本日もお立ち寄りいただき
ありがとうございます細々おうち英語の記録と
子ども(チコ 3歳)の記録
たまに
時事や読んだ事物への
意見の呟きを書いています
モータースポーツの安全配慮について
運営側の安全管理と
親がすべき自己防衛
カート事故を受けて
元コースマーシャルとして
(本件に関する私の所持資格はコースA1と保育士)
学問的には交通心理学
仕事のジャンル的にはイベントスタッフ
にカテゴライズされる内容になるかと思います。
まず
亡くなったお子さんのご冥福をお祈りするとともに
加害車両ドライバーのお子さんのトラウマになりませんようにお祈りいたします。
この2人には何の罪も無く、ただただお気の毒としか言いようがありません。
これは、運営側の安全管理の杜撰さの問題です。
でも、親として我が子を守る為に
ちょっとした知識と視点を持っている事も
大切だと思います。
また、ご自身やお子さんが加害者、被害者、スタッフ
どの立場にもなり得ると思って読んでいただき
知っていただけたらも思っています
モータースポーツは甘い気持ちで軽々しくする遊びではありません
覚悟を決めて楽しむ遊び
迷惑の掛からない場所で楽しむ遊び
命懸けの遊びです
私がおかしいと思った所
・車両の進行方向に客を入れた事
・観客席との間に充分な緩衝材や退避エリアが無かった事
・マシンに突っ込むだけの力があった事
(出力を絞る小細工はできるはず)
モータースポーツの世界では
サーキットにプレス(メディア)が入る事がありますが
事故の恐れのあるエリア(つまり、主にマーシャルの居る位置よりサーキット側)に入った場合
撮影許可のある方でも客席方向側へ誘導します。
そもそも、慣れているカメラマンさんは
自分の身を守れる安全位置の確認や
不足の事態に対する反応力も
仕事の一部として身につけていらっしゃいます。
実際、私の経験で
不慣れなプレスさんに「そこは危ないから引っ込んで」と厳しい言葉でご移動いただいて間もなく
レース開始直後にその場所で
フォーミュラーカー数台が絡む事故が発生しました。
ドライバーの安全装備と
マーシャルの立ち位置の関係で
走行側、スタッフ側とも怪我はありませんでしたが
もしその場にプレスさんが残っていたら
と思うとゾッとします。
マーシャルの歩き方
コースマーシャルはレースのインターバルに
コース清掃をします。
その時身体の向きは車が走って来る方向を向いたまま動きます。
それだけ、車両が走行する場所に人が立ち入る事へ
気を遣って行動しています。
無線を持つ人、(ほぼ)全員笛を持ち
競技の準備開始前に時計合わせをした時計を持ち
タイムスケジュールを確認して動きます。
レースはそのまま開始されるわけではなく
責任者によるコース確認が入ります。
この、コースインスペクション(視察点検)
の車両通過時は、コース・救急とも持ち場ポストに戻り、サンブアップや旗を振って見送ります。
その時点では既に総員ヘルメット着用です。
ちなみに
マーシャルもエントラントも
怪我をしても死んでも文句を言いませんといった旨の
誓約書にサインをして参加しています。
この時点でモータースポーツイベントは一般のお祭りイベントとは違う
という事が伝わると幸いです。
(その経験から、乗馬体験や餌やり体験も
常にそういう感覚で不測の事態に警戒しつつ
しっかり楽しんでいます)
その上で、ベテラン勢(特に二輪)は
若手に「死にたくなかったら俺より前に出るな」
と指導する事もある
と記しておきます。
そのような発言をするベテラン勢は、脅しではなく、自身が間一髪の目に遭っていたり、仲間のマーシャルやエントラント(ライダーやドライバー)の死や再起不能の現場を経験して発言している場合が多いです。
コースサイドの設備
レーシングコースのコースサイド
ランオフエリア
・グラベル(砂利)
・グリーン(芝生)
・サンドトラップ
緩衝材・防具
・クラッシュパッド
(一片が畳以上くらいの大きな思いスポンジ)
・タイヤバリア
(古タイヤをまとめて固定したもの)
・ガードレール
・デブリフェンス
(飛来物を受け止める網)
・コンクリートウォール
テレビ中継ではあまり目に留まらないかと思いますが
そのおかげで命が救われたり
その構造物へのぶつかり方が悪くて亡くなる事故
というものもあり
年々、研究が進められて進化しています。
プロや愛好者の集う
本物のサーキットでさえ
これだけ気を遣って運営されているのです。
交通(自転車)公園にある
足踏みカートなら別ですが
エンジン付きを走らせるならば
サーキットのルールを適応して然りだと思います。
モトクロスなどのダート競技は
もっと観客との距離が近い事があります。
その会場でアナウンスされているのが
「競技車両に背中を向けないでください」
正にこれです。
背を向けなくても、進路の正面やコーナーの内や外のかぶりつきも危険です。
先のカート事故の際のような類のイベントでは
それを観客にしっかり周知した上で
安全動線と、クラッシュパッドの配置
立ち入り禁止ゾーンの設定をすべきだった
と考えています。
会場側の安全管理が不十分だと思った場合は
お子さんを近付けない事が1番ですが
どうしても観たい、観せたい場合は
充分な距離を取り、いつでも逃げられる体勢で
観るようにするといいと思います。
これは、保育園のお散歩の安全管理や
学校・幼稚園の自転車教室、借り物競走などの
ルート取りと観客位置にも応用できる事
そして
将来ドライバーや親になった時に
思い出してほしい事
でもあります。
F-1などの映像を見ながら
親子で安全に関する工夫やルールについて話し合うのも
自分の身を守る力、業務上他人の安全を守る考えに
繋がっていくのではないでしょうか。
それでは!