今を去ること数か月前

 

エリックのマミーからメールが来た。

 

 

『Hi, 元気かしら?実はさっき日本行きのチケットを買いました』

 

 

ついにこの日がやって来たか・・・

 

とゴクリと唾を呑むエリックと私。

 

マミーは常々

 

愛して止まない末息子の住まう日本とやらを見てみたい

 

と言っていたので

 

いつかこの日が来るのは想像に難くなかったのだが

 

思ったよりもお早い御出ましである。

 

その上エリック両親は

 

フランシス兄さんの住むフランスにバカンスに行った際

 

「フランス料理は嫌、英国料理が食べたい」

 

と泣いては兄さんを困らせた経緯があり、

 

隣国の料理ですら無理なら日本料理など劇薬に等しいのでは

 

と我々の間ではずっと懸念されていた。

 

 

私 「まぁ、あれだ、最悪イタリアンでごまかせば良いしな。」

 

エリック 「日本に来てまでピザですか?あり得ませんよそんなの。」

 

私 「いやだって、毎日ご飯時に苦痛を強いるのも可哀そうだろう。」

 

エリック 「折角兄さんも一緒に日本まで来るのに?僕は何としてでも

両親に和食を食べさせてみますよ。」

 

 

 

結論から言うと

 

この試みはエリックの惨敗に終わったのだが

 

なんにせよ、英国一家日本襲来編スタートである。

 

 

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エリックのマミーに関する過去の話はこのへん

 

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