中国昔話リー伝説Ⅱ | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)


そんな鳳凰古城の繁華街から ちょっと離れた所にある小さな道場で 今日も「リシュウ」は リーから教わったことを思い出し 新師範代として「四聖獣拳の極意」を弟子たちに教えていた。

「清龍の構えは 清流の構えとも言う  
清い渓流 混ざりのない清らかな水の中で呼吸するイメージが大切だ。
丹田に意識を集中し 呼吸を一瞬 強く吐き その瞬間に龍が川から流れ出るように 攻撃を繰り出すべし」

リシュウに道場を任せて、リーの家族は1643年に日本に旅立ったのだった。
岡山県美作勝山藩の治める国 勝山の宿場町近くで 竜仙人を倒した時に多額の金を手に入れたので そこで家族と共に武者修行の場として家を買ったそうだ。


そして一年近く 勝山でリーはラーメン屋を家族ぐるみで経営することになったのだった。







勝山は宿場町として栄え 高瀬舟発着場もあり、多くの武士や町人で 連日のように ラーメン「リーリー・チャン」は 繁盛していた。

しかし一年も 戦いから離れた一家は 身体が 恐ろしくなまったので 武者修行の旅に出ると言って 10日間リーリー・チャンを休業させ 妖怪達の噂を 最近よく聞く 京都に旅立った。
その時のリーの年齢は40歳。チャンミンは38歳になっていた。
妖怪退治の旅と言いながら かなり遅めの再婚旅行とも言えよう。
リー「京都なら清水だね〜」
レン「パパ〜 銀閣寺もええんにゃにゃいの?」
ヤン「僕は 京都の宇治川あたりに行きたいなあ」
ラン「もぉーーみんな物見遊山で京都に行くんじゃないんだからー」

チャンミン「ウチは あの武道会前に 不思議な よろず屋から手に入れた 魔法の二胡を もっていくっちゃ」

リー「さすが我が妻!ナイスアイデアだ。また 綺麗な音色聴かせてくれよ 寝る前とかに」

チャンミン「この魔法の二胡の演奏は 今回 vs妖怪達のために使うっちゃよ。家族のためプライベートのためには 使わないっちゃ」

ヤン「だよなぁ〜笑。
母ちゃん  その魔法の二胡がないと カンフーの腕は そう強くないもんね。僕達にも到底 及ばないのも事実だしー」

レン「そうにゃのだぁ。 ママ〜 その魔法の二胡の力で あの武道会の日に 決勝戦まで奇跡的に行けたもんにゃ
ニャハハハ」

チャンミン「…………」

ラン「母さん困ってるじゃないの!皆でディスらないのって!」

チャンミン「ウチ どうせ カンフーの腕は 超人レベルまで達してないのは事実だったちゃ。
その二胡の演奏で 敵を眠らせたり 毒に犯したり、麻痺させたり 吹き飛ばしたり できる……すなわち 
特殊効果の音色を鳴らせ それにより相手を状態異常にしてた。
その隙に ある程度使えるカンフーで とどめを刺すのがウチの常勝パターンぢゃ」

リー「あの武道会の選手達、運良く 二胡のカラクリに気づかないために その二胡の演奏で 眠らされたり 吹き飛ばされたりーー あの選手達 間抜けだったのかもな」

チャンミン「おかげで決勝でリーと 巡り会えたっちゃ」

チャンミンは リーに 息子や娘がいる前でも平気で ダッシュからの 強烈なハグをしてきた。

リー「いててて、加減しろよチャンミン。ってか 京都に行く支度すんだか?」

こうして 1643年4月にリー達は京都祇園の方に旅立っていった。


一方その頃 リシュウは……
スー・シンという恋人に夜の港に呼び出されていた。

リシュウ「スー・シン!前は一緒に 小籠包や台湾ラーメン、中国酒のお店とか 君から誘ってくれてたのに今日は 話があるって私をここに呼び出したのは どういうこと?」

スー・シン「お前はいつも弟子の一人一人に面倒見が良いね!!
だからからなのか あたいには 最近冷たいし 武術の訓練で疲れたから 会えないと あたいの誘いも よく断るようになってきたね。 
もう 辛いんだ。
だから 時々 日本から 来られる 凄い方の仲間に入らせてもらった。 
なので おまえとは もう会いたくない 
あの方の そばにいたいのだ……
さらばじゃ。 達者でね」

