欧州生活も3年目に突入し、

ようやくこの地に本格的に自分自身が根付き始めたように感じる今日この頃。

そんな私だが実は1年半ほど前から、

自分自身の体に起こっている謎の変化に戸惑っている。

一文字で言うなら、それは

『毛』

理由を説明しろと言われても困るのだが、こちらでの生活が長くなると同時に

何故かまぶたの上に、びっしりと毛が生えるようになった。

それも産毛ではなく、かなり黒々とした立派な毛である。

放置しておけばかなり奇妙なことになるため、今では3日に一度はその毛を剃っている私。

剃れども剃れども翌日には薄らと顔を出している毛にうんざりするが

処理を怠るとそのうち眉毛とまつ毛が繋がりそうになるため、こればかりはサボれない。



これだけでも十分興味深かったのだが

さらに最近、もう一つ不思議な現象を観測した。

なんと、前髪の生え際が目に見えて前進している。

これまでおでこと前髪の境界線であった地帯に、薄らと産毛のようなものが生え始めたのが数か月前、

それが気付けばぐんぐんと成長し、今や全長3㎝程まで成長してしまった。

これがもともとあった前髪の下から、天に向かって伸びているため非常に目立つのだが

かといって剃ってしまうのもな・・・と対処に困る私。

そもそも、生え際が後退するという話は星の数ほどあれど、

勝手に前進したなどと言う話はかつて聞いたことがないのだが

これは普通に起こり得ることなのだろうか。



という話を友人にしてみたところ

「寒い所にいる生き物は総じて毛深い。
貴女の体も寒さに適応するため進化を遂げたのでは。」

という有り難いコメントを賜った。



この話が真実であるのなら、

世の薄毛に悩む男性諸君は、今すぐにでも北ヨーロッパに越してくるべきである。



もっとも、欧州にもハゲ散らかしている男性は山ほどいるのだが・・・・。