エリックが現在住んでいる部屋は

 

どうやらエリックの入居直前にリフォームされたらしく、

 

ピカピカのフローリングに

 

ピカピカの木製のウォークインクローゼットと

 

ピカピカの木製のスライドドアが付いている。

 

ちなみに同じ家賃のお隣さん宅は押し入れと襖なので

 

エリックはかなりの幸運だったと思うのだが、

 

引っ越して来た当初エリックが突然

 

「フローリングに畳を敷きましょう」

 

とメールして来たことがあった。

 

 

いや、なんのために?

 

 

と頭上に30くらいクエスチョンマークを乗っけ返信したところ、

 

エリックから

 

「部屋にソファを置くスペースがないので、座るところがありません。」

 

という旨の返信が来た。

 

ここでなるほどとようやく合点が行った私。

 

基本床に座る習慣のないイギリス人にとって

 

例えそこにラグが敷いてあったとしても

 

ソファや椅子のない部屋は座るところのない部屋も同然。

 

しかしエリックの部屋にはソファを置くほどのスペースは無いため

 

それならばいっそ畳を敷こうという発想になったらしい。

 

 

 

畳って西洋人的には「椅子」のカテゴリーに属するんやな・・・・。

 

 

 

まぁ私も一応イギリスに住んでいたので

 

床の上に座りたくない気持ちは大変よく分かるのだが

(なんせ英国住宅は基本的に土足、かつ外はいつも雨で地面はぐしょぐしょ)

 

とは言え折角のフローリングに畳を敷くのはもったいないし、

 

そもそもいくらかかるか分かったものではない。

 

仮に購入したとて退去時の処分に困るのも明らかなので、

 

代わりに(多分)日本が生んだ世紀の大発明

 

座椅子の購入を勧めてみた。

 

ソファの快適さには劣るが、これも立派なイスの一種。

 

これで納得したエリック氏、

 

早速ニ〇リでこだわりの逸品を購入し、

 

全ての問題が片付いたのが約1年前の出来事であった。

 

 

 

そして現在・・・・

 

 

 

エリック 「もん、この座椅子、なんでこんなに安定性が無いんですか?」

 

 

 

1年経っても、座る度スパンと後ろにひっくり返っているエリック氏である。

 

そろそろソファとは違うことを学ぼうか・・・・。