近ごろ、非ミステリー系エンタメを次々に読み、すっかりその世界にハマっていました。朝倉かすみさん、朝比奈あすかさん、山田宗樹さんなどなどのラインナップです。エンタメ系専門に書いてこられた作家さんとは、ベース自体が違うという印象です。

  ところが、この系統の作家さんたちには、「ハズレ」もけっこう見られるというのが現実。

  たまたま、ハズレ感ハンパない作品を読み、もやもやしていたところに、図書館からの連絡。有栖川有栖さんの「こうして誰もいなくなった」の順番が回ってきたのです。

 

  さっそく、最初の一話を読むと、30ページほどの短編ながら、やはり、おもしろい。

  一気に本格ミステリー欲求が高まり、未読作家さんたちをさらってみると、まだまだ、たくさんいらっしゃること、かなり驚きました。

  たとえば。

 

  石崎幸二さん

  メフィスト賞受賞でデビュー。

  「首鳴き鬼の島」

  「復讐鬼の棺」

  「鏡の城の美女」など。

  2014年以降、沈黙。

  わたしが目を付けたのが「首鳴き鬼の島」。鎌倉時代の鬼退治伝説の残る孤島を訪れた人々が連続殺人にまきこまれます・

 

 久綱さざれさん

  トンデモ系有名雑誌「ムー」からデビュー。

  「ダブル」

  「ハーツ―死に抜けゲーム」

  「神話の島」

  2008年以降10年におよぶ沈黙。

  目を付けたのは「神話の島」。天涯孤独な高校生が、実は自分に家族がおり、新興宗教に入信していたことを知り、やはり入信ずみの妹がくらす島を訪ねます。しかし島で待っていたのは戦慄の連続怪死事件でした。

 

 大村友貴美さん

  横溝正史フリーク。当然、横溝正史賞でデビュー。

   「首挽き村の殺人」

   「死墓島の殺人」

   「霧の塔の殺人」

   など、本格ミステリー好きの心をそそるタイトルが並びます。

   初読作品に選んだのは「首挽き村の殺人」。僻地の無医村に都会から医師が赴任。しかし、ほぼ同じころから怪事件が続きます。

  気になるのは、アマゾンの評価が低いこと。傾向の違う作品を3冊ほど読むつもり。

 

   その他、本格にはかぎりませんが、注目しているのが、倉数茂さんの「名もなき王国」、黒川裕子さんの「イロニーの魔術師」、山崎マキコさんの「濡れた足音で彼女は近づく」、斎藤肇さんの「あいまいな遺言」、「思い通りのエンドマーク」、まさきとしかさんの「ゆりかごに聞く」「玉瀬家、休業中」などといったところ。

 

  これらの作家さんたちに共通しているのが、1960年代生まれであるということ。

  特に、注目すべきが、「1965年」。この年に生まれたミステリー作家さんが、かなり多い。

  この年に、人知れず魔王が降臨してたとか、人知れず蟻サイズの地球外人類が到来して人知れず踏みつぶされて地球侵略が失敗したとか・・・・・なにかが、起こっていた、のかも。