多少朝晩はマシになって来たとは言え、まだまだ猛暑真っ盛りのここドイツ。
例年あと数日もすれば一気に気候は秋へと向かっていくらしいが
そうは言っても、今暑いものは暑い。
日本に比べて湿度が圧倒的に低いため
外を歩いている分には(ブゥブゥ文句たれつつも)まだ余裕なのだが、
最大の問題は電車とバスでの移動時。
先日ちらりと言った通り、冷房器具を全く備えていないドイツの公共交通機関。
構造上、窓も嵌め殺しになっており
かろうじて空気の入れ替えが可能なのは運転席の窓と出入り口のドア
そして車内に数か所にだけ設置された換気用の小窓のみ。
車内は動くサウナ状態で、
ラッシュ時には人々の熱気で中の湿度も素晴らしいことになっている。
まさに走る悪夢。
さて、うだるような午後、車内でぐったりする客を見て運転手が心を痛めたのだろうか、
今日乗ったバスは、天井のドアが全開であった。
といってもキャンピングカーなんかについている頭を出すためのドア(窓?)ではなく
緊急時に中から手動で開ける、脱出口のようなアレである。
まぁ、今こそ正しく緊急事態だしな・・・・
乗客を茹で死から救おうとせん運転手の機転のお陰で
いつもより気持ちほど快適なバスの旅だったのだが
まぁ、悪いことは重なるもので、
ここで誰もが予期しなかったハプニングが起こった。
まさかのゲリラ豪雨である。
ほんの数分前までカラッと晴れていた空が、ものの数分でみるみる暗くなり
あれよあれよと言う間に一気に雲から零れ落ちる雨粒。
そしてその雨粒の落下地点にあるのは、空に向けて全開の非常用天井ドアである。
バスの中でまさかの雨。
さほど大きな非常口ではないが、そうは言っても雨漏りには十分すぎる大きさ。
幸い雨は数分で上がったが、
その間バスの車内で、ぱしぱしと修行のように雨に打たれる私であった。