どこの国の田舎でも共通して言えることかもしれないが
グラニー宅の施錠は緩い。
住民不在時でも玄関の鍵は常に開けっ放しで、なんならドアも全開である。
まぁ、ドアが堂々と開け放たれた家が無人とは誰も思わないであろうから
ある意味犯罪者真理を逆手に取った究極の防犯とも言えるだろう。
多分そこまでは考えていないだろうが・・・・。
さて、普段から玄関がオープン過ぎるせいで
『施錠』
という概念をすっかり忘れてしまった私。
引越して数週間はきちんと家の鍵を持って出ていたのだが
最近では常に机の上のオブジェと化している。
なんせ誰かがいようがいまいが鍵が開いているため、あまり鍵を持ち出す意味がない。
が、先日この小さな町の片隅で大事件がおこった。
それは私が夜22時頃帰宅した時のこと。
いつものようにノブを捻るが
なんとびっくり玄関の鍵が閉まっている。
普段23時半頃まで1階でTVを見ているグラニーとグランパ。
しかしこの日は二人とも何故か読書の神が降りてきたらしく
早々に一階を施錠して二階の自室に上がってしまったらしい。
そんなこととはつゆ知らず二人が寝てしまったと思い焦る私。
とりあえずどこか施錠し忘れている場所はないかと
家の周りをぐるっと回ってみることにした。
結論から申し上げると
一階の窓は二か所も開いていた。
しかも施錠忘れなどではなく、これまた大いに全開である。
しかし運の悪いことにこの開いている窓はどちらも大通り側。
その上やや高い位置にある窓なので
ここから屋内に入るには1メートル程壁をよじ登らねばならない。
まぁ、やってやれないことは全くないのだが、
万が一近隣住民に見つかり
「怪しいアジア人が窓から不法侵入しようとしている」
などと通報された日には目も当てられないので
結局無難にチャイムを押して中から開けてもらった私であった。
ちなみにこの 「住居侵入未遂事件」 はグラニーの活躍によって
その後一瞬で話が広まることとなる。