周回を予定して問題集を使う

なんでもかんでも問題集にガンガン書き込みをさせるのは微妙ですね。私はコピーを取る派です。理由はもう一回やる可能性があるからです。もともと一周しかする予定がないものなら最初から書き込んでいきますが。


問題集に書き込むのは日付と⭕❌だけです。

⭕❌は控えめに記入してくださいね。問題番号の横にちょこっと書いておく。三回までは取り組めるように、一回目は赤で日付と⭕❌を。

二回目は青で日付と⭕❌を三回目は緑または鉛筆で日付と⭕❌をつける。

目的は二周目以降は❌の問題だけに取り組むために記録を残しておくという点にあります。


その際には当てずっぽうで答えを書かないというルールももうけておいた方がいいでしょう。


不正解の問題は周回毎に減っていくのが自然です。もちろん時間経過によって忘れてしまうものがあれば増えるわけですが、いずれにしても何度やっても正解する問題を繰り返し復習するのは時間のムダです。


塾で書き込みを推奨するのは


1、なにも考えていない。

子供たちの多くは放っておくと書き込みをしたがります。なにも考えていない講師は「じゃあ、書き込みな」と指示をだしたり、なにも指示を与えずに子供の自由にさせておきます。

また、「書き込むな」という指示を出すと「なぜ書き込んではいけないのか」を時間をとって説明しなければなりません。その説明が説得力を持ってできない。だから何も言わない。


若い先生だと授業をやるのに精一杯でそこまで気が回らないということもあるでしょう。

2、クレームを恐れる

クレームというレベルではないんですが、とかく教育業界のお客様の中には「俺はこのやり方で受験に成功した!俺のやり方が一番正しい」というパパがチラホラ登場します。経験則的にはママでこのタイプの人は少ないです。

いわゆるこれです。

こういう保護者の方の中には「俺はテキストは書き込み派で東大に合格したんだけど」みたいな人がプチクレームみたいに出てくるんですよ。こっちは良かれと思って言ってるだけなので「あー、そういう方針なら書き込んでもらっていいですよ」と対応するんですが、まぁ、面倒です。そのうち何も言わなくなる講師もいます。塾もこういう保護者とバトルにならないように「ウチの塾はこういうやり方なんで」という方針をぼかすようになってきています。トラブったら講師に責任を負わせるという姿勢が見え隠れします。

3、書き込みの方が宿題チェックが楽
この点が大きいように思います。最近はノートの作り方さえ家庭や学校で何も言われぬまま小学校三年生まで学年が進んでしまった子が増えています。ノートの作り方はお箸の持ち方と同じレベルの家庭での躾の範疇だと私は思っています。

ノートの右上に日付と問題集の名前とページを書いてから問題番号を移して、解答を書くぐらいの話ですが。これすらまともにできない。

だから、宿題をノートにやらせてもどこにどのページの答えが書いてあるかわからない。
さらに、敢えてクソガキといいますが、宿題をやってないクセにしれっとノートだけを出すクソガキまで紛れ込んでけつかるので、ノートにやらせてチェックすると、まあ、カオスです。

さらに塾側は「授業中の演習時間に宿題をチェックする」という方針の塾が多いので(人件費削減の波です。)五~六分で20名程度の宿題をチェックする必要があります。
ですから多くの先生は「宿題は問題集に直接書き込んで出してください」となるわけです。