+これまでのあらすじ+
船に置き去りにされたり、水たまりを飲んだりしたけど私は元気です。
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さて、泥水のような液体を義務感だけで飲み終えた朝8時半、
ようやく待ちに待ったチケットオフィスがオープン。
朝の経緯を話したところ、
幸運にも追加料金なしで次の便に乗せてもらえることになった。
これも私の日頃の行いの良さだ。(断言)
とはいえ次の便は3時間も先。
いつまでもベンチと水溜まり販売機しかない空間にいる訳にも行かないため
エリックの車で近くの町へと向かう。
私 「そういえば、いい加減腹も減ってきたな。」
エリック 「本当なら今頃フェリーで食べてる予定でしたもんねぇ・・・・」
とは言えまだまだ世間では朝っぱらとでも呼ぶべき時間。
お洒落なカフェ等が開くには少々時間が早いため
結局スーパーの中にある喫茶店で朝食を食べることとなった。
船上で朝日を見ながらの朝食に比べればランクは少々落ちるが、
まぁ食べ物にありつけただけでも感謝せねば・・・・・。
とそんなようなことをエリックと話しながら、ソーセージにかぶりついたところで、
耳をつんざくような非常ベルの音が辺り一帯に鳴り響いた。
火災警報である。
なんで今このタイミングやねん!!!
と心の中で渾身のツッコミを入れる私をあざ笑うかのように流れて来たのは
「えー、ただいまより、避難訓練を開始します。
お客様は速やかに駐車場に避難してください」
という館内放送。
いやいやいや、私の朝ごはん!!!
と思うも、まさかそれを理由に居残るわけにもいかず
結局ほかほかと湯気をたてる紅茶を残したまま、外へ避難することとなった。
といってもやはりここはスコットランドクオリティ。
朝から面倒に巻き込まれた、と文句を言っている買い物客はともかく、
スーパーの店員達もぺちゃくちゃと私語に励んでおり、誘導する気ゼロ。
駐車場に出てからも特に指示はなく、
スタッフ同士集まって点呼や館内の避難報告をするでもなく、
ただただその場で井戸端会議。
駐車場を閉めていなかったためこの間にも新しく客が入って来ており、
避難して来た集団と新たに入ってきた車で駐車場は混沌としていたが、
それを誘導するそぶりも見せない。
結局だらだらと外で待たされているうちに、館内から責任者らしき人物が出てきて
「はい、皆さんご苦労様でした」
の一言で避難訓練は終了した。
このアホみたいな訓練に、一体どんな意味が・・・・・。
それこそ日本の小学生の方がよほど真剣に防災に取り組んでいる気がするが、
とりあえずこのスーパーでだけは絶対に火災に遭いたくないと思う私であった。
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