはっはっ」

王に化けてるデビラーは意味深なワードを述べながら 傷こそ浅いが攻撃が当てられず傷心しまくるレックス、満身創痍のミレーヌとアランを見て ゆっくりと言葉を紡ぐ。

「何フラグ立ててやがんだ
何十分も オレの攻撃に対して防御に徹しやがって
胸糞悪りぃ」
レックスは 全身汗まみれなので汗を拭いながらデビラーに叫んだ。

「パパ  ようやく来れたわ。
早く元に戻って 
お願い。
あの優しかったパパは どこいったの」
涙声でミレーヌは王に化けてるデビラーに叫んだ。

「あと1分ちょいで何か
このオレ様が さらに汚れる けがらわしきことが
起こるのか…………ったく……」とアラン。


「はっはっはっ
あきらめるにも2つの意味があるのはご存知かな?
バカのように キサマらのように闇雲に怒りに任せて
勝てないオレ様に あきらめず挑むタイプがある。
ガムシャラタイプという
そして もう一つのタイプは 負けを認め 見極める
見極めて 己を磨き いつか精進してオレ様に挑む
見極めタイプがある。
今なら 間に合うぞ キサマら一時撤退しろ!
見極めろ!!

「この後に及んで オレ達三人の連携プレーが怖くて
怖気付いてやがんな王様よー」とレックスは
地面から刃を発生させる技を繰り出した。

地斬刃!!

「このオレ様の美しき弓矢からは 逃れられるものか!!
威力は弱いけど こいつは 外したことがない とっておきの技だ。
鷲羽百発全中!

「パパはマロン先生や罪なき人を殺した
そして これからも 悪事を働くでしょう。
もう そんな悪事を働く父親
許してなるものかーー」

鳳凰月牙蹴!

三人は 目にも留まらぬ連携プレーを繰り出した。

(ぐっ……この三人  やはり 只者ではない
死角を突いてきやがって)


三人の怒りのエナジーが底力をあげたのかデビラーの死角から
それぞれの技がクリーンヒットする寸前

デビラーと技をかけるレックスらの目の前に 技を無効化できる??
不思議な黒煙が 上がった。

「見極めなさいと言ってましたよね」

そう黒煙から声が聞こえたかと思うと
煙の中から人型が現れた。


モクモクモク……黒煙は
紫の煙に変わり紫から藍色に変わる。
藍色から青色になり
緑に変わり 黄色に変化してオレンジになり
最後に赤となって消えた。

そこには30歳前後の装飾品に包まれ 闇というよりオーロラのような神々しいエナジーを放ちながら
立っていた。

その女性から放つ
薔薇のような芳香な香りは
不思議と怒りに我を忘れた三人の怒りが
この期に及んでリラックスさせるようなオーラに変えた。



「魔女サライトマン様、私は あなた様から与えられた魔力を試すため ザイール王に化けて
人々を毒殺し
こいつら人間どもの力を 試しておりましたわ
はっはっはっ」

「妾は あえて牢獄に 捕らえられた ソナタを助けに行くことを願っていたのに
多くの罪なき人の命を殺めたのですね。
何もそこまでは……
でも 今後 妾が天空城から この世界を支配するためには
デビラー  お前のような 猛者も必要かもしれません。
いざ 仕方ありません。」

レックス、ミレーヌ  、アランは 多くの人々を殺したデビラーを退治すること そしてデビラーに魔力を
注いだ魔女を退治することを考えるはずだが
魔女の薔薇のような香りにより
なぜか身構えたまま 動けず 様子を見るしかなかった。


デビラーは魔女サライトマンに深い礼をした後に呪文を唱えた。

予想外ナイスガイ!オレナイスガイ!元の姿ナイスガイ

ザイール王の姿から一気にデビラー本来の姿に戻ったようだ。





「妾は この後 
天空城へ導くべく魔物のスカウトのお仕事があります。
なので 今 この者たちと戦いたくない。
もちろん ちゃんと この者たちは
ちゃんと そのことは
[見極めて]いると思いますけど。


