のある人が形を破れば形破り。
形のない人が形を破れば形無しになる。
第十八代 中村勘三郎

かなり含蓄のあるお言葉です。形はカタと読みます。
形無しとは跡形もなくなる様を指し、台無しなるみっともない様を意味します。

今回の話題は、入試で増加し続ける理社の記述問題についてです。

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保護者面談をしていると高確率で「記述問題がでくるようにならなくて…」という話がでてきます。そして、中学受験集団塾の理社講師の多くが「科目の問題ではなくて国語力の問題ですね、国語を頑張りましょう。」という謎のアドバイス&責任転嫁をして、お茶を濁すということが繰り返されています。


集団指導型の学習塾が苦手とするのが、記述問題なんですよね。講義形式の授業スタイルでは、記述の解答力を向上させることは非常に難しいです。記述の解答力は一対一のインタラクティブなやり取りの中で改善されます。しかし、集団授業で、これを行うのは不可能であるのは想像に難くありません。


家庭教師や一対一の個別指導塾で添削や答案作成の指導を受け、答練することが必要だと思います。


ただ、記述ができない子の解答作成の様子を見ていると、「形無し」なんですよね。

設問に対して、一生懸命に自分の言葉でゼロから解答を作っていることが多いです。だから、得点に必要な要素が漏れていたり、不要なことをダラダラ書いたり、書いているうち日本語としての繋がりが損なわれたりという状態に陥ります。しかも、集団指導塾の授業では、こうした記述問題への指導が弱いので、生徒自身の力でなかなか改善がされません。


じゃあ、どうすればいいのか


形を身につければいいんです。芸事しかり、武道しかり、まずは形を学ぶ。そして形に自分を当てはめていく。そして、形を守っていく。今風にいうと勝確パターンをいくつも知っていおいて、そのパターンに当てはめていけという感じですかね。


理社の記述問題の形を身につけるのにおすすめしている教材はこちら。


 



記述回答の形が学べます。私は問題をみたら解答がスラスラ言えるように何度も暗記するように指示をしていますが、この問題集の内容が頭に入ってくると、記述問題の得点が劇的に改善されます。