前編はこちら。

 

 

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さて実はこの日、

 

運行時刻が全く定刻にかすりもしていなかったこのバス。

 

というのも最近我が町では下水の工事だかなんだかで

 

いくつかの通りが時間帯によって完全通行止めとなっており、

 

その影響をもろに受けてバス路線は大混乱。

 

通行止めの通りを迂回するために

 

普段とまったく違うルートを走っているのだが、

 

そのためにいつもより数十メートル離れた場所で停車したり

 

新たに謎のバス停が追加されていたり

 

挙句いくつかのバス停の存在が完全に抹消されている

 

という

 

乗客にとってはもはや迷惑のバーゲンセール状態。

 

その上、車内アナウンスと実際のバス停が違っていたりするので

 

土地勘のある人間にも迷子が続出する始末である。

 

 

 

まぁ、最近はこのゆるさがもはや愛おしく思えて来たが・・・・。

 

 

 

そんな訳で乗客達からは

 

うっすら諦めの気配が立ち上っていたこの日、

 

バスが信号に捕まりまくっていたせいもあり

 

私の前にいた件のおばさんの忍耐は限界に達したのだろう。

 

彼女が唐突に大声で

 

 

「あぁ、クソクソクソ!!!私急いでるのよ!!!!

これじゃどこで降りれば良いのかも分かりやしない!!!

クソが!!!!!」

 

 

とブチ切れた。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・Scheißeって4回も言いましたがな。

 

 

 

 

確かにバス会社に落ち度はありまくりだが、

 

いくらバスの中で喚いてみたところで、

 

信号が空気を読むわけでもなければ、

 

彼女の為に道路封鎖が解除される訳でもない。

 

が、止める者がいないお陰で

 

怒れるおばはんの演説は独り勝手にヒートアップ。

 

私のドイツ語単語帳には絶対載っていない類の言葉で

 

高らかにバス会社と下水工事への呪詛を吐きまくっていたのだが、

 

そのうちそれにも飽きたのだろうか、

 

ふと、近くに立っていたOL風の女性の方を向き、

 

「ねぇ、○○○通りに行きたいんだけど、どこで降りんの?」

 

とかなりぶっきらぼうな口調で尋ねた。

 

 

 

○○○通り?

 

 

 

○○○通りと言えば地元では有名な通りのはず、

 

これを知らないということは彼女は地元民ではないのだろうか・・・・

 

などとつらつら考える私。

 

その私の視線の先で

 

例のOL風の女性は美しく笑顔を浮かべながら

 

「このバス停ですよ。」

 

とはっきり言い切った。

 

 

 

あれ?

 

 

 

○○○通りはここからまだまだ先のはず。

 

1年以上この地で暮らしながら

 

未だに外出と遭難がほぼ同義語な私だが、

 

これだけは断言しよう、

 

このバス停は明らかに○○○通りの最寄りではない。

 

恐らく周りにいた人々も同じように思ったのだろう、

 

みなそれぞれ頭上にクエスチョンマークを浮かべていたが

 

当のおばはんは

 

「はぁ?ここ!?なら早く教えなさいよ、どいて!!」

 

と教えてくれた女性を押しのけ、

 

閉まりかけたドアに分厚い体をねじ込んで降りていった。

 

 

 

最後までうるさいおばはんやったな・・・・・・。

 

 

 

さてバスが発車した直後、

 

このOLの近くにいた別の女性が

 

「あの、○○○通りってここじゃないですよね・・・・?」

 

と恐る恐る尋ねた。

 

それに対して、

 

OL風の女性は優雅に頬笑みながら簡潔に一言

 

「知ってます。」

 

と返答。

 

 

 

他人を粗末に扱う者は、他人にも同様に扱われるのだ

 

 

 

と教訓を胸に刻み付ける私であった。

 

 

 

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