レックス達は 身構えたが
癒しなのか陰謀なのか
目的が よくわからない魔女の発言やオーラにより
何もできずに 歯ぎしりしていた。

「サライトマン様、明日にでもザイール城下町も滅ぼし 近くのバランも近いうちに滅ぼしますよ。
オレ様達の別荘地にするのも悪くねえと思いませんか?」

デビラーは 不気味に微笑みながら魔女に言った。

「デビラーよ 妾はそこまでは求めていません。
もちろん世界征服したいとは思いますが……
あなたを 闇から救って妾の魔力を注いだのは間違いだったのかもしれません。

良いか!ザイール城下町に手出しは無用です。
バラン王国にも手を出すな」

魔女サライトマンの発言に 拍子抜けしたのかデビラーは1人ぶつぶつダダをこねだした。

ちぇっ もっと脳みそ食いてえのに
破壊活動してえのに
なんでぇ なんでぇ

「妾は もうすこしだけ時間があります。
ここで少しだけ あなた方とデビラーとの戦いを見学させていただきます。」

宴会場のテーブルにあった樽から生ビールをグラスに注いだ魔女。

生ビールを 片手に 高みの見物に……

「妾の磁波により
必要以上のアドレナリンは あなた方からは
発生しなくなりましたね。

良いですか?
良い香り、良い音楽、良い景色、美味しい食べ物、
良い思考 が
良い気と運を引き寄せるのです。
覚えておいてくださいね」
と魔女はレックス達に言い聞かせるように ゆっくり言葉を使った。



「なんか パパを殺された張本人だというのに
怒りが静まってきたわ。
このサライトマンとは……!?
なぜかデビラーを好敵手みたいに
思えてきたわ。
さっきまでの怒りは……

だけど なんか落ち着いてるわ。
ひょっとして 魔女は無理でも こいつは倒せるかも」

ミレーヌ  は 呼吸が楽になり
満身創痍なはずなのに
心身がゾーンに入っているようだ。

同じくレックスもアランもゾーンに入っているように見えた。


「第2ラウンド開始だぜーー
荒々しい心は美しさを汚す
薔薇のように美しく優雅に 楽しもう」
怒り発言どころか
相手を敬い 戦いを楽しむくらいの心持ちに変わったアランが みんなに言葉を発した。


アランは 言葉を発したと思うと 
どこにそんな力が残っていたのか
弓矢を大量に増殖して
デビラーに降り注ぐ。

「このくらいガードを固めていけば
はっはっはっ
余裕 余裕。」

ガードを固めて弓矢の嵐を防いだと思ったら
その一瞬の隙に
ミレーヌ がデビラーに飛び込んで連打を浴びせる。

「うぐっ
キサマ……
オレ様の一瞬の隙を だが……
ぬるいわ」

アランの技の後に波状攻撃的にミレーヌの連打に多少面食らうデビラーだった。

「レベルに差があるので
やはり力量差は埋めれまい。
オレ様はレベル32だが キサマらはレベル10ぐれえかな
はっはっはっ」
力量差に溺れているデビラーに
怒りホルモンから
βエンドルフィンやドーパミン(やる気ホルモン集中力)に変わったレックスは

叫んだ!

「百獣の王ライオンだって
油断すれば
三匹のウサギにだって
倒されることは
あるんだよーー!



レックスの秘奥義[セブン・チャクラ・バースト]が
デビラーの背後にまともに入った。

ぐわぁああっ
キサマああ

今度はレックス達が優勢なのに魔女サライトマンはレックス達にハイボールを飲みながら 言った。

「妾も そろそろおいとまします。
レックスさん達、あなた方 
今は 見極めて撤退していただけませんか?
あきらめるにも 2タイプあり
ガムシャラに あきらめを知らないタイプじゃなくて
見極めて撤退するパターンを実施してくれませんか?」

「うるせぇ!デビラーをこんなにした魔女め!
諸悪の根源には耳を傾けるもんか!
ガムシャラに
行くぜ!
あきらめねえからな」とレックスは魔女に吠えた。

「そうですか……
仕方ありませんね。
では 妾は お時間なので
ここで おいとまする。
デビラーさん
あなたも 
なんか嫌な予感するんで
このまま 戦うのを やめてほしいです。

