(前回のお話はこちら)
>スージーさんは結局どこの国の人なんですか?
すみません書き忘れましたね。アルメニア人です。
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いろいろとあった末に謎の少女スージーとランチをすることになった私。
聞いたこともない通りを待ち合わせ場所に指定されたのだが
それはどう考えても方向音痴歴26年の私が遭難するフラグ。
結局こちらから「中央駅前の観光案内所」と指定し
13時に待ち合わせることとなった。
・・・・・・・・・・・・・・・が、いざ指定の時間にそこへ行ってみるも
待てど暮らせど彼女が来ない。
ドイツに越してきたばかりの彼女は携帯を持っておらず
私も自分の携帯番号を教えていなかったためお互いに連絡手段はなし。
まぁ、ひょっとしたら迷ったのかもと思い30分程観光案内所前で待っていたのだが
なんせその日の気温はマイナス1℃。
吹きっさらしの中待っているには限界がある。
帰りたい・・・・・。
と涙目で思うも一応約束がある以上、まさか彼女を放置する訳にもいかず
しかし寒すぎて震えが止まらないのでとりあえず駅の中に避難することにした私。
入ってすぐのカフェで温まりつつ、観光案内所前を見張ろう・・・・
と思っていたのだが、その時突如後ろから
「あなた、もん?」
と声をかけられた。
私 「え?はい、そうですけど。スージーさんですか?」
スージー 「そうよ!私ずっとここで待ってたのよ!」
言われて見ればすぐ近くに駅のチケットカウンターがある。
恐らくこれを観光案内所と間違えたのだろうと思い
「駅前の観光案内所ってあっちの建物のことだったんですよ。
私はあそこで待ってたんです。
紛らわしかったですね、ごめんなさい。」
と一応謝罪した私。
すると彼女は少々怒ったように
「もう、すっぽかされたかと思ったわ!私30分も待ったのよ!」
と言う。
いや、場所間違えたのあんたやけどな・・・・・・。
さて、この時点で時刻はすでに13時45分近く。
朝から何も食べていなかった私の腹からは警告音が鳴り響いていた為
「お腹すきましたね。ランチにしましょうか?何が食べたいですか?」
と彼女に訊いてみた。
駅の中には飲食店がたくさんあるので当然ここで食べると思っていたのだが
予想に反して何故か彼女は
「今日は旧市街に行きましょう」
と言う。
私 「旧市街?あ、まだ行ったことないんですか?」
スージー 「何度も行ったわ!でも私あそこで写真が撮りたいの。」
私 「じゃあ、そこまで電車で移動します?」
旧市街のまわりなど観光地価格のレストランしかないのだが、
まぁ越してきて2週間の人がどうしても観光したいと言うのなら付き合おう。
・・・・・・・・・・・・・そう思った私が馬鹿だった。
(続く)