先日、といってもかれこれ3ヶ月くらい前の話だが

所属している合唱団の衣装で黒スカートが必要になったため

英国大手スーパーである某T社まで買いに行った私。

スーパーとは言え自社の洋服ブランドも持っていて意外に可愛いT社製の衣類。

むしろT社くらいしか買い物をするところのない小さな町なので

ここで服を買うとものすごい確率で誰かとかぶる。






さて、それはさておきこの日一人T社の中をうろうろしていると

偶然ホリーさんご一家と遭遇した。

いや、遭遇した、とは言っても

なんか向こうの方から日本語が聞こえて来るな、とは薄々思っていた。


あとで声をかけよう、と思いつつスカートを物色していると

タイミングよく洋服コーナーにやって来たホリーさんと鉢合わせ。

にこやかにお互い挨拶を交わした後のホリーさんの一言。


「もんちゃんって、いつもT社のパンツ売り場にいるわよねー」








いえいえ、実際には、下着売り場のすぐ真横にセール品コーナーがあり

私はそこに頻繁に出没しているのであって

毎回パンツを物色している訳ではないのですよホリーさん。





さて、英国の試着室には、大体試着室専門のスタッフが待機している。

その専門スタッフが万引き防止のために試着室を出入りする衣類の数を確認するのだが

いざ試着室に行ってみると鍵がかかっており、スタッフがいない。

仕方がないのでスカートを持ったまま辺りをうろうろし

たまたま通りかかった近くの暇そうなスタッフに事情を説明してみる。

するとスタッフ、大層面倒くさそうな顔で

「さぁ、・・・・私担当じゃないので良く分かんないんですけど、
とりあえずカスタマーカウンターに行って訊いてみたらどうですかー。」







いや、客を動かさずお前が働けよ。







と心の中で思わず悪態をついても到底口には出さない(出せない)のが大和撫子。

仕方がないのでにこやかにその場を辞してカスタマーカウンターに向かうが

ここで一つ大問題発生。




カスタマーカウンター・・・・レジの外側なんですが・・・・・。





未会計の商品を持ってレジを突破する訳にもいかず、

その上万引き防止のためにレジの横には未会計の商品を探知するゲートがあり

むりやり突破すれば確実にアラームが鳴って捕まる。

おまけに入口付近はパンやドーナツやサンドウィッチなどのコーナーで

さっとスカートを置いておける雰囲気ではない。

仕方がないのでレジが空いた隙を見計らってレジのスタッフに事情を説明。

今度のお姉さんはにこやかに

「あら、じゃあすぐに担当の者を向かわせますから、試着室前で待っててくださいね。」


と館内放送でスタッフを呼び出してくれた。





一件落着。






まぁ、担当のスタッフがやって来たのは放送から10分近く後のことだったが。


もちろん 「お待たせしました」 の一言など死んでも言わないのがここ英国。



なんせスタッフは神様である。








さて、さっさと試着を済まし、会計のためセルフチェックアウトのレジに向かった私。

スカート一枚なのでさっさと終わるはずなのだが

何故か機械から

「年齢確認が必要な商品です。最寄りのスタッフに声をかけてください。」


と突っぱねられた。

あれか、

良い歳したおばはんが微妙に短いスカートなんか履いてんじゃねぇよ


という機械からの警告か。






その後チハナ嬢に大爆笑されながら

なんやかんや会計を済ませたスカートを片手に、颯爽とT社を後にしようとする私。

が、





ピーピーピーピー








何故か入口のゲートが鳴った。

もはや意味不明すぎてこの国が怖い。