スー・シンは鳳凰古城の船着場の夜の🌉港で 
そう言い残し
夜行船に飛び乗り リシュウに手を振った。


(*現段階では 本当の正体はあかせないのでスー・シンの画像は ぼかします)


リシュウ「私は スー・シンを追っていきたい……が門下生達のこと ほっとけない…… でも スー・シン 
日本に行くと言ってた… 私も やはり まだ彼女を愛する気持ちがあるので どこかで休暇を取って日本に行こうか………」

リシュウは 夜の 誰もいない港と 静かな流れの海を眺めながら そう 呟いた。


一方でリー達は京都の八坂の道あたりを歩き宿を探してた。


リー「ようやく京都に着いたね。」
ヤン「僕疲れたよ」
チャンミン「日も暮れたし宿をとりましょう。」
レン「温泉入りたいにょだ。」
ラン「温泉いいねえ。 疲れも癒されるしぃー」
ランとレンが 温泉宿♨️の話で盛り上がっていたら

三度笠を被った 京都の町人らしき人が 街並みの角から 不意に出てきて
こう言った。
「こんばんは〜」

リー達「うわっ びっくりしたなぁもお‼️」

「温泉宿を お探しかね?祇園にある ウチの宿なら 天然温泉付きで わずか10両です。すごくないですか?」

リー「すげー すげー マジですげー」
リーは 大人気なく 手を上下させ はしゃいでいた。
恥ずかしそうに チャンミンと子供達はリーを見つめている。

三度笠の男「では 某についてきてくだされ」



祇園へと続く石畳の道を歩いていき、豪華な宿に もてなされるリー達。

三度笠の男「どうぞ ごゆるりと」

チャンミン「なんか 匂うなあ」

リー「何 へんな心配してんだ 俺の妻よ〜。 温泉いいねえーー気にせず入ろうぜ〜」

こうして それぞれリー達は
温泉から 20時前後に上がってきて
大広間に全員集合した。

チャンミン「湯上りで気持ちいいので 魔法の二胡を演奏しようとしたんだけど 二胡から音が出ないのよ」

ヤン「身体が重くて 前より力が入んないや」

レン「前より あたしは 身体がかたいにょーー あれれれれ?」

ラン「おかしい!? 確かに力が入らない」

リー「俺は普通通りだけど 蛇姫からもらった あの謎の力が 使えない いや、使えなくなった気がしてならない」


三度傘を被った男が 現れた。

三度傘を被った男「ふはははは かかったな!
うまい話には毒があるってことをな 思い知れ!」

三度傘を被った男が傘を外しオーバーボディを外したら 青い一本角の鬼の姿になった。

そして 青鬼は 刀を抜刀し リー達に斬りかかる!

ラン「鳳凰連蹴」
足から弱体化したとは言え炎を🔥宿した連続蹴りで青鬼を 外まで吹き飛ばすラン。

しかし外に出ると 提灯お化けや、ろくろ首、化け猫、巨大なカタツムリ、熊のゾンビなど 妖怪達が たくさん出迎えてきた。

レン「青龍の構え からの〜 龍瀧撃!」
水属性の 波動で 幾らかの妖怪は撃退できたようだが、今の必殺技で 力の抜けたレンは ふらふらになった。

ヤン「鳳鶴の舞!」
手を鶴のようにして 連続で 妖怪達を攻撃するヤン。
「なにっ? やはり 効いてない?」
いつもなら倒せるはずのレベルの妖怪が 今のヤンの大技でも 倒せず 起き上がってくるのを 不思議がってるヤン。

