折角の夏休みだ!今遊ばずしていつ遊ぶ!
ということでスコットランドから夜行バスを駆使して
0泊3日のウェールズ観光に繰り出した私(と友人)。
ウェールズがどこか分からない
いやいっそそんなもの存在も知らないぞ
という方は
「UK4ヶ国で一番影の薄いなんか南の方の国」
とでもとりあえず認識して頂ければ結構である。
さて、ある種の南国気質(というほど南でもないが)なのか
ウェールズの人々は北国気質なスコットランドの人々と比べると
気さくで人当たりが良い印象である。
そして同時に、驚く程大雑把。
だから例えばバスの運ちゃんに
「ああ、○○城まで行きたいんだね?大丈夫、そこで合図してあげるから。」
と言われ、その40分後に
「あれ?なんで君たちまだ乗ってるの???もう大分通り過ぎたけど?」
と朗らかに告げられても、怒ったりしてはならない。
何故ならここはウェールズだから。
さて、この日ウェールズの人々に和やかに振り回されつつ、それなりに観光を満喫した私と友人。
あとは予約していた中距離バスでいったんロンドンに上がり、
そこから夜行に乗り換えて我が愛しのスコットランドへ帰るだけ
・・・・・というところで事件は起きた。
ロンドンに行くバスの前で何やら乗客達とドライバーが揉めているのである。
訊けば、乗るはずのバスが故障し今修理をしてもらっているが
いつ回復するか全く不明だということ。
私たちのように次の乗継の控えている客も多かったらしく、
現場は押し問答状態なのだが、ドライバーはあっけらかんと
「壊れるバスの方が悪い。俺はただの運転手だから今後のことなんか知らないよ!部署が違うし。」
と全く対応する気ゼロである。
いや、まぁ、実際そうなんだろうが、関係者にこう清々しく言い切られても客としては困る。
さてその場で待機すること20分、今度は同じ会社の微妙に行き先の違うバスがバス停にたまたま到着した。
外で待機していた乗客たちがそのバスになんとか乗れないか交渉してみるが
こちらの運転手も
「へー君たちも大変だね。でも、僕には関係ないから!会社に訊いて!」
と我関せず丸投げ。
現場の対応力・・・・カス過ぎる・・・・・。
ところでここのバス停はちょうど小型のロータリーのような構造になっていた。
といっても1車線で、壊れた大型バスが既に一台止まっているので
その左右にさらにもう一台大型が通過できるスペースなぞない。
そしてこのロータリー自体が街の中心の4車線道路に面している都合上、一方通行のようになっており
一旦ロータリーに入った車はロータリーをくるっと回らないと出られない。
要するに
後続で後からやって来たバスが、今度は壊れたバスと一方通行に阻まれて
ロータリーにつっかえた。
さらに何を思ったのか、この二台のバスの間に普通の乗用車も挟まれていた。
アホすぎる・・・・・・アホすぎるわこの国・・・・・・。
こうして無駄な二次災害まで発生させたのち
結局この壊れた方のバスはこの場では修理不可となったらしく
修理工場送りとなった。
走り去って行く大型バスを見送りながら
「いやー、お互いついてなかったねぇ」
と乗客に語りかける運転手。
いや、貴方は明らかにこっち側の人間じゃないと思うのだが、
しかしここでつっこんでは負けである。耐えるしかない。
とはいえそろそろ1時間近く棒立ちの乗客達。
目の前には本来乗車中に配られるはずだった、軽食と飲料の山。(料金に含まれている)
ここが日本ならすかさず運転手がこれを配って謝罪して回る場面だろうが
ここでそんな高望みはすまい、
と友人と日本語でぼそぼそ打ち合わせていたところ
おもむろに運転手がこの飲食物の山に手を伸ばした。
お、ひょっとして、こいつ、実は気が利く種類の英国人なのでは?
と淡い期待を抱いたのもつかの間
ジュースの蓋を開け、自分のノドを潤し始める運転手。
あんたが飲むんかい・・・・・!!!!!!
結局この後20分ほどで代車が回されてきてロンドンには帰れたが
なんとも疲れる旅となった。