ある静かな朝のことである。

 

いつも通りに目を覚ました私は、

 

覚醒3秒で何が起こったか全てを察した。

 

 

 

あぁ、やられた。

 

 

 

ことの起こりは前の日の晩。

 

エリックが

 

「明日は朝から釣りに行ってきます。」

 

と言い出したことだった。

 

まあ実際に何かを釣って来たことなど

 

一度もないのだが

 

それはさておき、

 

朝ごはんはどうするつもりか尋ねた私。

 

するとエリックが

 

「朝早く出たいのですが

いつものインスタント味噌汁がないので

食べる物がありません。」

 

と言う。

 

 

 

私 「普通に味噌汁を作れば良いじゃないか」

 

エリック 「作り方が良く分かりません」

 

私 「じゃあ、私が今晩出汁を取っておくから、

明日の朝自分で味噌と具を入れて

温めて飲んで行ったらどうだ?」

 

エリック 「そうします。」

 

 

 

と言うことで、

 

後は味噌を入れるだけ☆

 

という状態までお膳立てして

 

眠りについた私。

 

ちなみにうちは白みそ派だが

 

一般的な正方形のプラスチック容器に入っており

 

でかでかと『味噌』と書かれているので

 

まぁさすがにそれは間違えないだろうと思っていた。

 

 

 

そしてこれが間違いだった。

 

 

 

さて、翌朝目覚めた私の鼻をくすぐったのは

 

強烈なニンニクとコチュジャンの香りだった。

 

いやいや夢かな?

 

と一瞬思ったが、

 

どう考えても家中に

 

ソウルの市場みたいな香りが充満している。

 

そして私はその香りに

 

非常に嫌な心当たりがあった。

 

 

 

焼肉のタレや・・・・。

 

 

 

我が家の冷蔵庫には

 

タッパーに入れた自家製の焼き肉のたれがある。

 

まぁこれも確かにベースは赤味噌なのだが

 

そこには大量のニンニクとコチュジャン、ごま油などの

 

各種韓国っぽいものが入っている。

 

地球がひっくり返っても

 

普通の味噌と間違う要素がないのだが、

 

まぁ、私が寝ている間に

 

地球はひっくり返っていたのだろう。

 

そんな非常時に寝ていた私が悪いのである。

 

 

 

と、何とか自分を納得させていると

 

犯人エリック氏からLINEが来た。

 

きっとこの凄まじい味噌汁を

 

錬成してしまった言い訳だろう、

 

と思って開くと、

 

そこには

 

『味噌汁作ったので食べてください』

 

的なメッセージが書かれているではないか。

 

 

 

 

え、無自覚?

 

 

 

 

おい味覚音痴、と

 

思わず口に出して突っ込む私だった。

 

 

 

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