さて、今回の帰国の際、私が例のコートを着ていないことに気付いたばぁば。

着ていないというか、

そもそもすでにあのコートは私の手元にはないのだが、


さすがにそれを伝えるのは良心が痛むので

サイズが合わないことと、少々自分の趣味とは違ったことだけをやんわり説明。

するとばぁば

「それならばぁばの娘時代の洋服をまだもんちゃんの為に取ってあるとよ。
そやけあの中から何でも好きなもん持って帰りんしゃい。」


と言う。




いらんーーーーーー!!!!!!






50年も前の洋服をもらったところで、はっきり言って着る機会などない。

というかそれはもう着用目的ではなく観賞用として保存されるべき代物である。

という内容をまたも何十分かかけて懇々と説明する私。

すると私の必死の説得が伝わったのか、今度はばぁば

「それなら最近買った新しい服もあるばい」


と言って、今度は新品のコートを持ってきた。

そしてこのコートが、またしても、赤い。






ひょっとして、福岡県には赤いコートしか売っていないのか?
はたまた赤以外は禁止という条例でもあるのか?







唯一救いだったのが、

今回のコートは比較的若者の着用に耐えうるデザインだったことである。


真っ赤であることに目を瞑れば、あるいは・・・・

と思い、早速ばぁばの前で試着してみることにしたのだが、

残念ながら着てみると結構がっつり肩が落ちる。




私 「残念だけどこれは誰が見ても明らかにサイズがあってないな。」

ばぁば 「そしたら仕立て屋さんに持って行って、肩のところを詰めてもらったら良かばい。」



いや、そこまでして着たい訳でも・・・・・。




私 「それにもまたお金がかかるし、仮に詰めるにしたって今日明日完成する訳じゃない。
多分完成する頃には私は空の向こうだよ。」

ばぁば 「それならイギリスに持って帰って肩を詰めてもらったら良かたいね。」

私 「いや、着るかどうか分からない(というか多分着ない)コートを運ぶ余裕はないかな・・・・。」

ばぁば 「そしたらばぁばがイギリスまで郵便で送っちゃろう。」

私 「それは送料と仕立て直し代の無駄だよ。
サイズと趣味の合う人に譲ってあげた方が良いんじゃないかな」

ばぁば 「ばってん、これはもんちゃんに着て欲しいとよ!」




そんなことを言われましても・・・・・(;∀;)





ばぁば 「だいたい仕立て直しなんち、3000円で出来るとたい。そげん高くなかろ?
(註:仕立て直しなんて3000円で出来るの。そんなに高くないでしょ。)

私 「いや、イギリスでいくらかかるかなんて分かんないじゃん・・・・」

ばぁば 「イギリスでも3000円ばい。世界中どこに行っても同じ価格で出来ると!!」




どこ情報やーーーーー!!!!








そもそもが九州(と書いて「トロピカルアイランド」と読む)在住のばぁばの選んだコートである。

北ヨーロッパのスコットランドで着るには薄手すぎて

せいぜい9月中旬まで着られるかどうか。

しばらく袖を通す予定のない、趣味もサイズも合わないコート・・・・。






結論:いらん







しかしここからさらに事態は急展開を迎える。




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クリスマスを前にして仕事が煮詰まっておりますが、

なんとかこの旅行記(?)は年内に完結したい次第にございます。

ちなみに今日漸くもらった出勤表によると

年末年始余すところなくがっつり仕事でした。あら素敵☆


もん