チャンミン「埋葬組曲の〜宴」
魔法の二胡で 自分より低いレベルの敵なら一層できる音色を奏でるが 逆に妖怪達は 回復してるようだ。
リー「何 やってんだ 俺の妻よーーっ」

リーは とにかくチャンミンと子供達を 通常通りのカンフーで妖怪達からの攻撃を守る。

そこに 一人の女の子が現れた。

謎の女「ふっ!やるな では これは 防げるかな!?」

謎の女は背中の筒のような物から二刀の刀を抜刀しリーに襲いかかった。

リー「速いっ!!」
咄嗟にかわそうとするが 軽く かすってしまうリー。

リー「つ、強い……💦 他の妖怪どもとは お前はレベルが違うな。 もう 俺は本気を出す。」

謎の女「今度は さっきのようには いかんぞ 一の型 闇夜のメロディ」
刀が闇属性に変化した。

リーの目の前に突然黒い闇の液が襲いかかり真っ暗いモヤと共に 鋭い刃がリーを直撃。

ブサリ!!


明らかな手応えがあり 謎の女は ニヤリと笑った。

「もろいもんよのお。」

リー「なんのこれしきーーっ!玄武の構え」

亀のようなガードで まさかの謎の女の技を防いだ。

一方その頃 ランとレンは 妖怪達に防戦一方。
ヤン「姉ちゃん達でも無事でいてほしい とにかく逃げて あとは僕たちでなんとかするから」
ヤンは ランとレンに言った。

ラン「でも〜みんなが」

ランとレンが躊躇してる時に 恐ろしいレベルの忍びが
現れて忍術をかけてきた。

「忍法金縛りの術」

ヤン、レン、ラン、チャンミンは その術に ハマり動けなくなってしまった。

忍び「拙者の名は 干支十二神の白虎様の直属の部下
七怪モノノフの一人 風魔太郎!
いざ お見知り置きを。」

そして 麻痺して引きつったチャンミンらに
妖怪達の群れの中から これまた 飛び抜けた戦闘力を持つ 恐ろしい強さの人形が 現れた。

ソシテ ワタシ  呪いの人形ノ  お菊とモウス

恐怖なルックスの人形が なにやら手から動けないチャンミンらに妖術を かけているようだ。

リー「チャンミンーヤンーレンーーランーーっ!」

謎の女「おっと! おまえさんの相手は あたいだ。
よそ見はするなよ ンフフ。 あたいの名は 七怪モノノフの一人 闇属性二刀流女 闇の お市と申す。」

お市「くらえーっ!くらえーっ くらえーっ」
ひたすら二刀流を乱れ打つ お市。
凄まじい威力と速さで リーは防戦一方。

とても 不気味な人形の お菊や 忍びの風魔の小太郎の前には 行けれない。

リー「くそーーっ!」

その間に お菊の放った妖術が完成し、チャンミンらは黄色い 焦げ臭い魚のような匂いで包まれた。
次の瞬間
チャンミンらは蝉になってしまった。
(チャンミンは確実に蝉に変えられたが ヤン、レン、ランは まだ この時点では蝉になったかどうかリーは確認できなかったようだ)
お菊「ワガ呪いに かかった このモノタチは蝉とナッタ コノモノ達の寿命は蝉だから一週間ダ。
呪いをトクコトハ リーには不可能だろうナ」

リー「し、しまったーーっ! おのれーー」

焦って お菊に攻撃しに行こうとしたが
とんでもないスピードで リーは 闇の お市に 回り込まれた。

「行かせないよ。 おまえの相手は あたいだと 言ったはず。」

お市の蹴りが リーのこめかみを かすめた。

リー「くそーーっ!」

お市「おまえたち、もう行ってよいぞ。 あとは白虎様に報告しとけ。 中国で一番 現代では強いと噂されてるリーと その家族は あたい お市が 全て倒したとな……」

風魔の小太郎「ふっ でかいことをぬかすようになったでござるな。 まぁ 後ほど合流してから それについては決めようぞ。 お主が そのリーに 勝てるとは思えんがな…」

