以前ちょろっと登場したスコットランド人の友人エリックは
英会話の先生のバイトをしているのだが
ある日彼から唐突に
「もんが英語を勉強する上で一番難しいのはなんですか?」
と尋ねられた。
私 「一番難しいところ・・・・強いて言えば
”英語が世界共通言語で、我々はそれを嫌でも学ばねばならぬ”
という非情な現実を受け入れるのが難しいですね。」
エリック 「気持ちは分からなくもないですが、まぁそこは克服したと仮定しましょう。
他に難しいのはなんですか。」
私 「むしろ簡単なところを見つける方がよっぽど難儀なのですが、
そうですね、英語の発音は日本人にとって永遠の宿敵みたいなもんでしょうね。」
エリック 「あぁ・・・そういえば前から思ってましたが、
もんの発音はちょっとオーストラリア訛りですね。」
はい?
私 「いえ、私、オーストラリアの土すら踏んだことはありませんが。」
エリック 「それは知ってますが、君の英語を聞いていると時々オーストラリアの映像がフラッシュバックするんですよ。」
なんだその漠然とした理由は。
私 「あ、そういえば前に職場の同僚(スコットランド人)からは
”君の英語はちょっとアメリカンだね”って言われたな・・・。
まぁ、アメリカにも行ったことはないはずですが。」
エリック 「理由は訊きました?」
私 「”君の英語きいてるとなんとなくアメリカを思い出す”という
これまた曖昧な理由でした。」
しかし私、ここではたと気づいた。
「ここが英語発祥の地」
という強い誇りを無駄にいつも胸に抱いている英国人にとっては
アメリカ英語もオーストラリア英語もカナダ英語もアジア系英語も
わりとざっくり一括りに 「変な発音の英語(笑)」 に分類されるのである。
要するに
「君の英語は○○英語っぽいね」
というのは
「君の英語の発音はちょっと変だよね」
という事実を紳士淑女らしくやんわりと指摘するための
ある種の「英国式オブラート」なのではないか。
とは言え自分たちのスコットランド英語もまた
イングランドに行けば「変な英語カテゴリー」にばっちり放り込まれている
という事実は
わりとなかったことにされている模様である。
+++++++
前回の『英語奮闘記』が予想に反して結構反響があったので
時々英語ネタ(という名の泣き言)も書いて行きたいなと思う所存にございます。