
「おい、ばばあ。話が違うじゃねーかよ。」
今回、高校受験コースへ入塾の相談にいらした方は、有名学習塾で中学受験をし、四谷大塚のA偏差値で59の学校に通っていた男の子です。
今年、中学二年生になるのですが、完全に不登校になってしまっているそうです。中1の前期期末テストでは圧倒的に最下位。保護者も学校に呼び出されたそうです。
お母さんいわく、決してサボっていたわけではないそうですが、授業のスピードと難易度が高く回を重ねる毎についていけなくなったそうです。話を聞くとどうやら中学受験時はミラクル合格のジャイアントキリングだったそうです。
お父さんは公立進学派で母子二人三脚の受験だったそうです。合格当初は非常に喜んでいたお二人でしたが、あっと言う間に授業についていけなくなり、学校を休みがちに。
休むとますますついていけなくなり、後期は完全に落ちこぼれ状態で不登校に。
そして家で暴れるようになったそうです。
中学受験時にお母さんは息子さんに「中学受験をすると高校受験をしなくて良くなる」「受験が終わったら好きなことをたくさんできる」と話していたそうです。
本人は中学での勉強がかなり大変でことあるごとに「ばばあのいった通りにしても、勉強が大変になっただけじゃねーか」とか「ばばあは俺を騙した」など乱暴な言葉遣いで母親に反抗するようになったそうです。
父が在宅時は彼が暴れだしたら止められるそうですが、不在時は手がつけられないそうで、学校側から出席日数の関係で退学を提案されたとのことでした。
地元の公立中学に戻って再スタートを切るにいたって近隣の塾に相談をして回っているとのこと。
本人と面談をして入塾をするかどうかを決めるということで、本日がその面談でした。(他の中学生と顔を合わさないように日曜日に設定しました。)
手こずるかな~と思っていましたが、塾は彼が成功体験をした場なので、すんなりと来塾してくれました。ただし、母親は伴わず一人で。
受け答えはしっかりしており、きちんと大人とも会話ができる中学生でした。
学力も中学受験を突破しているだけあり、英語以外は高校受験偏差値で60を越えるくらいでした。一方で英語は壊滅。I was played ~であるとか、pleaseがかけなかったりと結構な重症でした。
中高一貫校は英語のスピードがかなり早いですので、基礎力がないと次々に新しい文法を反復なしで習うので混乱してごちゃ混ぜにしてしまう、単語がまともにかけないまま中2になってしまうのは「あるある」です。
本人は「どうでもいい」と入塾をまともに考えていない発言を繰り返していたので入塾は条件付きで不合格にしました。
勉強で大変な思いをしていることは知っている
それでももう一度高校受験にチャレンジをしてみる気はあるか。
もう一度塾で成功体験するチャンスをつかむつもりがあるか。
苦労をした人間はチャンスを大切にできる。だから君もチャンスを大切にして高校受験でもう一度成功体験をする可能性は10文ある
といった話をして、「この塾で挑戦してみたい」と思ったら電話して、自分の口で「この塾でやってみたい」と連絡してくれ。そしたら合格。そうじゃないなら不合格。と伝えました。
先ほど、本人から電話があったのでこのブログを書いています。
確かに受験で人生は決まらないですが、中学受験は子供に落とす陰も大きく、その陰が子供の人生を大きく左右してしまうことは関わるもの全てが覚悟をしておかなければなりませんね。
わが塾に入ってきた彼はどんな成功体験をしてくれるのでしょうか。一応、準委任契約なので彼の入塾を役員には報告をしないとですね。