塾業界を〜〜〜〜っぶっこわ〜す♡
こんにちは。柳楽鎌ケ谷大仏です。
柳楽さん。いーっすね。ネトフリの浅草キッドも真に迫ったビート武を熱演してました。


さて、今日も「偏差値が下がった!」「このままじゃ志望校に届かない!」と不安に思っているママさん、パパさんからご相談を受けました。

特に秋以降、模試の結果が出るたびに一喜一憂し、ときには家族の雰囲気が悪くなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、声を大にして言わせてください。中学受験で多くの親御さんが神様のように信じているその「偏差値」という数字、実は非常にうつろいやすく、塾の都合の良いように使われがちな数字だということをご存知ですか?


🥇偏差値は「学力」ではなく、ただの「順位」です
まず、偏差値の正体について、もう一度冷静になって考えてみましょう。

偏差値とは、あなたのお子様の学力そのものを示す絶対的な数値ではありません。

簡単に言えば、「その試験を受けた人たちの中で、今、何番目にいるか」を示す指標に過ぎないのです。

 * 偏差値1ポイントの差に、学力的な差はほとんどありません。

 * たった一つの計算ミスや、苦手な分野の出題が多かっただけで、偏差値は急落します。

 * 試験の難易度や、受験した子たちの構成が変われば、偏差値は大きく変動します。

例えば、平均点が高いテストでは、たとえ満点近くを取っても偏差値が68や65で「打ち止め」になることもあります。逆に、難しすぎて平均点が低いテストでは、偏差値20台の子は存在しなくなるのです。

お子様の成績表を見る際、偏差値の上下に目を奪われる前に、「順位」と「正答率」をチェックしてみてください。
「偏差値は下がったけど、順位は夏前より上がっている」
「偏差値は維持できているし、順位もキープできている」

もしそうなら、お子様の努力は着実に実を結んでいる証拠です。偏差数値にのみフォーカスし、「現実」を見失っていませんか?

「合格ライン偏差値」が偏差値信仰を深める理由
特に、大手塾が発表する「80%合格ライン偏差」「50%合格ライン偏差」といった情報は、親御さんの「偏差値信仰」を強固にしています。

もちろん、これは志望校選びの**「目安」としては非常に重要です。しかし、これがまるで「その偏差値に達しなければ絶対に合格できない壁」**のように見えてしまうと、精神的に追い詰められてしまいます。
塾がこの偏差値を公表するのは、ある意味、ビジネス戦略でもあります。

端的に言うと、50%合格偏差に5ポイント程度到達していなくても、過去問を徹底的にやり込めば、合格する可能性は充分にあります。偏差値は目安です。

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「偏差値」という分かりやすい共通言語を設定することで、親御さんの不安を煽り、「あと〇ポイント上げるために、この講座を受けましょう」「今の成績では足りません。もっと頑張りましょう」という次の行動を促しやすくなるのです。

偏差値は塾の「商売道具」に利用されている現実

元も子もない話かもしれませんが、偏差値は、塾のビジネスを円滑に進めるための「商売道具」としての側面があることを知っておいてください。
塾にとって、成績が上がったり下がったりしてくれる方が助かるのです。

 * 「継続」のための魔法
   もしお子様の偏差値がずっと30台だったら、親御さんは「塾を変えよう」「受験をやめよう」と考えるかもしれません。しかし、4回に1回でもポコッと数字が上向いて「42」などを取ると、塾は「成績が上がりましたね!効果が出ていますよ。もう少し続けてみましょう」と言うことができます。この「わずかな期待感の維持」が、塾にとっては非常に重要なのです。

 * 「退塾防止」のための変動
   逆に、お子様がずーっと偏差値70を取り続けていたら、親御さんは「もう塾に通う必要はないから、残りは自分でやらせよう」と判断してしまうかもしれません。そのため、塾としては「常に」高偏差値を取れないような、難易度が変動する試験が存在する方が、実はありがたいのです。


✅ 【結論】偏差値の奴隷にならないために
私たち親ができることは、「うつろいやすい偏差値」に振り回されることをやめることです。

お子様を偏差値の奴隷から解放し、真の学力を伸ばすために、ぜひ以下の3点にフォーカスしてください。

 * 「順位」と「正答率」を最重視する
   偏差値よりも、「全体の中で何番目か?」という順位、そして「どの単元を何%理解できたか?」という正答率に注目しましょう。

 * 「偏差値は±3は誤差」と捉える:
   試験の難易度や受験者層の変動で、偏差値は簡単に3ポイント程度動きます。一喜一憂せず、「この変動は誤差の範囲」と冷静に受け止めましょう。

 * 「できること」を具体的に褒める:
   「偏差値が上がったから偉い」ではなく、「前回間違えたこのタイプの問題が、今回は完璧に解けたね!」と、具体的な学習の成果を褒めてあげてください。

親御さんの冷静な視線こそが、受験のプレッシャーからお子様を守り、合格へと導く最大の力になります。
偏差値という幻想に踊らされず、残りわずかな受験生活を前向きに乗り切りましょう!

追記
実はこの時期、過剰なストレスから体調を崩す生徒が増えてきます。これは「偏差値が上がらない」「偏差値が0.8下がった」といった理由でお子さん自身が、大人が思っているよりも苦しんでいることの現れです。