まぁ できればですが

血気盛んな あなたは 戦うのをやめないでしょうねぇ」


そう言うと再び魔女サライトマンは 
グラスに入ったハイボールの残りを飲み干した。



「やめませんよ サライトマン様ーーっ!オレ様は おめえらをぶっ倒してえ
デスパールフラッシュ」

とんでもない暗黒の気が詰まった
弾丸が
デビラーの掌から放たれた。

しかも
それはレックスとミレーヌとが ちょうど二人が 近い距離にいるときに……






(これは レックス達が 確実に消滅する……
死亡フラグだな……
己を犠牲にしてでも仲間を助ける
それがオレ様の美学)

人間弓矢爆弾   照準セット!!

なんと 弓矢の弓が巨大化し
その弓から弾丸と化したアランが放たれた。



(レックス、ミレーヌ    なんか
オレ様
お前たちの身代わりにしか
なれなかったな)

魔女サライトマンは なぜか
スカボローフェアを歌っている


ミラクルスカボローフェア!!




デビラーの技は 弾き飛ばされて
アランは 光の球体になり

光の彼方へ消えていった。


「皆さん アランの命は ご心配なく
どこか遠くの国へ 飛ばしました。
また 会えるといいですね。
そしてミレーヌ達とも 妾は また お会いしたい。
それでは 皆様
御機嫌よう」


デビラーは まさかの魔女サライトマンの行動に呆気にとられて ワナワナ身体をふるわせている。

レックス達は なぜにアランを助けたのか?!
魔女サライトマンの言葉と行動に
ただ ただ唖然としているしかなかった。


ドタドタドタ
ドタドタドタ

中庭から宴会入口に 2人の影が……

マーサーと 汁風が やってきた。


「これはこれは風の精霊様、ようこそ 戦場に
はっはっはっ」とデビラーは汁風らを見て高笑いした。

「マーサー いつのまに風の精霊を仲間に?!」とミレーヌ  。

「皆、ゾーンに入っておるが ガタガタやねんな
ほ〜れ!!」

癒しの風が レックスとミレーヌ  に包みこみ
フィジカルなどが ある程度回復した2人。

「やった! こりゃすげえ
疲れが けっこう取れたみてえだ。
こりゃ勝てるかも!
精霊様も加戦となると」


「あたいは もう時間がないんやわ。
よお わからへんバトルからは
離脱しよっか〜」

汁風は 焦りながら 色々混乱してる
マーサーやレックスらを見渡して
言った。

「汁風さんがいたら 百人力だし
一緒に戦って あいつを倒しましょうよ」と
ミレーヌ は汁風に言った。

「あたいはもう時間がないねんな。
しゃーない
それに あいつと戦って
あたいは 今は勝てるとは思えないんやわ。」

「そういえばアランさんが いませんねえ」とマーサー。
「知らんけど」と汁風はアーサーに 笑みを浮かべながら言った。

「アランは きっと無事だ また会えるさ」とレックス。


「さっきから ぶつぶつぶつぶつ
うっせえんだよおぉ
オレ様を無視するなあ。


うわわわーーーー
デスパールフラーーッシユ!


先ほど 魔女サライトマンの助けがなければ
やばいと思われた デビラーの暗黒波動を放つ大技が

レックス、マーサー、ミレーヌ  と ちょうど三人 近い距離にいたのを見計らってなのか
放たれた!!!






させませんでぇ
そんな でっけえの あかんわーー
時間さえあれば
あんさん しばき倒したいねーーん




デビラーの大技が レックス達を襲った時に


汁風の叫び声が
聞こえたのは
確かだった………



ドガーーーーン!!


先ほどのように 魔女サライトマンの援助もない

今度こそ
レックス達に 闇の波動が
襲いかかった……

汁風も予期せぬことだったのか……
風の精霊の援助

虚しく……

第1章 〜城内の危機〜