字が汚いことは中学入試に圧倒的に不利です。
とは言え、これがなかなか直らない。これはねえ、親子の問題です。塾に投げてくる保護者が結構いますけど、授業をやるのがメインですからね、塾は。限られた時間で字の修正まではできませんよ。

かく言う私も小学2年生ぐらいまで字が汚かったんですよ。心配した母親が、目の前で作文用紙半ページ分の日記を書かせるようになりました。母の目の前で。

でもって、明治時代の教師が持っていそうな教鞭のようなものまで用意して、汚い字を書いた瞬間に毎回それで手をビシッとやるわけです。涙がちょちょ切れる痛さですよ。だから、この年まで当時のことをおぼえてるんですよね。



昔は箸の持ち方、鉛筆の持ち方、文字の丁寧さは家庭のしつけの範疇と考える人が多かったので、結構厳しくされた人も多いんじゃないかなと思います。

何度も痛い思いをしているうちに子供なりに丁寧に書こうとするんですよね。そのうち文字で人から注意を受けることはなくなりました。

今もホワイトボードや黒板で文字を書いて説明することが多いですが、字はキレイとか見やすいと言われています。これは母の厳しい躾のおかげかなと今も感謝しています。

でも、これは学校や塾ではできませんよね。学校なら体罰ですし、塾なら単なる暴力です。というわけで親がなんとかしなきゃならない問題なんですよね。とは言え日本では家庭の体罰も禁止になりましたからね。
文字を丁寧に書かせるだけでも大変な世の中になりました。

ならどうするの

答えはどうしようもないと私は思っています。
児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律が2020年4月から施行され、家庭内の体罰が禁止になりました。肉体的苦痛を伴う躾は全面的に禁止です。
故に「言って分からない子」にはそれ以上はできません。私個人はこの法律の改正はめちゃくちゃ残酷な世の中作ると感じています。

文字一つとっても「親から言われても直らない子」はたくさんいますが放置するしかないわけです。
中学受験においては不利を承知で受験するか、受験しないかの二択です。まあ、文字は学生のうちは様々な試験で不利を被るでしょうが、社会でれば基本、直筆で文字を書く機会は激減するので、そこまでしのぎ切るという生き方で行くしかないでしょう。