喫煙ガールスミレ | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

時は2017年3月ー 現在37歳のアパレルショップ勤務の スミレは そろそろ本気で結婚を考えて 倉敷市役所近くの教会を使った 大きなマリッジパーティー(平日限定)の イベントに参加した。

スミレ  
37歳 数多くの男性とお付き合いした事はあるが一度も結婚した事がなく 諦めかけた結婚を 自分の悪い癖とか治したり女子力高めて 本気で 今年こそは結婚相手を探そうと必死なようである。

住みは倉敷福田公園の近くのアパートを借りて住んでいる。
身長160 体重は 昨年から今年の3月までで 本気で女子力高めるため ライザップやらヨガやら 食事制限をしたり努力の賜物なのか マイナス10kgのダイエットに成功したのだった。
50kg程まで落としたようだ。

目はアイプチを使いまくり 何度も腫れぼったいまぶたになった事だろうか…
その度に いつも愛用してるコンタクトは外しメガネで出勤したものだ。

同じアパレルショップの店員に 
「スミレちゃんどうしたの 今日 メガネなの?なぜ?」
と聞かれたら「朝さあ
昨日遅くまでゲームしてたら疲れ目で瞼が晴れたのね。だから腫れを隠すためのメガネで来ちゃった」とか 必死でいつもごまかしていた。
まさかアイプチで 目が腫れた だなんて 恥ずかしくて言えやしない。

身体のくびれもお腹周りも キヌア油という 最強とも謳われる くびれダイエットアイテムを毎晩のように塗っていた。

そのかいあって ボンキュッボンボディーには この一年で なったようだ。

また ホクロも コンパスで ほじると 黒い色素が 出てくるようで
10年前に その裏技に気づき
暇な時に 顔とか コンパスで かさぶたになる事覚悟で ほじくりまくり
その度に 毎日 出勤途中に 同じ職場の人に「どしたの その顔の傷は?」
って聞かれたら
「ニキビ潰しちゃたら
こんな傷ができたんよ。 あたいは どじやろ〜笑」
と言ってごまかしていた。
そのかいあって 今は 雪のように白い肌に アイプチの癖でマジ二重になった大きな ちょっと不自然な瞳
と ホクロひとつない顔は 37歳には とても見えない ようだ。
だが、彼女には 最大の悩みがあった。
長年の喫煙により
目尻とか 口元に カラスの足跡みたいな 皺が出来てしまっていた。
頬骨は かけて メイクしてないと 目の下にクマができるし 唇の色も 悪い。
いつもメイクに2時間もかけているのが 悩みだった。
メイクしても しても 目の当たりの カラスの足跡シワは 治らなかった。
俗に言う「スモーカーフェイズ」と呼ばれる顔らしい。

喫煙🚬こそ 生き甲斐だった 20代。
夜のお店(キャバクラ、スナック、セクキャバ)と 大阪梅田の奥の堂山で 10年近く働いていたので 同じ夜のお店の女の子の仲良かった子らが 喫煙してたので
空気を読むため 自分も吸うようになってしまってたのだ。
しかもヘビースモーカーである。
一日3箱くらい 様々な種類のタバコを吸ってしまうのが20ダで堂山で働いている時の常だった。

悪い交わりもあって よく元彼(タトゥーのある強面の建築業界のドン)
にパチンコ、スロット、競馬などにも 連れられて行っていた。
時には「Mコミュ」「スタビ」「PC MAX」などの出会い系サイトに 「これから1でホ?ル別で 会える人いない?癒してあげるよ」
とか 書き込んで 実際 
来てくれた人から金をもらっている仕事さえもしたことがあった。

しかし 今は 清楚系女子のルックスと雰囲気があり、真面目で おしゃれで女子力高い女の子ばかりと仲良くなって 過去のブラックな自分とは おさらばしたつもり。

しかし
今日のパーティーで 最初の難関が待ち受けていた。
プロフィール用紙に 喫煙者、禁煙者の欄に
禁煙者と 書いてしまった。

これは スミレ自身 なんとか喫煙したいと努力してるのもあるし 
本気で結婚を考える女子は喫煙とは 書かない心理もあったようだ。

さて 教会⛪️の大広間で ローテーションからのフリータイムでは
午後からのパーティーだったから スイーツやドリンクが多かった。

女子力高くなってるからか 多くの人に話しかけられたが
スミレは32歳の 優って 岡山大元に住んでいる
綺麗目な服装と 福士蒼汰にも 似たルックス、の男が気になって その人のみ カップリングしたいとカップル希望用紙に記入して スタッフに渡した。

