職場の上司一家が昨日からタイへと休暇に旅立った。

かれこれ4ヶ月くらい前からこの旅行を計画していたようなのだが

なんせタイのことを

アジア国タイ村


くらいにしか認識していない英国人である。

同じ”アジア国”出身者の私なら答えてくれると思ったのか

「タイまでどの航空会社で行けば良いか」

「タイでおススメの観光地はどこか」

「タイの食文化はどんな感じか」

「タイでは英語は通じるのか」

「治安は良いのか」


等々、出発まで質問の嵐であった。




知らんがな。





悪いが私だってタイには行ったことがない。

なんならタイ人にだって会った事がないのである。

そう切々と訴えれば今度は

「でも日本とタイって近いじゃない?」


と言われる。

そんならあんたお隣ノルウェーの情報を欠片でも知っとるんかいーーー!


と心の中で叫びつつ、

「いや、日本とタイって思ってる程近くもないですよ、多分。」


と言えば

「そもそもタイってどこにあるの?」


と真顔で返される始末。



いや、まぁ私もよく知らんけどな・・・・・。




結局このやりとりを聞いていた周りの人間が思い思いに


「シンガポールの近くの島だった気がする」(←インドネシア)


「中国の近くだと思う」(←大抵のアジアの国は中国に近い)

「香港の下でしょ?」(←海しかない)



と適当な意見を述べ始め、

ますます勝手に神秘のベールに包まれるタイであった。