もうかなり昔の話になるが、去年のクリスマス、私はおちびちゃんに本とDVDを献上した。
ただでさえ可愛い盛り+叔母が5人もいるとあって
すさまじい量のプレゼントを受けとったおちびちゃん。
ちょっとした一財産状態だった。
そんな中で私のあげるプレゼントなどかすむだろうなーとは思っていたのだが、
意外や意外、おちびちゃんが前回のクリスマスで一番気に入ったのは
何を隠そう私のプレゼントである。
何故なら私のだけ手の込んだラッピングでなく、紙袋に入っていたから。
英国では通常、プレゼントは自分で包装紙を買って来て包む。
日本のように無料でプロが包装してくれたりはしない。
しかしこのプレゼント包装が、ストレスでまつ毛が抜けるレベルでうまく出来ないのが何を隠そうこの私。
加えて相手は1歳の幼児。一瞬でびりびりにされるのがオチ。
挙句おちびちゃんと私は同じ屋根の下にいる訳で、
彼女がびりびりにした包装紙を最終的に片付けるのは、多分私である。
何が悲しくて苦労して包んだものの残骸を自分で処理せねばならぬのか。
という葛藤の末、サンタ柄のミニ紙袋にプレゼントをそのまま入れ
持ち手をリボンで結わえるのみにとどめたのだが
これがおちびちゃんにめちゃくちゃウケた。
何を隠そう彼女、三度の飯より紙袋が好きなのである。
別にそこまで計算しての犯行ではなかったのだが
多種多様なおもちゃの山をそっちのけでおちびちゃんが私のあげた
紙袋(100円)
を一日中大事そうに持ち運んでいたのは
さすがにいろいろと心苦しかった。
一方この時紙袋と一緒にあげた中身は
幼児用の本と『The Snowman』という英国の短編アニメのDVDだったのだが、
こちらはつい最近までとんと日の目を見なかった。
このDVD、日本でも発売されていて子供の頃に見たことがあるのだが
綺麗な映像と音楽の素敵なクリスマス作品、という印象だけ覚えていたので
ご本家の英国で見かけてつい惹かれて購入した。
のだが、
(以下一瞬だけネタバレですよ)
この作品、
10数年ぶりにきちんと見てみると清々しいまでのバッドエンドである。
まず児童向けクリスマスアニメで
主人公が悲しみに打ちひしがれて膝を付くシーンのズームアウト
で話が終わるのは間違いなくこの作品くらいのもんではなかろうか。
「いや、このシーンにはもっともっと深い意味が・・・・・」
と仰るかもしれないが、
あの悲壮な背中から何かを学べというのは、まぁ1歳児には無理ってもんですわ。
そんなこんなで一回だけ見て速攻お蔵入りした私のクリスマスプレゼント。
しかし何故か最近になっておちびちゃんがやたらこのDVDを見たがるようになった。
おちびちゃんはご飯時に必ずDVDを見るのだが、
モゥが、何見たい?と聞くとほぼ9割の勝率で
「すのーま!!!」
と返ってくる始末。やだ可愛い。
本編が20分強しかないためすぐに終わってしまうのだが、
終わったら終わったで、また繰り返し見始める。
挙句先日は
何故かDVD特典のアニメのメイキングと監督のコメントを食い入るように視聴していた。
そこまで隅から隅まで満喫されるとは正直思ってなかった。
しかしまぁ、彼女に付き合わされて一日一回バッドエンドを視聴させられる私たちは
最近軽くスノーマン鬱症候群状態なのである。