そして
司会者が 本日のカップルは 3組 誕生しましたー!
のコール後に
優と私も 狙い通りカップリング成立した。

そして案の定 
優は そのあと カフェとか行きたいとか言ってきたが
実は 私自身 すごい複雑な気持ちだった。

軽く2時間以上 タバコが吸えてないので
イライラしてる。
なので 悪気はなくても 顔や動きが やばくなる
これは 長年のヘビースモーカーの害なのだろうか…

「んん?スミレさん どうしたの?」
「いや ちょっと疲れただけ。 でさあ さっき ケーキやパスタにドリンクとか 食べたじゃん。カラオケの方が良くない?」

「うん そうだね。じゃあカラオケに行こうか!」

私 スミレは 女子力高い女の子に見えるらしいが ぶっちゃけ ワイルドさが売りの男性アーティストの曲しか あまり覚えてなくて「三代目J sour brothers」「キマグレン」「湘南乃風」「B’z」「ブルーハーツ」「EXILE」「ET-KING」など 歌った。
「なんか スミレさん 意外だねえ。そんなに清楚な花のような容姿なのに そんなワイルドな歌ばかり歌ってるなんて  なんか ギャップを感じ 一気に好きになりそう」
タイプの男性なんで なんとか耐えれているのだが
三時間もタバコが吸えなくて 吸えなくて
もう 頭に血が上ってきてる私。

「どしたの?なんか気分悪いの?」

「ちょっとここでも ドリンクバー飲み過ぎちゃった。
ちょっとトイレ行ってくるね。」

幸いにも トイレは綺麗だった。
ここなら タバコの匂いがついたらいけないと思って 電子タバコ🚬のアロマ入りのを 前もってカバンに入れてたのだった。
私って準備いいねえ って自分で言うなや


綺麗な和風トイレなので
その空間を使って
良い香りがする 電車電子タバコを 吸ってしまった。
あまりに心地よいので時間忘れて10分もトイレの中にいたようだった。

「し、しまった…調子に乗って 時間けっこう過ぎてたわ。やばいなあ 優さんに なんか気づかれてたら この恋も 砕けちゃうかも」

案外 カラオケルームに戻っても 優は 10分もトイレかれ戻ってこないのを勝手に メイク直してるとか 大便行ってたと思っているのか  何も聞いてこなかった。


そして二度目のデート❤️。
優さん オススメのエーゲ海とも呼ばれる牛窓オリーブ園とか 牛窓の古い町並み
牛窓海岸など 色々連れて行ってくれた。

しかし 喫煙できないので
もう 泣きそうになっていた。

なので その日の帰りは わざと 疲れて 寝たふりをして 気持ちを落ち着けていた。

優は 勝手に 疲れてるんだろうなあ と思ってくれてるようだ。
本音は 喫煙したくてもできないので 目を閉じて 寝たふりして ごまかしてるだけなんだけどね。


三度目のデートで 優は スミレのアパートに行きたいと言い出した。

気持ちは嬉しいが 今アパート来られたら ヤニ臭いし 女子力とは かけ離れた カップラーメンの食べ残し なんか 色々 こぼしたり 小さなゴミが散乱してる 衣服だって 脱ぎ散らかしているので
優を呼ぶわけにはいかなかった。

「優さん、あたいのアパートくると がっかりするよーーまた 何度か会って あたいも 優さんも さらに信頼関係がアップしたら アパートに連れてってあげる」

毎回のデートで 喫煙したいのをごまかすため フレスクとか 紅茶とか 飴を舐めまくって 
イライラを我慢していた。

遂に 優は 感づいたのか
不思議なエピソードを私に言ってきた。

「僕さあ。数年前に 岡山サンステ歩いてたら 19歳の女の子にナンパされて 何回か会ってたのね。
その子とは めっちゃ趣味も合うし 一緒にいて 楽しかった。でも タバコを吸う女とか嫌いだわ とか 僕の前で言ってたのに
僕と 某レストランで食事中に 急に彼女のスマホから着信あったようで スマホが なぜか テーブルから落ちたんだ。
その時 彼女のカバンもポロリして
そこから マルボロとかいう銘柄のタバコが落ちてきたんだ。」