そう小太郎は言うと煙玉を 投げて
妖怪軍団と共に 何処へ消えて行った。

お市 「これで邪魔者は いなくなったな……一騎打ちだリー。」
リー「来い!」
青龍の構えで 後の先を狙うリー。

うぉりゃあああっーぁ

お市の二刀流には やはり隙がなく 防戦一方なリー。

リー(なんて速さだ…と思っていたが 青龍の構えで 丹田に意識を持っていってたら 打開策がひらめいたぞ)

白虎拳!

速さには速さで対抗するかのごとく 百匹の虎の攻撃のような奥義を繰り出し お市の二刀流乱撃に 合わせる。

お市「蛇姫の お師匠から 授かったらしい 謎のジャンプ力、回復力、発光現象パワーを 魔の温泉で なくしてる おまえに あたいに 勝ち目はなーーい」

リー「はっ? 蛇姫? 師匠? おまえ 蛇姫の お弟子さん?」

その言葉で お市は 攻撃が止まった。

お市「そんなこと 知ったことかーーっ!」

より 激しく二刀流を振り乱す お市
しかし 感情の変化なのか 明らかに お市の攻撃から気の乱れを感じたリー。

「隙あり! いまだーっ 朱雀」
竜仙人を倒した時のジャンプ力こそないが はるか上空からジャンプして お市のボディーに 朱雀というダブルニーキックを決めようとした……

しかし 謎の力が発動してないのか
紙一重で 朱雀は かわされた……

お市「やるのぅ  今のは 危なかったわ。」

リー「七怪モノノフと 白虎?? どれだけ 強いんだぁ 俺の奥義が 外されるなんてぇーー」
リーは 悔しさで思わず地面に拳を撃った。
すると地面が 軽く裂けた。

お市「謎の力がなくて そこまで やるとは あっぱれじゃな  ここは 我が最終奥義で 葬ってくれようぞ」

お市は 懐から 扇子を取り出してきた。

しかし その扇子は リーの弟子リシュウが愛用してたものだった。

リー「ちょっと待て それ リシュウの?」

お市「くらえーっ はっ? リシュウ? おまえ リシュウを知ってるのか?? ま、まさか 彼の言ってた ステキな師匠とは おまえのことかーーっ?
ええーい 関係ない  くらいな  エレメンタルブラックホール」

真っ黒な闇の球体が 扇子から 飛び出してきたが

いかんせん 迷いが生じた お市の技は 説得力が 欠けていたようだ。

リー「なんだか あの球体の 軌道が 見える!」
リーは 素早く 真っ黒な球体から お市のバックに 回り込んだ。
リー 「勝負あり!フィッシャーマンズスープレックス!」

リーは お市に情けを感じたのか あえて硬い地面に お市の頭をぶつけず
ため池に お市の頭をぶつけて 技を完成させた。

リー「ハァハァハァハァ…… 手ごわすぎ  お市の気に乱れがなければ 俺は やられていた……」

満身創痍のリー 
ふらついてたら
お市も ため池から ふらつきながら 出てきた。

「あっぱれじゃ…… まさか 蛇姫とリシュウつながりだったのだな リー殿……  」
お市は ふらつきながらも 身構えた。

リー「んん?そんなボロボロなのに まだ やろうってのか?」

その言葉を言った途端に お市は 笑顔になって
リーに 歩み寄り 握手を🤝求めてきた。

リー「⁉️」

中国昔話リー伝説Ⅱその①終わり。
次回、蝉になったら 一週間しか生きられない?チャンミン達を救うことができるのか!?
七怪モノノフと白虎の実力とは!?
乞うご期待!