中学受験でもっとも気にしなければならない点は家庭学習時間の確保です。時間をかければいいというものでもありませんが、一定の時間をかけなければ成績は上がりませんし、志望校合格も果たせません。この学習時間の捻出は中学受験の肝であることは間違いありません。
塾講師たちの本音トーーーーク
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ほとんどつきっきりで子供の勉強を見てしまう方がいます。「私がいないとやらないので」という話は物凄くよく耳にします。これは完全に下策です。中学受験は三年間の長期戦です。ほとんどつきっきりで子供の勉強に付き合うと子供はそれが当たり前になり、親がいないときは勉強をしない、しても適当にやるという姿勢になってしまうのものです。また、長期戦なので親が三年間ほとんどの時間を子供の勉強に費やすのは無理があります。親には親で家庭内で果たすべき役割に使う時間もありますし、自分自身のために使う時間も必要です。無理をすると長期戦は戦い抜けません。下策中の下策です。子供の勉強を診る時間、宿題をチェックする時間は必要ですが、日常生活の大半をつきっきりで使うものではありません。
計画表などを作らせ、ガミガミと叱りながら子供の学習時間を捻出させる動きに出る方もいます。これは中策です。中策とはそれしか選択肢がない場合に効果を期待せずに行う作戦のことです。つまり、何もやらないよりはマシ程度の動きでしかありません。この状況で勉強を進めても大して成績は伸びずに志望校も希望より下げての受験という事態に陥る可能性が高いです。理由は子供の意欲が低下する方法だからです。意欲が低下した状態で勉強に取り組むと効率が低下します。子供は効率については考えが及ばないので「あれだけやったのにできない」と自己肯定感が低下していきます。自己肯定感が低下した状態ではチャレンジングな行動はしなくなるでしょうし、言われたことだけやるロボット人間になったり、最悪「もうやめる~」となったりします。
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優秀なママは子供を焚き付けます。やってみようという気持ちにさせます。人を動かす原動力は承認と誉めです。認められると「やってみようかな」という気持ちになりますし、誉められれば「もっとやってみようかな」と頑張る気持ちがわいてきます。自分から勝手に勉強時間を捻出してくれれば親が時間をとられる必要もないですし、管理の手間も省けます。
結果が出たら大袈裟に褒める。結果がでなかったら努力を褒める。褒める時にほんのちょっと次に向けての提案をする。
子供を焚き付け、その気にさせると殆どの子供は自発的に勉強をするようになります。そして自発的にやるので、もっと調べてみようとか、もっとできるようになる方法を知ろうと意欲的になります。このサイクルに入れば家庭学習の捻出はクリアです。
そうです。管理ではうまく行かないんです。
今はつらい勉強を耐えた先には幸せはないんです。子供はそれ潜在的に知っています。だから昔のように「金持ちになりかったら勉強しろ」ではついてきません。金持ちにならなくてもソコソコ快適な暮らしはできるのです。
知らないこと知ること、できなかったことができるようになる。物事に考えを巡らせる。これらは全て、勉強の本質です。そして人間は本来、こういうことを楽しいと感じる生き物です。そこに焦点をあてて子供を導いてあげてください。

