最近、広島の土砂災害に続き
御嶽山の噴火や各地での地震、大型台風など
何かと心配なニュースが飛び込んでくることが多い。
特に御嶽山に関してはここ英国でも注目が集まっており先週は連日のようにBBCでも報道されていた。
日本人に比べれば自然災害というものにあまり縁のない英国民達。
噴火映像を前に、私以上に狼狽えていたのは印象的だった。
さて、先日仕事中のことだが同僚の一人から
「君の国、なんだか大変なことになっているみたいだね・・・。大丈夫?家族が心配かい?」
と訊かれた。
基本的に自国に関係ないことには大体無頓着な英国人。
しかしそんな彼らがあの映像を見て、
遥か極東の島国を心配してくれているのだと思うと、なかなか胸が熱くなった。
私 「幸い知人が巻き込まれたという話は聞いておりませんが、それでもやっぱりなんだか不安ですね・・・。」
同僚 「そうか、君のご家族は首都には住んでいらっしゃらないんだね。」
えぇ、まぁ確かにそうだが・・・・何故ここで東京?
同僚 「今君の国は本当に歴史に残るような重大な岐路に立っていて大変だろうが、
君の国が無事独立して民主化出来ることを願っているよ。」
何の話や。
私 「・・・・民主化?独立?あの、日本はすでに民主主義の独立国なのですが・・・・・・。」
同僚 「・・・・・あれ?君香港から来たんじゃないの?」
まぁ、どうせそんなことだろうとは思っていたが、
彼が話していたのは
香港のデモ活動の話だったらしい。
ちがいますよ、とやんわり否定する私。
するとこの同僚、今度は
「でも香港はアジアの国なんだから、日本にとっても自国の問題みたいなものだよね?」
と言う。
出たよ、欧州人の適当アジア観・・・・・。
そりゃあまぁ、ご近所の国で起こっていることなのでそれなりに関心はある。
そして恐らくこの一連のデモで日本にもそれなりの影響は出ているのだろう。
が、香港に自国のように感情移入できるかと言われば悪いがはっきりとNOである。
欧州の人間からすれば「お前もアジア人だろ」という認識らしいが
そんなことを言いだしたら「そもそもみんな地球人だ」ということになり、さらに話はややこしくなる。
欧州からは物理的にも精神的にも遠いアジア。
彼らの中でアジアの各国の境界線はたいへん曖昧であるらしく
「アジア国日本村」 「アジア国タイ村」 「アジア国中国村←首都?」
くらいの感覚で語る人たちはまだまだ多いのが現状。
とは言え私も、私がイギリスに住んでいると聞いた知人から
「ドイツの交通事情を教えて」
という意味不明な質問を受けたことがあるので
日本人にとっても欧州の各国は
「ヨーロッパ国イギリス村」 「ヨーロッパ国フランス村」 「ヨーロッパ国ドイツ村」
くらいの認識であるのかもしれないが・・・・・。
適当な世界観といえば一つ個人的に興味深い話がある。
実は最近うちのTHE,昭和の日本人である祖母に電話で
「イギリスには”外人”がいっぱい住んどるとやろ?
前に『外人』のこと本で読んだとばってん、気をつけなっせ。」
※本で読んだけど気をつけなさいよ
と言われた。
まぁ、「外人」という言葉のそもそもの意味を考えるに
この地でその外人とやらに該当するのはむしろ私である気がするのだが
ひとまずそこは置いておこう。
「外人」について本で読んだというのがどういう意味かよく聞いてみたところ
「『外人』という生き物は、金髪碧眼で太っていて声がデカいが頭は悪く、
いつも陽気でやたらボディタッチが多く何かあるとすぐにOH!NOOOO!!!と叫ぶ」
と本に書いてあったらしい。
ばぁばよ、それは一体何時代の書物なんだ。
この平成の世に出版されたものでないことは確実だがまぁ問題はそこではない。
ここまで極端ではないにしろ、これをご覧の読者様にとっても
外人(外国人)と言われて一番に思いつくのは案外上記のような人物なのではないかと思う。
面白いのはこの『外人』なる生き物の描写がどう考えても西洋人のものである点。
『外人』という言葉が『日本人以外』を指すとすると
つまりこの世界は『日本人』と『西洋人』だけで構成されていることになると思うのだが
世界を『白人』と『なんかその他有象無象』だと認識している英国人や
『アメリカ人』 と 『なんかその他(略)』 だと認識しているアメリカ人に比べると
日本人の世界観も実は面白いなと思う今日この頃であった。
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昨日の記事への反響が思った以上に大きく
皆様からすでに50件以上ご回答を頂いているのですが
実はその中で読み+漢字両方合ってる正解者様は
5名しかいらっしゃいませんでした。
ささやかな特典として
正解した方のコメントだけ非表示にしておきましたので
ご自分のコメントが見つからない方はどうか自信をもって名探偵に転職なさってくださいませ。
ちなみに
「母音ばかり」「3文字」と書いたのは
ローマ字で書いた時の話ですのでご注意を。
従って私の下の名は『葵』ではありません。