今を去ること約1年前

(まだドイツに住んでいた頃)

 

ある朝気が付くと、

 

奥歯横の歯茎に何やら血豆のようなものができていた。

 

しばらく放置してみたものの改善せず、

 

しびれを切らして自分でプチプチしてみたものの

 

翌朝にはなんと完全復活。

 

仕方がないので歯医者に行って美人女医に相談したところ

 

おもむろに良い笑顔で、

 

「分かったわ、奥歯を抜きましょう」

 

と言われた。

 

 

 

いや、何その急展開。

 

 

 

実は私、日本でも奥歯を抜いており、

 

すでに一般人より1本歯が少ない状態。

 

これ以上歯抜けババァになるのは

 

全力をもって避けたいところなのだが、

 

この歯医者が言うには

 

 

・ 歯茎の腫れは奥歯の治療跡の炎症(?)が原因

 

・ 奥歯を抜けば全てが丸く解決する

 

・ ただし、奥歯を抜くためにその隣も一緒に抜く必要がある

 

 

とのことであった。

 

 

 

待って、2本も抜くんかい!!

 

 

 

奥歯の血豆は確かに不愉快ではあったが、

 

とくに痛みがある訳でもなければ

 

歯がぐらぐらしている訳でもなく、

 

こんな豆っ粒の為に2本も歯を抜けと言われて

 

素人がそうすんなり納得できるはずがない。

 

慌ててなんとか歯を抜かない方向でと懇願してみたのだが

 

「抜いたほうが治療が簡単よ」

 

「大丈夫、痛くないから☆」

 

とさほど真剣に取り合ってくれず、

 

そうこうして私が結論を出せずにいる間に

 

なんと血豆の方がきれいさっぱりこの世から消えてしまったので

 

結局この歯の処置は持ち越しとなった。

 

 

雑草じゃあるまいし、そんなほいほい抜かれてたまるか。

 

 

そんなこんなで放置した奥歯だったのだが、

 

帰国後また少し歯茎が気になり始めたので

 

半年ほど前から歯医者に通い始めた私。

 

当初は

 

「とりあえず二本、抜いときます?」

 

と日本の歯医者にまで良い笑顔で言われたらと

 

気が気でなかったのだが、

 

結局奥歯の詰め物を外して、

 

中に入っていた薬を入れ替えるだけで

 

事なきを得た。

 

 

 

"Nein(嫌です)"と言える日本人で良かった・・・・!

 

 

 

有難いかな、今日もうちの奥歯は現役である。

 

 

 

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