本日、所用により隣村へ行く必要があり、久しぶりにバスに乗った。
車が主流のド田舎だからか
はたまた単に人口が少ないからなのか
大抵いつ乗ってもこの地域のバスはすっかすかなのだが、
今日は珍しく7人くらいのママさんグループと乗り合わせ
いつもに比べて車内はやや混雑していた。
私が最後にバスに乗車したのだが、その時点で空いている座席は一つのみ。
当然そこに座ろうと思ったのだが
ここで一つ問題が発生した。
座席の背もたれに、何故か持ち主不明のコートが引っかけてある。
日本と同じく横二人掛けの席で、2席とも空いているのだが
その両方の席の背もたれに跨るようにして、コートが無造作に干されているのである。
随分ダイナミックな忘れ物だな。
とりあえずこのままでは座れないので動かそうかと思い
コートに手をかける私。
するとちょうど真後ろの座席に一人で座っていた女性が、すかさず手を伸ばしてコートを押さえ
「それ、私のコートなんですけど。」
と不機嫌にぼそりと呟いた。
お前のなんかい。
「あぁ、すみません、座りたかったもので、」
と、とりあえずにこやかに(?)謝ってみる私。
しかしこの女性、なんとも完璧に私を無視して携帯をいじり始め、
その上コートをどかしてくれる様子もない。
仕方がないのでコートには一切手を触れず、
背筋を真っ直ぐに伸ばした完璧な姿勢で座席に座る私。
これぞ日本の国技、『無言の抗議』である。
もっともこの数分後
一体女性に何が起こったのか私には分かりかねるが
彼女は突如
「バスを止めなさい!!!」
と大声で叫び、
コートと共に颯爽をバスを降りていった為
その後私は、何事もなかったかのように快適なバスの旅を楽しんだのだった。
そろそろ変質者には注意せねばな。
そう心に刻む、春の日である。
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【旅行の達人】
ライターのお仕事をさせて頂いてます。
今回の記事は
『ヨーロッパ周遊旅行で全制覇!見逃しがちな人気観光都市9選』
アムステルダム、オスロ、ストックホルム、プラハ、ブダペスト、ヴィリニュス
何処の国の首都か分からない方はぜひ答え合わせにどうぞ。