某大手塾のいつかの風景


5円玉と1円玉が合わせ100枚あります。

合計金額は356円でした。5円玉は何枚あったか答えなさい


的な問題の解説授業がとなりから聞こえてきました。

小学生5年生下位クラスでしたので鶴亀算のおさらいでもやってるのかなーという感じで聞いていました。

こちらは演習中で割と耳だけは暇な時間帯だったので


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数学的にはこんなの方程式で簡単に解けるのでいくよー


裏技キター

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5円の枚数をX、1円玉の数を枚Yと置くと

X+Y=100

未知数は2つあるからもう一個式を作るよー

5円玉は1枚5円、1円玉は1枚1円だから

金額を求める式は

5X+Y=356

だね~。

ということは4X=256

なので X=64 Y=36 はい一瞬!!


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先生スゲー


それ、中2でやる連立方程式じゃん。

鶴亀算じゃないじゃん。

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私が直接担当しているクラスではなかったんでスルーしましたけど、学生講師は方程式で教えたがるんですよね。意外にも中学受験組の講師も「鶴亀の原理を小学生に教えるのが難しい」とか言って方程式使う講師もいます。なんやそれ。昔はこんなこと許されるはずもなかったんですが今や校舎の責任者が

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間違いではないので仕方ないです。

人がいなくて、今、彼にやめられると困るんでスルーでお願いします。

とかいう始末。私は当時は中学生部門の責任者だったのでこれ以上口出しすると越権行為になるので介入は控えましたが。言わずもがなですが、このクラスは鶴亀算できません。連立方程式も使えてません。

方程式を使う場合、柔軟性が高い分「何をどういう理屈でX、Yと置くか」を叩き込まないと一人で問題を解けるようにはなりません。


そもそも算数と数学は似て非なる科目です。算数は算術といったほうがいいかもしれません。ケースバイケースで解決法を身に着けておき、問題に対して自分の持っている解決方法を当てはめたり組み合わせたりして素早く答えにたどり着くという科目です。数学は問題に対して解決方法そのものを考える学問です。

安易に方程式を使う癖をつけてしまうと、様々な特殊算を身に着けておき、問題に応じてどの方法を使うのかを考える部分が鍛えられません。


保護者の皆さん。

授業見学に行ってください。

これは自己防衛をするしかありません。