塾業界を〜〜〜っぶっこわーす。


こんな問題を見つけました。

繁分数からの分母を払う説明する方向性で解答を作ればいいんですが⋯。これ、解答できた小学生はほぼいないだろうなあ。
いい問題だとは思うんですが、「初めて分数の割り算を計算する小学生に」という文言も混乱させるよなあ。ただ、昨今の算数(受験算数、小学校算数)に一言もの申したい感じが素敵な問題です。

なぜ、分数同士の割り算のときは割る数の逆数をかけるのかの原理を理解しているかを訊いてますね。

これ、大人でも一般人は「運用はできるけど原理は説明できない」という人が非常に多いです。超難関大学の学生も「そういうもんだから。」と理解している人がやはり多い。ちなみに公立の小学校の教員でさえ、自分自身も原理を分からないまま、割る数が分数の時はかけ算に直して分母分子をひっくり返すと暗記させている人もいます。(暗記はいいんだけど、原理は説明しようよ。わかる子もいるはずですよ。)

前置きが長くなりましたが、解答してみます。
タイピングの仕様上、分数は(分子/分母)と表記します。

解答
割り算を式を使わずに表すものが分数です。
割り算を分数に変える時は、割られる数を分子、割る数を分母にします。これは割る数が分数の割り算でも同じです。
8 ÷(2/3)は 8/(2/3)と分数で表せます。
ただし、これでは分母に分数があって、わかりにくいので、分母の分数を1にします。分数は分母と分子に同じ数をかけると大きさは変わらないので、分母が1になる数を分母と分子にそれぞれかけます。(2/3)にかけると1なる数は(3/2)ですから
8と(2/3)にそれぞれ(3/2)をかけると8✕(3/2)が残ります。だから8÷(2/3)は8✕(3/2)と表すことができます。

以下蛇足
だから、問題文にある÷を✕に直しているわけではないのですし、分数の分母と分子をひっくり返しているわけではないのです。

ギリギリ小学生がかける範囲を意識して解答を作成してみました。

この問題は昨今、流行っている科目横断型の問題ですね。訊いている内容は算数ですし、算数の理解を問うている問題ですが、解答手段が記述なので、国語の記述力も合わせて診られる問題形式です。
今後もますます、こういう問題が増えていくでしょう。もう10年以上前から科目横断型問題を出題する学校が増えています。

こうした入試トレンドを受けて、国語科以外の講師が記述形式の問題ができないとすぐに「国語力の問題」にして、国語科に責任転嫁する風潮、問題文の読み取りが甘いと、すぐに「読解力不足」と国語科に責任転嫁するのは止めたほうがいいなと私は思います。
後、全科目指導できる講師に何も言えなくなるのもよくないですね。専門分野で威張り散らすにではなく、全科目指導をできるところまで研鑽すべきでしょう。
まあ、期間限定の学生バイトさんは専門分野を頑張ってくれたらいいんですけどね。

この問題、麗澤中学校(千葉)で2024年度に出題された問題です。ちょうど四〇〇塚さんが入試問題の解答をホームページにあげているので、どんな解答をしているのかな〜と見てみたら
って書いてあった。
なにそれ。
まあ、無料サービスですし、義務もないですけども。
塾としたら分数の割り算の超基本の授業で扱う内容ですよ。塾としてのプライドはないんですかい。

塾で算数だけずっと教えてる人って確かに記述力ってない人多いよな。小学生みたいな報告文書よく見るし。後、他の人に聞けないんだろうな〜。国語科の人に記述の仕方を教えてもらうとか。自分が優位でないとコミュニケーション取れない人多いし。勝手な想像ですけどね。見かけは大人中身は子どもみたいな逆コナンおじさん多いもんな。私も棚には上げられんけど。