さてエリック氏が購入してきた蜂の巣コロリは
長いノズルが付いているタイプではなく、
近距離から直接噴射するタイプであった。
その為
一歩タイミングを間違えれば人生のエンドロールが流れかねず
私としては鈍器で殴ってでもエリックを止めるべきか
暫しの間悩んだのだが、
何かシミュレーションを重ねたエリックが
「僕ならやれる」
と自信をつけ始めたため、
最終的に止めるタイミングを完全に逸した。
神様仏様マミー様、どうか何事もありませんように・・・。
さて、扉を開け閉めする役に任命された私は
持ち場つきその時を待つこととなった。
が、エリックがスプレーを噴射しようとまさにその瞬間
隣の部屋のバルコニーの扉がガラガラガラっと開き、
鼻歌交じりの隣人が陽気にベランダに出て来たではないか。
逃げてーーーーーーーー!!!!!!
(※本当に叫んだ)
一応事前に蜂の巣駆除の連絡はしておいたのだが、
恐らくうっかり失念していたのだろう。
私達を見た隣人は瞬時に自分の命の危機を察したらしく
転がるように部屋の中に逃げて行き、
次の瞬間エリックのスプレーが炸裂したのだが、
今度は給湯器という閉鎖空間にガスが充満したせいで
逃げ場を失った蜂達が
ボロボロとラピュタのようにエリックの腕の上に落ちて来た。
エリック 「F○○○○○○CK!!!!」
(※汚い言葉なので良い子の皆さまにはお聞かせ出来ません)
叫びながら扉に突進してくるエリックと、
辺りを飛びながらのたうち回る蜂の群れ。
そこにあるのはほとんど地獄絵図である。
やっぱ業者に任せとけば良かったわ!!!!!
誰もケガをしなかったから良かったものの、
管理人を恨む私である。
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ちなみにエリックの名誉のために言っておきますと
育ちの良いお坊ちゃんである彼は
基本的に英語のFワードは使いません。
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>大家さんに言えばよかったのでは?
エリックの部屋は借り上げ社宅なので、
エリックと大家や管理会社には直接の繋がりがありません。
(緊急時の連絡先を知っているかも謎・・・)
管理人とはその社宅の管理を任されている職場の方です。