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昨今のトレンドですが「子供はホめて伸ばすのがいい」という流れですよね。ただ、これ「褒める」が一人歩きしてる気がするんです。

これって元々はアメリカの組織マネジメントの考え方の中の部下の育成の部分を子育てに応用しているのだと思います。


もちろん、良いことをした際には褒めるの当たり前ですが、お子さんはそうそう良いことをしません。でも褒めなきゃならないと思っているとご機嫌とりのように褒めてしまっている家庭があるようです。これは子供が付け上がるだけで親の言うことを逆に聞かなくなってしまいます。外でもワガママ放題になってしまうと本末転倒ですよね。



これは褒めるという言葉の定義が違っています。ここで言われる褒めるということはいわゆる承認です。日常でお子さんを承認し、それを言葉にして伝えようということが、「ホめて伸ばす」ということです。

塾講師の中でもこれを勘違いしている人が結構いますし、部下に「とにかく生徒を褒めろ」という変な指示を出している方もいます。



例えば髪を切ってきた生徒がいるとします


間違った声かけは

「髪切ったの?いいじゃんかっこいいね。」


正しい声かけは

「髪を切って短くなったね。」


承認は事実を認めるだけです。聞かれてもないのに感想まで伝える必要はないんです。この感想まで伝えてしまうとお世辞のようになってしまいますし、子供も「なんか持ち上げようとしているな~」と感じてしまいます。


何かにつけて、大したこともないのにお世辞をいってくる上司がいたらウザイですよね。なんか魂胆があるんじゃないの?と疑いたくもなります。もちろん、本当にいいなと思ったらそれを伝えるの良いと思いますが、それはそんなに回数は多くならないはずです。


塾の小テストで50点が80点になったとします。


「30点も点数が上がったじゃん。すごいねー、やればできるじゃん」


は誤った声かけですね。


「前回に比べて30点点数があがったね。今回は前回より頑張ったのかな?この調子で次もやってほしいな。」


が正しい承認です。感想はいってません。ただし好ましいことは続けてほしいという希望は伝えています。


何でもかんでも褒めまくるは逆に子供を駄目にすると思います。褒められ続けていると褒められないと不満をもつのが人間です。


売上目標を達成して、前回は報償金が10万だったのに、同額の目標を達成したのに、今回は報償金が5万だったらなんか損した気分になりますよね。


今回の記事の冒頭で紹介した本はこのあたりのことをしっかり理解して上手にお子さんを承認しているやり方が多々載っています。上手いお母さんだなと思います。