結構前の話になるが
エリックとエディンバラのクリスマスマーケットに行った。
スコットランド国内最大規模なだけあり、かなりいろいろと楽しめたのだが
そこでファッジの屋台(↓)を発見した私達。
ファッジとは砂糖・牛乳・バターを溶かし固め着色したイギリス名物のこと。
甘さのあまり一瞬体が震え、口の中の虫歯という虫歯が猛烈に痛み
鼻から血しぶきが出そうな程急激に血圧が上がる(ような気がする)劇物なのだが
まぁ見た目がそれなりに鮮やかであるため、子供達には大人気らしい。
種類もかなりたくさんあるので、
見ているだけなら確かにそこそこ面白いお菓子である。
さて、この屋台をのんびり見回っていた私達だったのだが
エリックが急に何かを指さして笑い始めた。
私 「どうしたエリック。もしや空気中の糖質濃度が高すぎて気でも触れたか。」
エリック 「いえいえ、でも、面白いフレーバーを発見しましたよ。」
エリックの指さす先にあったのは
「アイロンブル」味のファッジ。
アイロンブルが何かご存じない方も多いだろうと思うので説明しておくと、
スコットランドで驚異的な人気を誇る国民的炭酸飲料のことである。
特に素晴らしく美味しい訳でもない(個人的には栄養ドリンクに似た味だと思う)が、
スコットランド国民にとっては命の水であり
ホリーさん宅のモモカ嬢など、いつぞやのTV収録中に一人で2リットルを空にしていた。
まぁ、自国の飲み物に誇りを持つことは良いことだ・・・・・・。
という訳でアイロンブル味のファッジと言えば
ある意味英国2大スターの共演なのだが、
片やもったり濃厚なキャンディ、片や栄養ドリンク味の炭酸飲料である。
日本で例えるならリポD味のミルキーを食べるようなもの。
いくらイギリス人の味覚がちょっとあれだからと言って、
いくらなんでもこれは流石にただのネタ食品だろう。
というか、そうであってほしい。
ということでいてもたってもいられなかった私達、
折角なのでこれを買って味を検証してみることにした。
エリック 「もん、良ければ先にどうぞ。」
私 「いえいえ、そちらから。遠慮するな。」
エリック 「いやいや、僕は英国紳士ですから。レディーファーストですよ。」
私 「いいからはよ食えや。」
という微妙な押し付け合いの末、結局エリックが最初の犠牲者に。
その後私も気持ち程端っこを齧ってみたのが
まぁ、なんとも形容しがたい、微妙な味であった。
皆さんにも分かりやすく、かつせめてもの情けでお洒落にお伝えするなら
「栄養ドリンク・オ・レ」味
だろうか。
さて、一口齧ってはみたものの、それ以上は死んでも摂取する気になれなかった私。
エリックがひとりでちびちび齧っているのを横目に見ながら
これをモモカ嬢へのお土産にしようか
と提案してみた。
エリック 「え!?これをですか!?!?」
私 「モモカちゃんアイロンブルの凶信者だから喜ぶんじゃない?
なんならホリーさんのブログのネタにもなるだろう。」
エリック 「えー・・・・ちょっといくらなんでも可哀そうじゃないですか?」
私 「いや、あの子はこのくらいの笑い、理解してくれると思うが・・・。
まぁでもスコットランド人ですらそこまで止めるなら、止めておくとしよう。」
エリック 「それが良いですよ。僕もうこれ半分齧っちゃった後ですし。」
いや、いくらなんでも齧りかけを余所のお嬢様にはやらんがな。
+++++++++++++++++
ちなみにうちのおかんから先日
「雑誌の英国菓子特集でファッジのレシピを見つけたんだけど
これって美味しいの?作ってみるかどうか考え中です。」
とメールが来たので
「戦慄するほど甘いです(要約)」
とだけ返信しておきました。
++++++++++++++++++