めっちゃタイプだったが その子とは それきり絶縁してやったよ。

喫煙者は嫌いとは言ってたが 仮に喫煙するならば最初から 喫煙するとか 言えよコラ!って感じ。

スミレは それを聞いて ギクッと どれほどしただろうか

しかし  ここは平常心を保つため
「そ、そんな事があったん。 まあ 嘘はいかんよね。」
かなり震え声になった スミレ

しかし
なぜか それに気づいてない

いや 下手したら それに気づいてるのに気づかないフリをしてるのか
「スミレのように 喫煙者じゃない理想の女性と出会えて本当に良かった。
これからは 結婚を前提としてお付き合いしよう!」

と 思わぬ優の 告白に
それまでの不安が 一気に退治されたかのような気持ちになった。
スミレだった。

(優さん  私のために これほどまで考えてくれてるのね。私も女子力高めるための 修行しといて よかった。
ただヘビースモーカーだった 今は 一日数本だが 喫煙者なのは変わりない
でも なんとか 喫煙者とは バレないような付き合い方を考えよう。
)

それからというもの努力家の スミレは またまた
結婚に向けて
優とのゴールを考えて
ダイエットや 美容訓練の時と同じように
自身を変えるための努力を始めた。

スモーカーフェイスを隠すため 美白効果の高いメイク用品を買い揃えた。
デート中にイライラしたら あえて コンビニでミルクを買って(最近 このミルクにハマってる)と言うようにした。
タバコ臭く無いように ローズの香りの サプリを毎日飲んで体臭がバラの香りになるよう頑張った。
体臭により ヤニ臭い身体もごまかせたらしい
現にラブ?に行ったら 喫煙者は 男性に 実は隠れ喫煙者だったことを見破られるエピソードが多いとネット調べたらあったので
その対策をしていたのだ。

帰りの車では かなりタバコ吸って何時間も吸えなくてイライラしてくるので ワザと寝たふりをした。

パチンコ屋に行けば吸いたくなるのでいかないようにした。
コーヒー☕️が好きだったが コーヒーとタバコを吸うセットにしてたので
その習慣を変えた。
大好きなコーヒーさえ 彼とデートする日は飲まないようした。

そして2018年4月も半ばに差し掛かり
イオン倉敷を 二人でぶらぶら歩いている時に事件が起きた。

大阪の堂山時代からの 友人と偶然 にも モール二階で ばったり会ったのだ。

ショートヘアーで 最上もが の髪色を地味にしたような感じ、スタイルも顔もメイクは💄濃いめで 綺麗さが光る現在34歳の小柄な いかにもキャバ嬢な雰囲気の女ーーメグだ。

「堂山以来じゃなあ スミレ! そちらにいるのは彼氏さん?どうもーーはじめまして。」

彼は軽く自己紹介して メグに やや緊張しつつ トークを繰り広げていた。

なんか嫌な予感がしてならない。

トークが 意外に盛り上がる。
スマホアプリの「モンスターストライク」に
メグもハマってるらしく
優も 覇者の塔をクリアしたとかルシファーを獣神化させたとか 楽しそうに話してる。

意気投合って奴か?

「スミレ 素敵な旦那さんもったんだね。ウチとも初対面なのに こんなに楽しく話してくれるなんて!ウチ見て怖いとか思わないのかな?」
「メグさんが 怖い?なんで?」

嫌な予感がしてならず どうコメントしていいかわからないスミレ。
「あら?スミレ ウチら マブダチやないの?あの時代のこと話してないの?」

「あの時代?えーっと それって江戸時代とか もっと時代を飛び越えて近未来とか?」

すかさず 機転きかして あたいはボケた。

「まぁ つもる話もあるし せっかく 再会できたんだ。
彼氏さんも連れてイオン一階のスタバで 食っちゃべろうぜ!」

相変わらず強引に男を連れ込む性格、元キャバ嬢のトーク力とか あらゆる男を食ってきたルックスとか さすがだ!
いや 感心してる場合じゃない
このままスタバに行くと ロングトーク間違いない

メグの奴 いらんこと喋るかもしれない


その前に 一本タバコ吸わせてくれ………

続く