私がまだ結婚する前、とある乗馬クラブで働いていた当時の、
心の愛馬さんの名前です。
サイトを開設してかれこれ9年くらいになりますが、
アンジェラのことは書いたことがなかったかも…・
どうして急に思い出したかというと、
お友達のしおのさんが、八ヶ岳の牧場に遊びに行ったと報告してくださって、
その写真を見たら、アンジェラが移動していった牧場にとても似ていたので
「ココ行ったことある!アンジェラに会いに行ったのよ!」と、思い出したわけです。
ま、 ・・・・結果としては、違う牧場だったわけですが(爆)「(≧ロ≦)
あぁ、まったくワタクシらしいオチ。 il||li _| ̄|● il||li
そんなこんなで、アンジェラのことを思い出したので、
ちょっと日記に書いてみようかと思った次第です。
(めっちゃ長くてごめんなさいよ~
)当時、私が働いていた乗馬クラブ に
競走馬を引退してすぐやってきたアンジェラは、
体の幅もあまりなくて、斜尻(しゃじり)というのでしょうか、生まれつき尻尾の位置もちょっと下がってて、あまりぱっとしない見た目。
また、牝馬特有の 神経の細い所もあって、
他の馬にちょっとでもからかわれようものなら、洗い場でも馬房でも
ヒュンッヒュンッ啼いているような馬でした。
「大丈夫かな~??」 と思いましたが、
人懐っこいのと、意外に度胸のいいところもあったのか、
障碍を怖がらずに向かっていったので、乗馬としての調教を進めることになりました。
調教が進んで、徐々にアンジェラの背中に乗れる人が増え、つまり 彼女の仕事が増え、
それに比例するように、アンジェラがどんどん自信をつけていくが見ていてわかりました。
今までだったら、厩舎の通路を歩いていて、
せん馬(去勢済みのオス馬)にお尻なんかつつかれたりしたら(完全にセクハラ(*´艸`*) )、
ブヒュッ!!なんて啼いて、飛び上がって暴れていた馬が、
通路を通る前に、オス馬どもを目で威圧して、
「アタシが通るわよ。 その顔、ひっこめときなさい!」
とでも言わんばかりに、自信満々で肩で風切って通路を進むアンジェラについて歩くのは、
私もとても誇らしい気持ちでした。
でも、状況は少しづつ変わっていきました。
今でも言われているのかな?
額に旋毛が二つある馬はヤンチャだという ハナシ。
しかもそれが、女馬となると、 乗り手を殺す とまで私はここで聞きました。(゜ロ゜;)エエェ
一枚目の写真で、気づかれたでしょうか?
アンジェラ、おでこに旋毛が見事に2つあるんです。
バッチリ星の中に。(笑)
とにもかくにも。そんな噂はさておいたとしても。
アンジェラはとっても軽い馬で
柔らかく乗れているときはいいのですが、ちょっとだけコツもいる。
そして、試合に連れて行くと、イレ込んでしまうということで、
結構あっさりと、クラブから出されることが決まってしまったのです。
もったいない。 というのが、私の一番の感想でした。
もう少し時間をかけれたら、素晴らしくはないだろうけど、
そこそこ良い乗用馬になりそうなのに。
でも、経営側から見れば、練習にもどんどん出れて、試合にも行ける馬がいい。
小さいクラブだったけれど、家庭的で、
初心者さんや子供さんをおもに対象にしていたこともあって、
練習では経験者限定、試合は難しい馬となると、ちょっと。。。。
いろいろな面で、自分の至らなさを感じました。
それでも、自分の勤めるクラブでなくても、
他にこの馬の働ける場所があるのなら いい とも思えました。
そのアンジェラの移動先の牧場のオーナーさんが、
「この馬がうちにいる間は、いつでも遊びに来たらいい。」とおっしゃって下さったので、
お言葉に甘えて、結婚が決まって、引っ越すほんの数日前にやっと
友人と一緒に会いに行ったのが、一番上の写真になるのです。
その時に、結婚して住む場所は牛の牧場の中で、
いずれは自分のペットとして馬を置かせて貰えそうだと話すと、
「それなら、もしアンジェラをこのクラブからも出す時がもし来たら、
一応君に引き取れるかどうか声をかけるよ」と言ってもらえたのです。
いつかアンジェラと暮らそう。
そう思いながら、関東を離れた私の新しい環境での日々がはじまりました。
私にとって、親戚も友人も居ない、慣れない人里離れた(笑)この土地での生活は
夫ですら、自分の味方でないように感じることもしばしばでした。
職場の中に自宅があるという環境で、
いろんな人の干渉があって、どんどん私の気持ちは追い詰められていきました。
そんな中、突如 アンジェラの移動した牧場のオーナーさんから、
「やっぱりうちでもちょっと難しかった。 どうする?」
と、電話があったのです。
数日、返事を待って下さるとのことだったので、
夫にも相談して、アンジェラをとりあえず引き取って、
一時的にでもどこかに預けようか・・・とか、何とか方法はないものか
いろいろ考えましたが、
私も新しい環境の中、精神的にもギリギリの状況・・・・
結局、アンジェラを 迎え入れることを断念したのでした。
どうにかできそうなことを言っておいて、オーナーさんにも迷惑をかけてしまったと思います。
アンジェラの消息は、それっきり わかりません。
追いませんでした。
それだからか、通っていた観光牧場が閉鎖されることになって、
1頭残ったアンサーが、片足 肉屋に突っ込んでいる^^;と知った時には、
どうにかして一緒に暮らせないものかと
今になって思えば、必死だったような気がします。
アンジェラの時は、全てがまったく動きださなかったのに、
数年後のアンサー受け入れの時は、いろんなことが一気に動き出しました。
この場所を使ったらいいと、社長さんが仰ってくれ、
夫が馬場を作るために、重機を動かしてくれました。
できることなら、アンジェラもそばに引き寄せたかった。
でも、あの時はどうしてもできなかった。
アンサーを、アンジェラの代わりに大切にしているわけでは決してなく、
むしろ、アンサーのことから始まって、子育てやら何やらに一生懸命になるあまり、
ついこの間まで、アンジェラのことを、ずっと記憶の中にしまっていたような気さえするのです。
忘れようとしていたのかな。
もしかしたら、私の決断がきっかけで彼女に辛い思いをさせたかもしれないから 。
薄情な自分を、目の当たりにしたくなかったから。
それを、急に鮮明に、久しぶりに思い出した。
アンジェラという馬との日々があったから、
今のアンサーとの暮らしが、かけがえのないものだと、感じます。
アンジェラへの罪滅ぼしを、アンサーにしているわけじゃない。
アンジェラから、いろんなこと教えてもらったから
アンサーにも接していけるのかもしれない。
アンジェラ、
ありがとうね。
本当に素敵な、大好きな女の子だった☆.+゜


