昨日の講義の内容の復習。
悲嘆とは何か?
人が親しい人や大事なものを喪失したときに、体験する、複雑な心理的、身体的、社会的反応。
*複雑な→関西弁でいう「ややこしい」状態。難しい、理解できないなどの意味も含む
だれもが、家族や親しい人を亡くせば、悲しい悲嘆を体験するもので、
これ自体は正常な反応であり、ごく当然な人間的な感性のもの。
悲嘆そのものは病的なものではない!
うつ病とは全く違う、よって薬で治るものではない
悲嘆の形態は文化によって異なる→(静かに涙する民族、大声で激しく感情を表現する民族)
しずれにしても、悲嘆そのものは、全ての人々にとって普遍的な現象
しかし、死別形態及び、様々な要因によって病的な状態となる可能性がある
病的な状態となる背景に、悲嘆の抑制がある。
特に日本社会では、男性が涙を見せるのは、みっともない、女々しいなど、周りの目を気にする風潮があり、涙を流せなかったり、悲しみにくれることができなかったりする。
男の癖にとか、大黒柱なんだからしっかりして、など言わず、そっと見守っていたわってあげましょう
悲嘆の状態・・・日常生活、社会生活が出来ない状態。通常3ヶ月~1年で消失する
ご家族をなくした後、1年くらいは、日常生活が、社会生活が、出来なくてふつう・・・当たり前。
出来ないことで、ご自身を責めない、ご家族を責めない
悲嘆感情の経過推移パターンなどがあるけれど、
必ずしもその通りの感情現象が起こるとは限らず、学問的見解なので、気にしないこと
悲嘆が及ぼす身体的羅漢
この中で、注目疾患が「胃がん」「乳がん」これは免疫力低下から発症するのかもしれません。
あと早めに受診してほしい症状
「耳鳴り」「目のかすみ」・・・耳が聴こえない、失明にいたるケースもある。
人生における悲嘆の誘因となる喪失体験
悲嘆は種種の喪失体験から生じる。
その喪失の対象は人に限らない。本人にとって大事だと思うもの全てに及ぶ
最大の喪失体験は、家族との死別である
・愛する家族や親戚、友人などを喪失
→死別、離別(失恋、裏切り、失踪)
・身体的喪失
→病気による衰退や身体の一部の喪失(子宮、乳房、頭髪)、事故による負傷
・所有物の喪失
→財産、住居、仕事のリストラ、ペットを失う
・環境の喪失
→転勤、転居、転校などによる、親しみなれた地域社会や故郷などとの別れ
・役割の喪失
→地位・役割(家庭内での役割、子どもの自立、定年など)
・自尊心の喪失
→仕事の失敗から来る名誉・名声のはく奪。
災害時、避難所などでのプライバシーが守られない、悪口、うわさ話
・社会生活の安心と安全の喪失
これらの喪失体験がある。
震災、先日の土砂災害、で多くの方が喪失体験をされている。
全ての人が背負って生きている「悲嘆」具体的に大きな喪失体験をした人のみではなく、
全ての人々は「悲しみ」を抱きながら人生を歩き続けているのではないだろうか!
悲嘆の道のりと、目指すもの
決して、悲嘆、苦しみ、嘆きは消えてしまうものではない
しかし、自身の中に次への希望と勇気、夢ある生活を過ごす力がわいてくるようなる
慈悲が意味するもの
「慈」=いつくしみ、あわれむ
おおいなるもの(神仏など)の無限なる慈しみやあわれみのおおきさ、深さ、広さなど
「悲」=苦しみ
1)おおいなるものが「慈」が理解できない悲しみ
・・・この度の天災などが発生すると、神様はどうしてこのような苦しみをあたえるのだろうか?と
いう思いがこみ上げる
2)それゆえ、人生の「苦しみ、悲しみの意味」が理解できない悲しみ
・・・理解できないのが人間で、何故と問うものに答えが出ない
3)人間相互の「苦しみ、悲しみ」が理解できない
・・・人の悲しみ、苦しみを聞いてあげても、わかってはあげれないこと。
まとめ
男性だからって涙をガマンしない!泣いていいんです!
めそめそしてては、周りに心配をかけるとか、あの子が悲しむとか、
いろんなことで、涙をガマンしない。
1年くらいは、日常生活、社会生活が出来なくていいです!
悲嘆は決して消えるものではない
その中から次への希望や勇気、夢ある生活を過ごす力がわいてくる。
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時には自らの命を絶とうと考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、愛する人の思い、偲ぶことが出来るのは、あなたしかいないのです。
あなたが生きている限り、愛する人はあなたの中で生きています。
だから、悲しく、苦しく、絶望感、喪失感、どうしようもない感情につぶれそうになっても、
何も出来なくてもいいから
生きてください。
明けない夜はありません・・・必ずあなたの悲しみが希望に変わるときがきます。
