本日、かなり赤裸々な病院での診療記録につき
お食事中の方やそういうのが苦手な方は要注意です。
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実は昨日ドイツで初めて救急車に乗ってしまった。
(イギリスではすでに経験済み)
穏やかな秋の光の中、8時頃目覚めた私。
ゆるゆると目を開けようとした瞬間、腹部にもの凄い痛みが走った。
やばい吐く・・・・・!!!
まさかの「目覚めた瞬間からクライマックス」である。
最後の力を振り絞り、トイレまでは辿りついたものの
そこからとにかく嘔吐が止まらず、さらに腹痛は増すばかり。
一人トイレでじたばたしつつ、意外にも冴えわたっていた脳内は
これはこれは・・・・昨日食べたサーモン殿が暴れていらっしゃる。
と即座に結論を下した。
しばらくは何とか一人で対処しようと試みていたのだが
部屋に戻った途端床に崩れ落ちたまま動けなくなり、
異変に気付いたハウスメイト2人が駆けつけた時にはもはや痛すぎて痛すぎて、
断続的に
「おー・・・・・おー・・・・おー・・・・・おー・・・・・」
としか言えないような有様。
速攻で一人が救急車を呼んでくれたのだが、
ここで私あることに気付いた。
あれ、ここにいるの、みんな昨日同じサーモン食べた仲間じゃね?
何故私だけがこんな目に!!!と釈然としないまま救急車に乗せられ
(ところで野次馬に来た近所のおばはんが救急隊員にあれこれしつこく質問していたのは非常にイライラした)
ドイツの救急車の凄まじいスピードを若干カーブで浮遊しながら体感しつつ、
あっという間に大きな病院へ到着。
救急外来受付でいろいろと質問されたのだが
「えーっと、昨日サーモンを食べたのね?」
「・・・・・・はい。」
「一緒に食べた人はみんな無事なのね?」
「・・・・・・はい。」
「嘔吐したらしいけど、下痢は?」
「・・・・・・・・ないです。」
「じゃあ、サーモンは全然関係ないわね。
そもそもあなたサーモン食べてからすでに12時間以上経過してるし。」
まぁ、言われてみれば、確かに。
と言っても、じゃあ今私の腹で暴れているコレは何なんだ!?と言う話である。
結局救急外来の人が
「すぐに先生が行きますから、しばらく待っててくださいね。」
と言うので、一人でおおおおおおと唸りながら個室で待つこと20分。
そうこうしている間に痛みは急激に緩やかなものになって行き、
そしてここでハウスメイトR氏が私を見舞いに来てくれた。
R氏 「診察の結果はどう?もし入院するなら家からいろいろ取って来るわ。」
私 「いや、まだ先生にすらお目にかかれていない状況でして・・・・」
R氏 「は!?」
さほど緊急性はないと判断されたのかもしれないが
万が一ここで放置されている間に死んでいたら、うっかり化けて出るところである。
結局R氏はここで20分程私と雑談をし、
「また午後に様子を見に来るわね」
と言い残して帰って行った。
この頃にはすでに痛みが引いていた私、
救急にいるにも関わらず暇を持て余し、R氏が持って来てくれた携帯で時間を潰す。
その後待つこと20分、ここでようやくドクター登場。
(このドクターはめちゃめちゃ良い人だった)
結構時間をかけていろいろと診てくれたのだが
この頃の私は朝から用を足していなかったせいで
猛烈に尿意を催していた。
ドクター 「とりあえず一通りは診たから、あとはあっちの部屋でナースに採血してもらってね。」
私 「すいません、先生、その前にトイレ!!!!」
と半泣きでドクターに訴えかけ、
なんだかもういろいろなプライドをその辺に投げ捨てながらトイレへダッシュ。
が、数分後、リフレッシュした気持ちで帰って来た私に、今度はナースが
「はい、このカップに採尿して来てください。」
である。
在庫切れやーーーーーー!!!!!!!
一応トライしてみるが、なんせほんの2分前に一仕事したばかりである。
ないものは、ない。
私 「あのー・・・・全力は尽くしましたが、無理でした。」
ナース 「えぇ?!何とかして!検査に必要だから!」
私 「無茶ブリ!」
結局その後、ナースに言われるまま、水を1リットルがぶ飲みした私。
あれ、確か私、腹痛でここで運ばれてきたんじゃなかったか?
と一抹の不安は頭をよぎったが
これをやり遂げねば家に帰れぬと言うプレッシャーからか、
その後20分でミッションクリアー。
人間、やろうと思えば生理現象すら支配できるものである。
ここからさらに待つこと1時間半・・・・・・・
特にやることもなく、ぼんやりと待合室で人間観察をしてひたすら時間を潰す。
と言いつつも、緊急で来たはずが結局最後には一般外来の待合室に移されていたため
パジャマ姿のアジア人である私の方がドイツ人達の格好の観察の的であった。
さて、その後ようやく名前が呼ばれドクターの部屋に通されたのだが
私が部屋に一歩入るなりドクターが立ち上がり
「安心して!ありとあらゆる検査をしたけど、何も見つからなかったわ!」
とにこやかに宣言。
ええええええええええええええええええ!?
まぁ、中の写真撮影までして何も出て来なかったのだから、
本当に何にもないのだろう。
私 「何もないって・・・・じゃああの腹痛は?」
ドクター 「ただの生理痛ね。」
私 「いや、そもそも私生理中じゃないですが・・・・・」
ドクター 「生理の前にも、生理痛になることはあるわよ。」
なんだその知りたくもなかった嫌な真実は。
私 「まぁ、ここで何か病気だと告げられるよりは、何もない方がマシですよね・・・・。」
ドクター 「そうそう。また何か不安があればいつでもいらっしゃい。」
どうでも良いが、この会話中何故か二人ともずっと診察室の中で立っていたので
傍から見るとただの井戸端会議のようであった。
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という訳で、特に何もなし、というお墨付きで帰って参りました。
解せぬ・・・・・・。