もう時効だと思うので言ってしまうが、
以前エリック氏が連れて行ってくれた
"美味しいスコットランド料理の店"での出来事。
スコットランドのレストランに対して不安しか感じていない私は
外食する際にイタリアンかアジア料理しか食べないのだが
エリックが
「ここの店は本当に美味しいですから!」
と何度も言うので腹を括って行ってみることにした。
店内はなかなかお洒落で店員さんも親切だったため、
第一印象としてはこれ以上ない程完璧。
これはまさか、本当に期待できてしまったりするのでは?
と歴史上稀にみるであろう
美味しいスコットランド料理の登場を待っていた私だったのだが、
出て来たハンバーグを見て、絶句した。
黒焦げですやん・・・・・・。
表面がもう焼き目どころの騒ぎではないレベルで黒く、
あまりの光景に一瞬言葉を失う私。
え?何?ドッキリか?と思わず
ウェイトレスとエリックの顔を交互にまじまじと見てしまったが、
どちらもきょとんとしており、何かを気にする風ではない。
しかしここで
いや、何ですかこの炭は?スコティッシュギャグですか?
と突っ込む勇気のなかった私は、
ウェイトレスの去った後でとりあえずエリックに訴えてみた。
私 「ねぇ、この肉、明らかに表面が焦げていないか・・・・?」
エリック 「そりゃあ網焼きですから、焼き目はつくのでは?」
私 「いやでも、これはもう香ばしい焼き目なんてものを通り越して
明らかに発癌性物質にしか見えないぞ・・・。」
エリック 「そうは言っても、、お肉はきちんと焼かないと危ないですよ?」
いや、これはどう見てもきちんと焼きすぎや、ド阿呆。
とりあえず恐る恐る端っこを口にしてみるも、
口に広がるのは見た目通りの炭の味。
まぁそもそもが
日本人なら絶対に人には食べさせないレベルで焦げている訳で
(レストランで出そうものなら間違いなく速攻で潰れる)
これを美味しく頂こうという方がそもそも無理がある。
しかしチキンな私は親切な店員にこれを指摘することが出来ず、
仕方がなく脳内で
いかにこれが不味いかの実況中継を行いながら、
ひたすら水で喉に流し込む作業の繰り返し。
すると今度は、ちょうどハンバーグの中心辺りで、
なにやらシャリシャリと凍っているゾーンに到達した。
焦げの次は半生かい・・・・・。
恐らく中途半端に解凍したハンバーグを
グリルでガンガンに焼いてしたまった為に
表面は炭、内深部はシャーベットという悲劇が起こったのだろうが、
もはやここまで来ると気分はちょっとした悟りの境地である。
思えば英国のレストランの厨房で働いていたあの頃、
一目見ただけで明らかに火を通し過ぎている料理が
何の抵抗もなくホールへと運ばれて行っていたが、
意外と焼き加減やゆで加減に文句をつけてくる客はいなかった。
英国人は心が広いのか、単に英国舌なだけなのか・・・・・
真相は不明だが、
結局一番信頼できるのは自炊だと身をもって理解出来ただけ、
あの英国生活には意義があったと思う今日この頃である。
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昨日のブログにたくさんのご意見ありがとうございました。
>知人の方は北海道出身でしょうか?
北海道は米とルー別盛りなんですね。知りませんでした。
が、残念ながら知人は東京の人です・・・・。
>外国では別盛りです
うーん、私の知る限りは
日本と似たような形(でも米はお子様ランチ盛り)が多いかと思います。
国によるのかもしれないですね。